週末トラベルでヨーロッパ!?連休で行くエストニア旅行4日モデルコース
こんにちは。社会人トラベラーの”のの”(@n17hello_world)です。
今回はなんと、3連休+1日の休みだけでヨーロッパにあるメルヘンな国、エストニアを楽しめちゃうプランのご紹介です。エストニアと聞くと非常に遠い国のような気がしますが、日本から一番行きやすいヨーロッパと言われるフィンランドからすぐの場所にあります。首都タリンはコンパクトな街なので、なんと4連休でも楽しめてしまうのです☺︎
後半でトータル費用もご紹介しますので、次の旅行の参考にしていただけると嬉しいです。
*エストニアについて*
バルト3国の1つであるエストニアは、フィンランドの首都ヘルシンキからフェリーで2時間の近さにあります。ヘルシンキより物価が低いので、週末にお酒を買いに行くフィンランド人もいるんだとか。実際にヘルシンキ行きのフェリーに、たくさんのビールやワインを持って乗り込んでいる人がいました(笑)
エストニアは1991年に独立するまではソ連の一部だったということもあり、街のお店にマトリョーシカがたくさん売られていました。
そんなエストニアは近年“IT先進国”として知られています。行政サービスの99%以上が電子化されているとのことで、国民1人1人が持っているIDカードを使ってインターネット上で住所変更や納税、投票までもできてしまうそうです。(家で投票できてしまうと、他人からの干渉のリスクがないか少し不安ですが。)子供の学校の成績にもこのカードでアクセスできるんだとか!
日本ではまだまだ考えられないレベルですが、人口130万人ぐらいの小さな国なので、新しいことを進めやすいのでしょうか。ちなみにSkypeもエストニアで生まれています。
世界遺産に登録されたメルヘンな街並みとのギャップに萌えますね!(笑)
それでは、そんなエストニアの首都タリン(とちょっとだけヘルシンキ)を4日間の休みで満喫できてしまうプランをご紹介します。
*今回のプラン*
1日目-木曜日-
0:00 成田空港集合
今回は深夜発のフィンエアーを利用しました。フィンエアーの深夜発便は関西空港からも飛んでいるので、関西在住の方も似たようなスケジュールで旅行していただけると思います☺︎
飛行機に乗り込む前に、ユーロへの両替をしておきます。エストニアは2011年にユーロを導入しており、少し立ち寄るフィンランドも、北欧で唯一ユーロを利用している国です。ユーロは円に比べて世界での供給量が多いので、日本で両替しておく方がお得なのです。ただ、2カ国ともクレジットカードが色々な場所で使える国なので、両替は少なめで良いかもしれませんね。
フィンエアーのいいところは、機内食が美味しいところかなと思います。私は毎食完食しました!
5:30 ヘルシンキ着
ヘルシンキには早い時間につきます。両替も終わっているので入国審査を終えたら、早速電車でヘルシンキ中央駅に向かいます。
7:30 ヘルシンキ大聖堂
ヘルシンキ中央駅から少し歩いたところにヘルシンキ大聖堂があります。福音ルター派の総本山だそうです。福音派とルター派ってなんかイメージが異なるような気がするのですが、福音ルター派というのがあるんですね。なんとフィンランド国民の80%程度が所属しているそうです。キリスト教について詳しくなると、旅行がさらに楽しくなりそうです。
階段に座って朝のヘルシンキの雰囲気を感じるのも気持ちいいです。
8:30 生神女就寝大聖堂(Uspenskin katedraali)へ
日本語に訳すとすごく難しい名前になりますが、フィンランド語をそのまま読むとウスペンスキー大聖堂、となるようです。
正教会の建物らしく、玉ねぎの形がトレードマークになっています。でもロシア正教会の建物と比べると、カワイイというより厳かな雰囲気があるような気がします。フィンランド正教を信仰している人口は福音ルター派よりもかなり少ないようですが、総本山の建物は両方ともとても立派ですね。
9:30 カフェでまったり
ヘルシンキ中央駅に戻ってカフェでまったりしました。
駅周辺のお店で北欧デザインの雑貨を見るのも楽しいですね。
11:30 フェリー乗り場へ
私たちが利用した、タリンクシリヤライン(Tallink & Silja Line)のフェリーはWest Harbour T2から出航することになっていたので、West Harbour T2へトラムで向かいました。
利用するフェリー会社によって乗り場が違ったり、同じ会社でも乗り場が変更になったりするらしいので、チケットを要チェックです。
このフェリーですが、なんと、私達はエコノミークラスよりも安い料金でConfort Lounge(広々としたソファーに座って無料で軽食を食べられるクラス)に乗れてしまったのです!!
