25歳までの人生は、自分が何者か知るための25年間でした。
・『5年手帳』を買いました。人生分の5の記録を、一日一言でもいいからつけていきたいなぁ、と思ったのです。いま25歳。5年後には、きりよく30歳になります。人生の6分の1・・・!5年手帳のいいなぁと思ったところは。2020年1月21日になると2018年と2019年の1月21日に何を感じていたかわかるところ。
20歳から25歳までほんとに奔放にしてました。人生の夏休みとかいう人がいるけれど、そんなにバカンスのようなものじゃなくて、自分のアイデンティティをつくったり、探したり。年齢の5がつく歳は、否が応でも、節目として振り返ったり先を見据えたりするんじゃないかと思うんですが、振り返っってみるとそんな5年でした。
孫泰蔵さんというあの孫正義さんの弟さんが、ミラ・ナイールさんという女流映画監督とご縁があって一緒に仕事をされた時に、話されたという内容を思い出す。「私のインドの生まれ故郷 − オリッサ州のブバネシュワルというところなのだけれど − では、人は人生を3回生きなければならないの。最初の人生は自分が何者かになるために必要なことを学び、ひとりの人間として生きる人生、2番目の人生は自分が選んだ道を究めて何かを成し遂げる人生、そして最後の人生は、自分が得たものすべてを人々と分かち合い、人々のために全てを捧げる人生なの。次の人生を迎えるたびに生まれ変わるための盛大な儀式があって、それを経るとまったく新しい人間に生まれ変わるのよ。」
「私ももうすぐ3番目の人生を送るために生まれ変わるの。次の人生では私はアフリカで子供たちのために学校を作り、いろいろなことを教える教師になるのよ。もちろん映画も教えたいと思ってるわ。そうなったらきっともう映画は自分では撮らなくなるだろうからちょっぴり寂しい気もするけれど、寂しさよりも喜びのほうが大きいし、そうでないと生まれ変わった意味がないから。もう準備に入っているのだけれど、ほんとうに楽しみだわ。」
ぼくはやっと、最初の人生を終えて。自分が何者かになるために必要なことを学び終えようとしているところでしょうか。『5年手帳』は自分の2番目の人生を積み重ねていくには、どんなふうに積み重なっていくのか知るには、もってこいだなぁ、と思ったのです。
今週もどうもありがとうございました。習慣が人を強くする。人生に飛び級なんてないんでねっ。