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音楽を聴かなくなり、ライブハウス.フェスに行かなくなった話|
みなさんは音楽ライブに現在行っていますか?
今回はつらつら現状の事を書いてます。昔は情熱があったのに音楽を聴かなくなったこと。
僕は大学時代毎月必ずライブハウスに行っていた。
地元バンドの客10人くらいのライブでも。
それが辛かったバイトの唯一のモチベだった。
音楽スペック
元バンドマン(軽音サークル.コピーバンドレベル)
CD900枚DVD100枚を保有していた(ほぼ売却済)
CDレンタルはおそらく5年で2000枚
iPodの曲数が2万曲以上
フェスは10年程行く
ミリオンロックは2019まで参加
一番行っていた年のライブ回数は20回ほど
ライブの開催状況は逐一チェック
今はもう無い。チケットコルクボード。
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そんな奴が
全く行かなくなりました
理由はいくつかありますが、
一番の原因を書きます。
人に話した事はなく、生活上困る事も無い。
僕は音楽を聴いても脳のドーパミンが昔に比べて殆ど出なくなった。
参考記事
![](https://assets.st-note.com/img/1723855533056-lEiRKTIkm1.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1723855569322-QxsVveYwSD.jpg?width=1200)
20代中盤まで聴いていた好きな曲は今でも聴けるがほとんど聴かないしほぼ興奮しない。
ドーパミンとは脳内で幸福感を与える物質
![](https://assets.st-note.com/img/1723849809189-JVKQizGoOP.jpg)
良い意味で幸福感、悪い意味で依存症になりやすい。
![](https://assets.st-note.com/img/1723849830978-1JxcUkJ2ar.jpg)
一番行っていた時は下手なバンドがディストーション(歪み)をかき鳴らしてても僕の脳は興奮していた。
体に残響を浴びたい!脳が興奮する!
好きなアーティストの曲は100回は繰り返し聴いて
ライブでは涙していた。
このドーパミンと関連する前頭前皮質は老化で退化する。ここが退化して音楽に興味が無くなったと推測。
![](https://assets.st-note.com/img/1723855657829-0l9x5oldDX.jpg?width=1200)
ライブハウスに最後に行ったのを調べてみると2020年だった。
ナンバーガール金沢エイトホール。
その前に行ったのも2017年にvanvan v4でグッドモーニングアメリカを見た以来。
グドモの時に横に芸能人ぽい本田翼似の子がいて可愛すぎて今でも覚えている。
あの子マジで可愛いかった。
話は戻り、ナンバーガールが再結成して僕は絶対に行こうと思いチケットを買った。
運良くコロナ禍前だったので問題なくライブは行われた。
ただ中盤になると退屈になり眠気が襲ってきた。
まさか大音量の中で眠気になるなんて思ってもみなく僕自身がショックを受けた。
「嘘だろ…」
好きな曲なら何とかテンションが上がるが、20代前半の何でも興奮するような感じにはならなくなり、僕はそれから行っていない。(フェスには2022年まで行っていた)
行かなくなった複数の理由
①環境の変化(ライブ友達の減少)
②社会人になった自分の精神の変化
③金銭面(優先順位の変化)
④時間の浪費、精神面への影響
⑤ドーパミンが出なくなった(音楽に対する情熱、欲求が無くなった)
⑥好きなアーティストがライブをしない、解散した。一回は見ていて新鮮味が無い。
⑦音楽系の人間関係で疲弊
①環境の変化
![](https://assets.st-note.com/img/1723860758707-fzQgGSwAp5.png?width=1200)