タリンクシリヤライン(Tallink & Silja Line)公式ホームページの申し込み画面にプロモコード(プロモーションコード)を入力する欄を見つけ、「どうせ私に利用できるクーポンはないだろうな…。」と思いながらも検索してみると、なんとJALのサイトにフェリーのクーポンコードがあるではないですか!そのクーポンはConfort Loungeを安く利用できるというもので、コードを入力するとエコノミークラスよりも安い料金まで値下げされたのです!(嬉しすぎてスキップしましたね、これは)現在もまだこのプロモコードが利用できるか不明ですが、利用できるものがないか、ぜひ検索してみてください。
13:30 West Harbour T2着
受付でチェックインしてフェリーに乗り込みます。私たちが利用した日は混んでいましたが、Confort Loungeに入れる人数は限られているので快適でした。また、パンやハム、野菜などの軽食やソフトドリンクが無料で提供されていたので美味しくいただきました。「レストランがとーーっても高いヘルシンキではご飯を食べない作戦」大成功です(笑)
広々したソファーで仮眠も取れましたし、大満足の2時間でした。
15:30 タリンD-Terminal着
私たちは港から旧市街にあるホテルまで歩きましたが、思ったよりも距離が長く45分以上かかってしまったのでタクシーを利用した方が良いかもしれません。
16:15 ホテル着
緯度が高いエストニアでは、夏は遅くまで明るいので、この時間からでも十分観光できます。(逆に冬はすぐに日が沈んでしまうので、冬に旅行される方はご注意ください。)
17:00 パットクリ(Patkuli)展望台へ
タリン旧市街は徒歩で観光できる広さです。まずはホテルからパットクリ展望台に行きました。歩いていく街並みも可愛いですが、展望台から眺める景色は本当に美しく、写真を撮り終えた後もしばらく眺めていました。
18:00 ラエコヤ広場 (Raekoja Plats)へ
この日の晩御飯は、エストニアの伝統料理が食べられるというIII Draakonに行きました。晩御飯にしてはかなりリーズナブルで、コスパ◎です。ラエコヤ広場にあるのですが、こちらの店員さん、なぜか結構上から目線です(笑)社会主義の名残かな?なんて思ったのですが、たまたまでしょうか。
20:00 ホテルへ
帰りにスーパーに寄って翌日の朝ごはんと水、お土産のチョコレートを購入し、ホテルに戻ります。
(毎度のことですが(笑))翌日も目一杯楽しみたいので、早寝をします。
2日目-金曜日-
7:00 起床
昨日スーパーで買ったパンとバナナを食べて出発です。
8:30 コフトウッツァ展望台(Kohtuotsa Vaateplats)へ
坂道を登り、コフトウッツァ展望台へ行きます。旧市街の中のホテルに宿泊していたので、ちょっと朝の散歩、といった感じで歩いていけました。
9:30カフェへ
可愛いケーキ屋さんを見つけたので入ってみることに。さすがヨーロッパのケーキだけあって甘さは強めですが、コーヒーと一緒に美味しくいただきました。
10:15 トームペア城へ
金曜日は11:00から無料の見学ツアーが開催されます。地球の歩き方に事前予約が必要と記載されていたので、もしまだ予約できたら参加しようと思って早めに行ってみました。すると「予約はいらないから、11:00になったら隣の入り口から入って」とのことでした。おそらく人が少なかったからかなと思いますが、予約の要否は謎です(笑)
10:30 アレクサンドルネフスキー聖堂へ
ロシア正教の教会らしく、とっても可愛い玉ねぎドームの教会です。トームペア城の近くにあるので、見学ツアーまでの時間に楽しむことができました。それにしても、なんと可愛い宗教施設なんでしょう。
11:00 トームペア城見学ツアー
トームペア城の歴史から、行政にどのようにITを取り入れていったかまで、たっぷり1時間も解説を聞くことができました。英語だったので外国人にも優しいですが、一部聞き取れなかったのが残念です。こんな時のためにも、英語力は上げておくにこしたことはないですね!
