まんまるお月さま
ついさっき、西の海に夕陽を見送ったばかりなのに
「あれ?またお日様??」
と見間違えてしまったほど、
まんまるなお月さまが東の山から昇ってきた。
西も東も見渡せて
昇りたてのお月様に出逢えるのも
田舎暮らしの良いところだ。
満月の日は
車のスピードもゆっくりなる。
追い越す車もなく、みんなツラツラ連なって
のんびりのろーり、走っている。
満月ってすごいなぁ。。。
ただそこにいるだけで、
人の心をとろーり溶かしてしまうのだもの。
お月さまをみると
昔、大好きだった
『お月さまってどんなあじ?』
という絵本を思い出す。
動物たちが、
力を合わせてお月さままで登り
パリッとお月さまを食べるお話だ。
お月さまを食べた動物たちは、
とろーりとろけてしまうのだが
その満たされたような
動物たちの絵が
なにより大好きだった。
今宵もまた
まんまるお月さまに
とろとろとろーり
わたしの心も
溶かされた
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?