殆どの友人が結婚して家庭が出来てライブには来なくなった。
コロナ禍も4年ありライブに毎年行っていた知人なども連絡を取っていない。
数年ぶりに連絡するともはやライン、インスタなどが不通の場合がある。
年齢を重なる事に友人関係が疎遠になった。
コロナ禍前の2019年までサークルの後輩など、誰かしらフェスで会う機会があった。
それが少しは楽しかった。
一人で行くのが9割くらいだったが、ライブの友人も少なからずいた。
四国に帰ったライブ友達にN-18の動画が無いか
今月、数年ぶりに電話したが2時間の長電話になった。
レアチケットをSNSで譲ってもらってから交流が始まり、記憶から忘れていたホルモンのライブに一緒にいた話、関係がなくなった友人との3人のカラオケ、
僕が忘れていた記憶を相手は覚えていた。
それがすごく幸せだった。
別の知人にも連絡を取ると、部室で自分が腕立てをしていた事を覚えていた。全く忘れていた。
関係性は悪くないが友人たちは子供が出来て多忙になり、石川県に来る事はもう無く音楽も聴かなくなっていた。
②自分の精神の変化
![](https://assets.st-note.com/img/1723860891653-pSEZy0pE3n.png?width=1200)
ライブハウスのキラキラした若い人たちの中に自分がいるのが
「俺は何をしているんだ」(これは現状が余り良くないせい)という気になり、
加齢による体力低下や、そこで汗だくになりながらモッシュ、ダイブももはや出来なくなった。
てか、汗だくでよくそのまま冷えた体で帰れてたと思う。今だと近くにホテル取ってすぐにシャワーするか、遠目で確実に見る。
ライブが減少したのは新卒1ヶ月目に平日メロコアライブに行き、足の爪が剥がれたが翌日仕事で長距離を歩かなくてはならなく痛みに苦しんだ事。
筋肉痛になると翌日仕事に支障が出る。休む事は出来ない。19時仕事終わりで行けない。そこから平日ライブに行くのが徐々に無くなった。
年配アーティストのライブにその世代の人が集まるのも理由が分かった。
潤沢な時間があった学生生活から社会人になると忙しくて音楽を聞かなくなるし、そもそも音楽に興味が無くなる。
都市部の電車通勤とかだとまた別だと思うが。
若い客が多いライブに行くと疎外感がある。
昔は「一番はしゃいでやる!」
初対面の人みんなでタオル全員集合写真な
ライブキッズだったが、前へ行き汗だくになるのはもはや無い。
社会人が長くなると常識が備わっていき、年下バンドマンのメンヘラトーク、明らかな幼いトークなど、
そういうのも耐えられなくなり、「あぁ..バンドマンだな、昔は自分もあんな性格だったな」って冷めた目で見てしまう様になった。
最近では元某雑誌ライターのアカウントとかを見てもアーティストより編集者の方が上から目線の発言が目立ち、ライターってなんでこんな偉そうなんだろうと引いた事もある。
そのノリで自分は大学生時代ロックとはなんだと尖り、過ごしていたのだから痛すぎる。
③金銭面
ライブ自体のチケットも高騰していて1公演2万を超える場合がある。昔は数万出していたが今はライブ自体にそこまで感動(ドーパミン)が出なく価値に見合わない。
驚くと思うが、最安2500円+ドリンク代500円が有名アーティストでポリシー的にあった。エルレガーデン他。
中間層のバンドで3800+500円、ちょい高め設定で4200円くらいだった。
2010年前後でダントツで一番高かったのがラルクの1.3万円だった。ホールアーティストで6000-7000円くらい。
今の単独はチケットが安くて6000円くらい+交通費で価値を感じなくなった。
熱量が無くなってからまだフェスで数バンド見るのに一万を払った方が自分は良く、単独にはよっぽど好きじゃないと行く気がしない。他の物に金を使ってしまう。
絶対無いが唯一行くとしたらメタリカの来日公演くらい。
④時間の浪費
