2024年 引退出資馬 収支と振り返り
ふと思い立って昨年引退したジュビリーヘッド、ソーヴァリアント、レベランス、レトリカルについて振り返ってみました。
ジュビリーヘッド 7歳 34戦5勝 +278,609円 (2/400口)
再募集の日、2019年5月14日はたまたま午前に出張があって、その移動の合間の浦和美園駅前で募集開始を待ち構えていたのを今でも覚えてます。
しかし、デビュー戦は1番人気で勝ったものの鞍上の今後の成長も考えない雑な逃げでの辛勝。これは募集価格の5,000万円の回収は厳しいかなと思ったのは今でも覚えてます。
次走の秋明菊賞でムーアが脚を溜める競馬を教えて2着に来たのに、戻った鞍上はまた簡単にぶっ放すレースを繰り返す。個人的にこの件でぶっ放した(採決の机をひっくり返したことで有名な)あの騎手のことは未だに好きになれません。
その後、福島のローカル平場で藤田菜七子鞍上で深みの無い先行でぎりぎり勝って、その後の2勝クラスは減量騎手を乗せての行って来い競馬。もうこれで頭打ちで終わりだなと思ったところに救世主横山和生が現れました。
テン乗りで早速行って来いではなく、脚を溜める乗り方を試し次走ではさっそく結果を出してくれました。
2勝クラスを勝った時点で以下のコメントが出た時は目を疑いましたが、有言実行でオープンまで導いてくれました。
しかし、最高速が遅く1分7秒台前半の勝負になるとスピードが足りず、切れる脚がないので末脚勝負もできない、また重馬場になると苦手なスプリンターという、勝負になる条件が狭い馬をよくここまで能力を引き出してくれたと思います。
横山和生に出会って無ければ、行って来い競馬で3勝クラスに上がって掲示板に入ることなく引退していたと思います。いくら馬に能力があっても、その能力を引き出す外的環境に恵まれないとどうしようもないということを目のあたりにしました。
ソーヴァリアント 6歳 19戦5勝 +2,515,299円 (1/40口)
外的環境に恵まれて能力が引き出せたジュビリーヘッドの逆がこの馬。
愚痴を言い出すとそれこそキリが無いんだけど、この馬の使い方でよく分からなかったのが
① 3歳春:弥生賞を鞍上大野で使う
未勝利を勝った時の鞍上戸崎は海外遠征で不在。そんな中、いきなり大野で弥生賞出走。結果はタイトルホルダー、シュネルマイスター、ダノンザキッドに次ぐ4着、そこまでクラシックにこだわりを見せるなら次は青葉賞やプリンシパルSかと思ったら全スルーで札幌開催へ。
この3月に無理して格上挑戦せずに1勝クラスを勝ってたら、その後のローテーションの余裕が出来たのに。。
② 5歳秋:マイル路線への切り替えとマッチョ仕上げ
多分引っかかるようになってルメールに距離短縮進言を受けてと想像するマイル路線転向。でスピードが足りないのをもしかしてマッチョ化して、パワーアップして補おうとしてたのかいつ見ても太め仕上げだった気がする。
そもそもこの馬はマイラーに魔改造するにはそこまで骨格も大きくないし、さらにピッチ走法でもないのにマイルのペースに押して出すようにしたらマイルCSで躓いたように馬が求められることに身体が追いついてなかった気が。
そもそも出資馬を選ぶ時に調教師が分かった状態で決めてるから、それも含めて自己責任だろと言われればそうでしかないんだけど、これもかつて出資していたルージュバックでの惜敗の経験があってのブラストワンピースでのG1勝ちも出来てるんで成長したと思って出資したもののこの有り様でした。
そんな煮え湯を飲まされてきた大竹師ですが、社台グループからの評価はあまり上がっていないようで社台RH、サンデーR、社台オーナーズ、シルク、キャロットでの委託は全クラブで年5頭止まり。そんな数少ない枠なのにキャロットは確実に1枠をルージュバックの仔で埋めてくれます。
よってルージュバックの母馬優先出資権持ちの自分の師との戦い(?)はまだまだこれからも続きます。フレーヴァードも伸び悩み感が出ていて厳しい状況ですが、師に対してポジティブな感情が抱ける日が一日も早く来ることを待ち望んでいます。
レベランス 6歳 25戦3勝 +45,422円 (2/400口)
この馬、真面目に走ったらすごく強かったって今も信じてます。でも本当に真面目に走らない。ゲートは出ないし、その後も前につけない。でも騎手が福永もしくは外国人だとちゃんとやる気を見せる。
新馬戦は相手がレベルが怪しいこともあるものの勝ち方がド派手な追い込みで勝った時のやる気のある走りは最初で最後になるとは思わなかったけど、あの再現をどこかで見せて欲しかったなー。
あと不思議だったのは見切られ方の早さ。
2勝クラスで勝ち上がったあとにすぐに、3勝クラスの初戦、松籟S 0.3秒差の6着で長距離戦で今後稼げそうと期待したら、何故か次走は鞍上水口と。結果としてその後はすべて2桁着順なので見切りは正解だったかも知れないけど、もうちょっと工夫してもらっても良かったのかなと。
レトリカル 3歳 未出走 -97,804円 (2/400口)
一番キャロットの値段のインフレ率に、自分の上限価格のアップデートが追いつかず”フォームが小さくなってた”時に選んだ世代でした。
安いけど、あわよくばみたいな狙いで選んでみたものの二度の骨折とダメでした。