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ありがとう
電車の中で訃報を目にしてちょっと泣きそうになった
春になったらやってくるのが燕でしょ?
なんでいなくなるわけ?
さみしいよ つば九郎
愛嬌たっぷりのしぐさや
辛口フリップ芸
丸と同じ大きさの頭(違う)
相手チームの選手にもファンにも愛されたつば九郎
カープの選手とも仲が良くて、カープベンチにすわって選手とお話しているのも
通常の光景でした
病気になったり怪我をした選手を励ましてくれたり
引退する選手を惜しみ讃えてくれたり
優勝したカープにお祝いのメッセージをくれたり
すごく覚えているのは、バレンティンの振り切ったバットが石原の後頭部に当たってしまったときのこと
石原は脳震盪で救急搬送、戦列離脱
ファンとしては
「おい!何してくれとんねん!」案件
しかし
復帰した石原のもとに
バレンティンを伴ってやってきたのは
つば九郎でした
(謝りな、ほら)とでも言うような仕草で
バレンティンを促すつば九郎
大きな体をすぼめて申し訳なさそうに
頭を下げるバレンティン
大丈夫、大丈夫と笑顔で手を振る石原
和やかな様子を目にして
そうだよね、ワザとじゃないもんね
怒りもシューっとしぼむ
えみふるだよね
つば九郎ってそんな存在でした
えみふる
良い言葉だな
つば九郎のまわりはいつもみんな
えみふるだったね
つば九郎のいないヤクルト戦なんて想像できないけど
もしかしたら、ほんとに燕になって空から見てるかもなって
思うことにする
つば九郎
愛嬌と愛情いっぱいありがとう
えみふる