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金沢のライブハウスに毎月行っていた時はネットの公演情報を逐一チェックして購入していた。好きなアーティストのファンクラブ(ウーバーワールド)にも入っていたが今は音楽自体をほぼ聴いていない。
一番熱中していた時は公演日数日前にアルバム発売、新曲を覚えるのに数時間かけていた。
ドーパミンが出なくなったのが一番だけど、大学への長距離運転、電車通学時間で音楽を聴いていたのも大きい。
今だとYouTubeで好きなアニメ、バラエティ動画を垂れ流しで見れるが、ガラケーの時代にはiPodで音楽を聴くくらいしか暇つぶしが無かった。
だから本を読む、音楽を聴いていたんだと最近気づいた。
⑤ドーパミン(興奮.幸福感放出)が出なくなった(音楽に対する情熱、欲求が無くなった)
2015年くらいから対バンなど余り好きではないバンドが退屈を感じる様になった。
気づいたのが好きだった9mmとでんぱ組incの富山対バンツアー。前者は正直面白くなく、でんぱ組が当時絶頂期で始まった瞬間から面白かった。
多分音楽の好みが変わってしまった。
今まではそこそこ聴いていたバンドが、「つまらないなぁ...」という感じになり、ローカル音楽番組N-18デコも2017年頃から見なくなり、何も知らないバンドの新譜をレンタルするなども無くなった。
そもそもTSUTAYAが潰れた。
iTunesでレンタルCDをiPodにいれて聴くサイクルが無くなり、
mixi もFacebookも廃れ、周りがライブからどんどん離れ、結婚していき
音楽を聴いていてもこれ以上何も起こらない。
毎年同じ場所で似たレベルのバンド、バンドのトークも決まっていて同じ。
これびっくりするんだけど、ホントに年越しフェスとかに毎年出てるバンドって同じトークするんですよ。そりゃ飽きるって。
⑥好きなアーティストがライブをしない、方向性が変わった、解散した。一回は見ていて新鮮味が無い。
僕が単独で行くなら椎名林檎、ウーバーワールド、ラッドウィンプス、BUMP OF CHICKEN、B'z、ELLEGARDEN、ワンオクロック、マキシマムザホルモン、the back horn、X JAPANなどだったが、
公演が都市部のドーム公演、
ファンクラブに入っていないと取れない、
アーティストがマンネリ化、
好きな曲をしないなど、徐々に行かなくなった。
本人達自体も10年以上同じ事を繰り返して、固定層がいる売れてる人は初期の大衆受けからマニアックな曲に移行、中間層のバンドは才能の枯渇、ライブのモチベーションがなくなっている節がある。
初期の売れてやるんだ!というやる気に漲っているメンバーの緊張感、旬な感じは無い。
⑦音楽の人間関係で疲弊
人間関係のいざこざ多かった。
将来的に音楽でモテる、彼女が出来る、
何かいい事があるかもとバンドサークル、xでライブ友達など作ったが
結局殆どの人は繋がりが薄くライブでたまに会ったくらいだった。
仲が良い友人も数人はいた。
別に女と共通の音楽が好きでもモテない。
マイナーバンド好きな人って半分くらいちゃんとしてない人が多い。
青年期に人生うまく行っていないから、逆張りでマイナーなバンドを好きになり、アイデンティティにする。
JPOPなど大衆的な音楽を聴いている人の方が性格の癖は確実に少ない。
音楽って宗教であり、元の性格からその音楽が好きになる。
20代前半はバンドをしてるとアイデンティティにはなったが、社会人になるとギターしてましたなど余り特技としてよく見られない。
えっ?まだしてんの?他にやる事ないの?って僕は言われたらなる。
社会人になり話の幅がなく苦労した。
誰も知らない洋楽バンド100を知っているより、
旅行に行きまくり47都道府県エピソード話せた方が知らない人と話せる会話の幅は明らかに広がった。
まとめ
年齢を重なると音楽の情熱はほぼ無くなった。
悲観的では無くいつかまた興味が持てれば良いと思い書いてみた。
まあN-18の過去放送が見たいと思っているなら、それはそれで音楽熱が少しは復活してるのかなと。
終わり!
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