膝、膝、膝、ありがとうございまひざ!!
3月13日(水)、3月30日(土)、そして昨日4月11日(木)と、世にも不思議な?新作浪曲「膝枕」を口演させて頂きました。
原作は、ご存知、脚本家の今井雅子先生。
「世にも奇妙な物語」の没プロットから生まれた短編小説「正調 膝枕」と、今井先生が『いつか講談や浪曲に』と書かれた「七五調 膝枕」。
ご縁がありまして、この二つの作品を元に、北角文月先生に浪曲脚本にして頂きました。お三味線は、3回ともに旭ちぐささん。
お聴きいただきましたお客様、誠にありがとうございました。
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内容が深すぎて、新米膝枕erの私には分からないことが多々あり過ぎます
初演は3月13日「池袋夜間飛行 第5夜」、昨年の9月から始まりました、講談の神田伊織兄さんとの2(ニー)人会です。
毎回ひとつのテーマで、浪曲と講談をお聴きいただきます。
今回のテーマは『人外の恋』。伊織兄さんの演目は、江戸川乱歩原作「人でなしの恋」、どちらも地下の劇場ニーピッタリです。
ありがたいことに、初めて満席となりました。そこで4月、追加公演をさせて頂くことが決定いたしました。
仲入り前のトークコーナーでは、今井先生、北角先生にもご登壇頂き、膝枕をめぐるトークをお客様と楽しみました。曲師の旭ちぐささんに、今回の作品にあたっての手の工夫なども少し実演して頂き、更には3月30日の木馬亭での天中軒すみれさんとの2(ニー)人会での、2(ニー)回目の膝枕口演が決まりました。
そして迎えた3月30日。
「赤坂で浪曲」という、前座の頃からお世話になっている会です。
この日は「第八十八回」。
「膝」の中に隠されたる、「八十八」の文字。そして、数字にした時の「88」は膝頭を2つ並べて正面から見た時の形、更には会場となった木馬亭の座席数は「131」席、『上から読んでも13(ひざ)、下から読んでも13(ひざ)』、これはまさに『ハナレラレナイウンメイ』と、今井先生が教えてくださいました。
この日は前半新作、後半はそれぞれ師匠の演目、という番組でした。
新たに浪曲協会会長にご就任されました、天中軒雲月先生も見にいらして下さり、帯を締めて頂いてしまいました。気合が入りました!
一、 江上 潔作「小平誕生ものがたり 九郎兵衛、村を拓くの巻」すみれ、理緒
一、今井雅子原作、北角文月脚色
「膝枕」 三可子、ちぐさ
~仲入り~
一、太刀山と清香 三可子、ちぐさ
一、男一匹 天乃屋利兵衛
すみれ、理緒
そして昨日、「池袋夜間飛行 臨時増便第6夜」
前回と演目は一緒ですが、『増便感謝企画』としまして、初のクイズ大会を開催しました。それぞれクイズを考えまして、十八問(あっ、また『膝』が…!18でも、座布団に座った膝が‥)の名クイズが生まれました。最後まで残ったお客様には豪華?景品が!!
実際やってみると、全問出すほどの時間はありませんでした…残ったクイズはまたいつの日ニーか、お楽しみニー‥