「入院生活」1 こんな時でもモニペが書きたい!
私N2は髄膜炎を発症し、12月12日から今日まで入院中です。入院生活でのさまざまなことを語っていきます。
12月13日火曜
こんな時でもモニペ(モーニング・ページ)が書きたい!
まず「今、ここから始める」だ。いつだって、それしかない。
今朝5時ごろ目覚めた。1時半ごろにナースコールして、もらった鎮痛剤が効いて、頭痛がおさまっている。寒くて、もう一枚もらった掛け布団の中で、じんわり汗をかいていた。不思議だ。これまで6日間、38度から39度の高熱が続いても、一滴の汗もかかなかったのに。
病院で用意された肌着に、ベッドの枕ライトで着替える。これ、前開きでホックで止めるタイプだ。3年前に亡くなった母を看病するときも、同じタイプの肌着だった。
熱も下がった感じ。頭痛も全くしない。数日ぶりのすっきりした時間。ゴールデンタイムだ。こんな朝は、モーニング・ページを書きたい。数日書いていないから、考えたことが頭の中パンパンで、しかもこぼれ落ちそうな不安でいっぱいだ。
私にとって、ちゃんと出すべき思考を吐き出せないことは、死を予感させる苦痛の次に辛い、ということか。
病室の天井を見上げて「見知らぬ、天井」と呟いてしまうのは、エヴァ世代の呪いのようなものだ。この台詞はシンジ=庵野監督の感性の鋭さの現れでもある。病室で目覚めた病人の驚きの表現として、初めての言葉ではなかろうか。
昨日一日で全てが変わった。昨日あったことを思い出してみる。