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遅延特約特急券(マルス券)


7/9夕方

そこそこ天気が良かったので犀川カーブにて列車を撮影していました

いつまで経ってもしなの20号が通らないのでおかしいなと思ってどこトレを確認したところ「運休」

どうも中央西線内大雨で大幅な遅れが発生しているようです

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(写真はしなの13号 383系A3編成)

JR東海の運行情報サイトではしなの15号がすでに60分以上の大幅遅れとなっていました

これは遅延特約特急券を狙ってみる価値はありそうだ、ということで運行情報サイトでしなの15号が動いたのを確認し、19時40分に篠ノ井駅へ。


「しなの15号遅れてますけど、遅れ承知特急券って出ますか?」

駅員「??? ちょっと待ってくださいね」

奥で問い合わせを始める駅員氏。

数分後

駅員「発売して良いとのことなので発券しますね」

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マジかよ。

ネット上で幻だの言われてる「遅延特約特急券」があっさりと手元に。

マジか。

通常760円のところ半額の380円です。

まぁ、せっかく買ったので乗ります。

19時58分にしなの15号が篠ノ井駅入線。

383系A6編成です。

自由席特急券なので6号車に乗りました。

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うわー。夢?

3時間も遅れているため車内放送では繰り返し特急券の払い戻しに関するアナウンスが。でもこれは払い戻せないんだよねぇ。

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20時8分、長野駅に3時間12分遅れで到着。名古屋方面からの皆さん、乗務員の皆さん、お疲れ様でした。

というわけで発券に至る経緯や実際に使用してみた様子は以上です。

改めて券面を確認。

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「遅れによる急行料金の払いもどしはいたしません」

急行料金表記かよ、たまげたな

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遅延特約「遅れ承知」割引印章

こんな割引印章初めて見た。(当然)

遅延特約特急券(遅れ承知特急券)が発売される根拠となっているのは旅客営業規則第57条の5第1項です。

『急行券を発売する際に、急行列車が約2時間以上遅延している場合又は約2時間以上遅延することが確実な場合は、当該列車が遅延したときであっても急行料金の払いもどしの請求をしないことを条件として遅延特約の急行券を発売する。この場合、割引の急行料金によって遅延特約の急行券を特別な条件を付して発売することがある。』

(JR東日本公式サイト https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/02_syo/07_setsu/05.html より)

遅延特約が出るからと言って割引で発売されるとは限らないようですね。今回は割引で発売されましたが。


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