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IT部門がユーザーに提案するべきヘッドセット

Web会議システム導入後の問題

Web会議システムを導入後に間違いなくユーザーからくる問い合わせは音声関係である。例えば"騒音が入るといわれた", "声が伝わらない"もしくは"相手側の声が聞き取りにくい", "相手の声がエコーしている"である。

ちなみにこの問題は切り分けとしては6つありなかなか難しい。マイク、スピーカー、接続状況といった3種類の可能性が、自分と相手側両方にある。

とりあえず最も効果が高いのがヘッドセットである。事実としてWeb会議システム初心者はヘッドセットを利用していることが少ない、もしくは利用していても簡易型イヤホンだったりする。

ただし、ここでヘッドセットを利用してくださいというと、ありがちなのがモデルや型を教えてくださいという依頼である。Amazonを見てもわかるが、ちまたにはいろいろな種類のヘッドセットがあり、確かに選びにくい。ではどのようなヘッドセットをお勧めするのが良いだろうか。

ヘッドセットの選択

IT部門の負担を減らしつつ、効果がでるヘッドセットを考えてみる。

接続形式→有線
ヘッドセットには有線と無線に分かれる。無線はさらにBluetoothとドングルに分かれる。確かに無線はパソコンから離れても会話ができるというメリットがある。また以前と比べて音声の遅延もかなり改善されているようだ。とはいっても、大事なミーティングの前に音声が途切れた→どうしよう→IT部門に連絡、といったケースは多々発生する。IT部門としては有線タイプを選択するべきである。

インターフェース→USB
アナログ端子はすべてのラップトップについている。また携帯でもアナログ端子があるために一つのヘッドセットを使いまわせる利点がある。しかしUSBにすべきである。アナログだとアナログ→デジタル変換となるために音声の質が落ちる可能性がある。

マイク→ノイズキャンセリング
ここは重要である。自分の音声が相手方に届きにくいとき、自分の音声の問題ではなく周囲の騒音の問題である可能性が多い。リモートワークで例えばカフェで働くとき、あるいは家でも案外マイクは遠くの音も拾ってしまう(思っているよりも性能がよい)。ヘッドセットでも安い品物(3000円程度)は無指向タイプであり、容赦なくあらゆる音を拾ってしまう。選択的に音を拾う”ノイズキャンセリング”が明示的に記載されている商品を選択する必要がある。

他にもいろいろな機能があるが、上記3つを押さえておけば比較的トラブルは少ない。価格帯としては7000円~10000円程度であり、コールセンターで利用されているというモデルがよい。

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