お父さんへ2

私は、物心ついた時から
自分がなぜ生まれて来たのかをずっと考えてきました。


その中でとても疑問だったのは、
「お父さんは結婚しても生活費を払わないような人なのに、なぜ結婚したのか？」
「自分の奥さんが体調が悪くても放置するような人がなぜ結婚したのか？」
ということでした。


お父さんとは会話もろくにしていなかったので、
想像でしかありませんが、４０歳近くまで独身で恋愛経験もなく
本当は、このまま独身でもそれほど不自由はしていなかった。

でも兄達や親戚に結婚したほうがいいと言われしょっちゅうお見合いの話を持ってこられたり、
時代的にも結婚するのが当たり前だったし、
年齢的に自分の老後が不安になったり、
そういうことだったと思っています。


恋愛結婚でもないから、妻を愛していたわけでもないんですよね。
４０歳近くなりお見合いの話がきて、相手もおとなしそうな人で家柄も良かったから
結婚を決めたんでしょうね。

DVやモラハラ男性は相手を選ぶというけど、
お母さんが気が強い人なら結婚していなかったと思います。



お母さんも、生活費はくれないし口を開けば批判や愚痴しか言わない夫で
相当ストレスだったと思います。
お母さんが病気になったのも、ストレスが大きかったかもしれません。
そして病院へも連れて行かなかったお父さんは、お母さんを見殺しにした可能性もあるんですよ。

お母さんを早く病院へ連れて行っていたら、もう少しは長く生きられたでしょう。
私もお母さんと一緒にいられる時間が少しでも伸びたでしょう。



それを考えると、まだ完全に許すことはできません。