「いい子」を超えてゆけ

いい子だとか、優秀なやつだとか、器用なやつだと言われると、斜に構えるようになりました。若いうちはそう言われる自分に酔っていたように思いますが、アラサーになって、だんだんと裏を感じるようになってきたのかもしれません。

若いうちに言われるそんな呼び名たちは、翻訳すると、いろんなことを卒なく素直にこなすことができる、といったところでしょうか。個性と当たり障りがない。面白くない。自分なりの個性があっても光ってないか、あっても見つけてもらえていない状態です。

カレーで例えてみます。ココイチのカレーは誰が食べても「美味しい」と言うと、僕は思います。万人うけはするかもしれませんが、「個性がある」とは言い難いかもしれません。一方でマジックスパイスのカレーを食べてみると、はじめは多くの人が「なにこれ、ほんまにカレー?」と思うような味です。どんな口下手な人でも、ひと口目で「美味しい!」とは言い難いし、はじめは理解してもらえないこともあるかもしれない。しかし、味わううちに、旨味やスパイスの個性を感じて、尖ったカレーへの理解が深まってきます。

今週もどうもありがとうございました。目指すのはココイチか、マジスパか。

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