25歳・新年の節目に考えたこと「気持ちよくスイングできるように、素振りは欠かしません」
・お正月は、節目なんですねぇ。きのう紅白歌合戦を見ていて、高橋真梨子さんが歌い始める前のコメントで、普段はなかなか伝えられない感謝の気持ちを、みんなが集まるお正月だからこそ伝えてほしい、というようなことをおっしゃっていて、妙に心に胸を打たれた。高橋さんのこれまでが染み込んだ言葉だったのかもしれない。確かにそうだし、お正月だから考えられたり伝えられることってあるよなぁ。
ぼくは少しひねくれているので、年末に「よいお年を」だとか「来年もよろしくお願いします」だとか街中で交わされるあいさつ、インターネットでの1年の振り返りや抱負に、正直、「いやいや、そんなに改まなくてもいいんじゃないの?」と、思っていました。来年は今年の続きで積み重ねていくものだし、年を越してもなにも劇的に変わらない。なんだかつまんないなぁと。
そうは言っても、みんなお正月が好きだし、家族や友達の誕生日を祝う以上に、新年を祝います。多くの人は仕事がやすみになって、人類の歴史がまた1年積み重なったことに「明けましておめでとう!」と。自分たちの節目として、実家に帰ったり旧友と会って、お節料理やお雑煮を準備して、この1年をねぎらい、次の1年を企てる。
・もうおわかりかもしれませんが、ぼくは目標やビジョンや抱負との付き合いがあまり得意ではありません。逆に縛られてしまって、感じることや変化に鈍くなってしまいそうな気がしているのかな。(振り返りは大好きです)つまりここまでのくだりを要約しますと、目標を立てることに駄々をこねてるわけですが、紅白での高橋真梨子さんが歌い始める前のコメントで、そういう節目にちゃんと向き合おうと思ったわけです。
駄々を言ってると、ほぼ日での糸井さんと石川さんの対談を都合よく思い出した。
「大きすぎる夢は危険。一流アスリートは夢を持たずに、目標との付き合いが柔軟」
確固たる目標から引き算形式、ではなく、だいたいの目標を決めて足し算の発想、でやってみると、自分が積み重なっていきそうだ。また都合よく、
「人は理念や正義のために頑張れない。一歩一歩積み上げるのみ」
と、佐渡島さんに言われたことを思い出す。
ホームランか、ポテンヒットか、はたまた空振りか。結果はわからない。打席に立って、来た球を打ち返すために、堪ふる力でバットを振るのみ。自分にはまだ打席を選んだりする力はないけれど、少しでも気持ちよくバットを振れるようになるためには、素振りの習慣を日々積み重ねるのみ。
年が変わることは、やっぱり、めでたいし、節目なんですねぇ。散々駄々をこねたぼくですが、今年は週1でnoteを更新していこうと思います。