12:15 聖ニコラス教会へ
現在は博物館として使用されています。
13:00 ラエコヤ広場周辺
前日の夕方にも来ましたが、綺麗なのでもう一度訪れます。ヨーロッパ最古と言われる薬局の他にも、可愛い建物がたくさんあります。
14:30 昼ごはん
色々なサイトで一番の評価を得ているレストランに行ってみたところ、満席で冷たくあしらわれてしまったので、次に評価の高かったレストラン“Mix”に行ってみました。14時を過ぎていたからか、全く待つことなく広々したソファ席に座ることができました。また店員さんも丁寧に接客してくれました。料理もリーズナブルでとても美味しく大満足だったので、私にしては珍しく料理の写真をたくさん載せておきますね(笑)
16:30 ヴィル門(Viru Gate)へ
旧市街への入り口になっているヴィル門。周りにはお花屋さんやお土産物屋さんがあり、旧市街に入るわくわく感を高めてくれる存在です。この後、新市街の方にも少し足を伸ばしてみました。
18:00 聖カタリーナの小径(Katariina Käik)
中世の雰囲気が味わえるという聖カタリーナの小径にも行きました。写真映えはしないけれど、昔の世界に迷い込んだような気分になれる通りでした。
19:00 ホテルへ
この日は節約のためにスーパーで晩御飯を買いました。翌日の夜はもう飛行機の中なので、ホテルでご飯を食べたら早寝しちゃいます。
3日目-土曜日-
9:00 お散歩
ヘルシンキへのフェリーまで時間があったので、まだまわれていなかった場所を中心にお散歩しました。タリンのいいところは、旧市街のどこを歩いても本当に絵になる街並みが広がってることです。
カフェに入ったり、市場のような場所で買い物したり、どこを見てもカワイイ街並みが広がっているからこそ、こうやって目的を決めずにぷらぷらするのも楽しいです。
12:30 フェリー乗り場へ
来た時に荷物を持って長距離を歩くことになった反省を踏まえ、帰りはホテルでタクシーを呼んでもらい、タクシーで港まで向かいました。具体的な金額は忘れてしまいましたが、日本のタクシーよりもリーズナブルだなという印象でした。
13:30 タリン(D-Terminal)発
帰りもConfort Loungeクラスに乗船です。物価の高いヘルシンキに備え、軽食をいただきながらゆっくり過ごします☺︎
15:30 ヘルシンキ着
ヘルシンキに戻ってきました。来た時と同じようにトラムに乗ってヘルシンキ中央駅に戻ります。
16:00 カンピ礼拝堂へ
形が特徴的な礼拝堂へ。中に入ると静かでリラックスした空気感になっており、しばらくゆっくりしました。
16:30 マリメッコやムーミンのお店へ
マリメッコもムーミンも日本でも買えるんです。買えるんですけど、やっぱり本場のお店に行きたくなってしまうものです(笑)
観光PRに登場したり、フィンエアーの機体やグッズに使用されたり、マリメッコもムーミンも国をあげて推してるのが伝わってきます。
21:00 空港へ
軽食を食べてから、来た時と同じように電車で空港に戻ります。
24:00 日本へ出発
名残惜しいですがもう日本に向けて出発です。次回フィンランドに来た時は、絶対サウナに入ろうと決意しました!
4日目-日曜日-
16:30 羽田空港到着
時差の関係で、日本に到着するともうこんな時間です…
しっかり休んで、時差ボケを翌日に持ち越さないよう気をつけます。
*旅行費用について*
最後に、かかった費用の大まかな合計と内訳を公開します。
-合計-
約176,000円
-内訳-
(大まかな金額です。)
¥140,000 航空券代
¥7,500 ホテル代
¥5,000 フェリー代
¥5,000 Wi-Fi代
¥10,000 食費
¥3,000 その他交通費
¥4,500 お土産代
¥1,000 海外旅行保険代
週末旅にしては高い金額になってしまいましたが、お正月など長い休みが取りやすい日にヨーロッパへ行こうと思ったら、旅行費用がとても高額になってしまうので、こういう楽しみ方もあるかなと思います☺︎
*まとめ*
以上、長期休みじゃないのにヨーロッパを楽しめてしまうプランを紹介しました。「計画の立て方次第で、短期間でエストニアまで満喫できてしまうんだ!」ということがお伝えできていれば幸いです。旅行プランを考えるにはかなり時間がかかるので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
コロナの影響で営業時間の変更等あるかもしれませんので、計画を立てる際には事前にご確認ください。
インスタグラムには他の旅先の写真も載せています。またお時間あればご覧ください☺︎
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