
【ポケカ】ハイランダーアルセウス/アルセウスバレット を本気で考える・巻ノ三
はじめに
こんにちは。相も変わらずハイランダーを握る男、ののです。
最近知ったのですが、ポケカでは「ハイランダー」という呼び方ではなくて、「バレット」っていうんですね。知らんかったです。
ので、巻ノ三から、「ハイランダーアルセウス/アルセウスバレット を本気で考える」という題名に変えようかなと。
さて、巻ノ一、巻ノ二執筆時点では、まだ《パルキアVSTAR》が居るシティリーグは開催されていませんでした。
2022年冬までのシティリーグは、「闘・ミュウ・悪の三すくみ」であり、対立関係がわかりやすい環境でしたが、今はそこにパルキアという最強の例外が加わって、シティリーグはタイプ弱点を突くのがさらに困難になりました。で、
環境にパルキアが加わって、
雷ポケモンの大幅な要求が発生し、デッキに複数枚加えると、
デッキコンセプトの維持が難しくなり、
ポケモン過多でデッキが回らない
これが最近の僕の情勢です。
さて、巻ノ一にて、ハイランダーアルセウスには2つのタイプがあると申し上げました。今回は、「Vたね軸ハイランダーアルセウス」の紹介です。
今回は大した内容ではないので、無料公開です!!
デッキサンプル

2022春:意識すべきデッキ
《オリジンパルキアVSTAR》 -> 雷
《ミュウVMAX》-> 悪
《アルセウスVSTAR + α + うらこうさく》-> 闘
αは、最近だと【ライコウV】、【ガラルファイヤーV】など。アルセウス単体の場合もあり。
《サンダースVMAX》-> 闘
《ムゲンダイナVMAX & ヒスイダイケンキVSTAR》-> 闘・(草)
突如として現れる《ミルタンク》-> 【ヒスイジュナイパーV】
《ジュラルドンVMAX + アルセウスVSTAR》->(炎)・闘
ドラゴンタイプのジュラルドンしかいない場合、割としんどい
《オリジンディアルガVSTAR + α》-> 炎
αは、【ザシアン】がある/ない など。
環境2TOPは対策絶対として、他にも対策すべきカードはいくつかおります。
こう見ると、闘タイプの需要が割と残っているのが、ポイントになりそうです。
また、環境から闘タイプが消え払っているので、超タイプを薄くせねばならないのかもしれません。
採用カードの選考 (雷)
さて、環境2TOPのことを考えると、まず真っ先に考えねばならないのは、雷と悪です。まずは雷から。
選択肢としては、この火力が高くて特性も優秀な【ライコウV】か、

進化を要求するが体力が多く、バラマキも強く、逃げエネ0なので盤面の変化に対する対応が楽な【サンダースVMAX】になります。

どちらも必要エネルギーが軽いことが特徴です。
結論から言うと、現環境では【ライコウV】の方に軍配が上がります。
理由は以下です。
オマケドローが強すぎる
パルキアワンパンを見るなら、ライコウの方が機会が多い。
サンダースは【ばつぐんグラス】をつけることが前提になる。
相手と自分のベンチに6体いれば、パルキアをワンパンできるので、ワンパン条件が、かなり簡単。
という理由です。
また、サンダースは【れんげきウーラオスVMAX】が天敵です。「しっぷうづき」でワンパン仕返されて、サイド3枚も取られるのが、マジで痛いです。
(これは、自分がれんげきウーラオスを入れたハイランダーで、サンダースを相手にしているときに、「痛そうだなぁ」と感じます。)
相手が闘タイプなら、雷は、出さなければいい・と考えればそれもそうなのですが、最近はパルキアとウーラオスを同時採用する変態型が存在しており、雷で攻撃したいのに闘で殴ってくるみたいなこと、実はあります。これにより、サンダースの採用が、より難しいです。
余談なんですが、雷に関しては現状私は満足したカードに出会えていません。パルキアだけ見て、雷採用に目がいってしまうが、雷を入れないという選択肢すら考えています。今後に期待されます。
採用カードの選考 (悪)
続いて、悪ですが、以下を採用候補として考えています。





わりかしいろんな候補がいますが、クロバットだけでも十分ミュウに対応できる算段です。
また、そこに+αの保険で、サブアタにガラルファイヤーを入れるというところに落ち着きます。プランとしては、
クロバットVの特性で安定したドローによる序盤展開を実現。
アルセウスVSTARでエネ供給し場を整える。
アルセウスVSTARが序盤出てきがちなメロエッタを捌く。
アルセすVSTAR倒れる or 逃げて生き延びる
クロバットVMAX出し、ミュウを1体とる。
クロバットVMAX倒れる。
ガラルファイヤーが、「じゃえんのつばさ」で、クロバットと一緒に落ちたエネを吸い取り、すぐさま臨戦態勢へ。
残りのミュウVMAXをワンパンして勝ち。
という空絵が強そうに見えます。
アルセウスVSTAR > クロバットVMAX > ガラルファイヤーVで、サイドレース2-3-2 (1枚分余剰) に持ち込めるのもGOODです。
この動きが綺麗すぎるので、ブラッキーが入る余地がないです……😅
環境に格闘タイプが増えれば、ピンで【フーパV】を入れるのも、ありです。
採用カードの選考 (闘)
巻ノ二、でも言ったのですが、格闘タイプはほんとに激戦区です。




闘タイプの仮想敵は、【アルセウスVSTAR】と、【サンダースVMAX】になります。次弾の【ジバコイルVSTAR】、【ヒスイゾロアークVSTAR】も環境に上がってくると思うので、彼らも仮想敵です。
仮想敵だけ見るなら【ガラルサンダーV】一択でQ.E.D.です。ただし、格闘タイプはもう少しだけ贅沢をさせたい理由があります。
Vたねバレット型は、弱点を持たない「ドラゴンタイプVMAX」に、決定力不足な傾向があるためです。
ドラゴンタイプVMAXで意識すべきなのは、【ジュラルドンVMAX】や、【レックウザVMAX】です。【ヒスイヌメルゴンVSTAR】も、多分環境に入ってきます。彼らの基本的なダメージラインは200点以上であるため、この数値は、たねVだと一発耐えるか耐えないかの面倒なラインです。よって、彼らと純粋な殴り合いをできるポケモンが必要なんです。
そうなると、僕がなぜデッキにルカリオを入れているかが、察せられるかと思います。


下敷きのルカリオは、構築済みデッキに収録されている【ルカリオV】がいいです。これは、
ニコタマ対応
ルカリオが先頭で先行スタート、相手アルセウス。
先行2ターン目にワンチャンアルセウスぶっ飛ばせる
相手が「弱い方のルカリオだ。」と勝手に油断するのを狙う。
の2つの理由が主です。

逆に、よく使われる方のルカリオですが、エネが思いのと、そこまでして運用したいかと言われるとビミョいからですね。「はどうだん」でベンチをワンチャン落とせるやん!という意見をお持ちであれば、実際に使ってみてください。使うタイミングマジでないですよ笑
ここまでをまとめると、仮想敵のワンパン性能に加え、Vたねバレットで苦しめなドラゴンタイプを2パンで見るために、HPが260以上(レックウザにワンチャンワンパンされないライン)で、かつGood Stuffの要件を満たしているのは【れんげきウーラオスVMAX】と【ルカリオVSTAR】であり、使いやすい・使いたいのはどっちか。と考えるとルカリオになると言うわけです。
採用カードの選考 (炎)

炎は正味【エンテイV】一択です。ザシアン以外ではワンパンが難しく、【タフネスマント】をつけた時のHPは280と、実質【エンテイVSTAR】になるんですよね。
単価が高いくらいしか欠点が見つかりませんが、お母さんの足を揉んで、頑張ってお小遣いをため、買いましょう。
採用カードの選考 (トレーナーズなど)


Vたねバレット型では、【タフネスマント】【ファッションモール】がおすすめです。前者は、HP+50で、VSTAR並の耐久を獲得し、相手からすると「向こうはワンパンしてくるのに、こっちはワンパンできないやん…」という状況を簡単に作り出せます。
で、後者なんですが、前者のカードが作り出した状況に連ねて、以下のようなムーブをかますと、ゲームエンド級の戦況を作り出せます。
【タフネスマント】をつけた、相手の弱点を突けるポケモンAが相手をワンパンした。
次の相手のターン。後続の相手ポケモンBが殴るが、【タフネスマント】をつけたポケモンをワンパンできなかった。
次の自分のターン。【ファッションモール】の効果で自分のベンチポケモンA'に【タフネスマント】を委譲し、Aは最後っ屁をかます。
次の相手のターン。後ろのポケモン (A'など) が硬くなってるので【ボスの司令】を打ちづらい (打っても意味がない)。ので、Aを素直に倒す。
A'で、返り討ちさせる。
これが決まると、本当に生きた心地がします。
相手は悔しさのあまり、「弱点突かれるなら、負けるに決まってるやん!」と悪態つきますが、それがまた気持ちいい。弱点 is GOD。
おわりに
5月上旬のトレーナーズリーグ (マスポもらえるやつ)に、このデッキリストのまんまのVバレット型を持参し、見事優勝しました。現環境は、れんげき型よりVたねバレット型が若干強いですね。
ここまでの記事で、Vたねバレット型、れんげき型を紹介し、それぞれの特徴などを解説しました。
以降も、新カード登場のたび、変化を柔軟に受け入れ、研鑽を積んで参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。