GW謎解き5連発感想

2024年5月12日 16:06

こんにちは、ぬです。
今年のGWは関東に三泊四日して謎解きを5回したのでその感想をまとめます。おもろかった～～

謎解き

オフラインの謎解き公演は9割くらい東京に集中しているのでまた近いうちに行きたい！一緒に行ってくれる人も常時募集しています。

ある自動販売機からの脱出

魅力的な求人に惹かれ、飲料会社のアルバイトに応募したあなた。
初日に告げられた勤務先は「自動販売機の中」。
どうもこの会社の自販機は、全て中に人が入って稼働させているらしい。
「30分間、お客様の注文通りにドリンクを提供する。簡単な仕事だろ？」
上司の話が続く。
「そうそう、この会社はノルマにうるさくてね。」
「もし、時間内にノルマを達成できなかったら......」
「罰として、死ぬまでこの自動販売機の中で働いてもらう。」

果たしてあなたは、謎で溢れた自販機の業務をこなし、無事にノルマを達成することができるのか......

形式：ホール型
制限時間：30分
おすすめ度：★★★★☆
結果：脱出失敗
成功率：12％

制限時間の短さと低価格で初心者におすすめです。
初心者に勧めるには謎の量が多いのですが、各テーブルにはヒントブックもありますし、小問の一つ一つは謎解き好きならすぐに閃けるような難易度なので参加者の中に一人経験者がいると物量には苦労しないかも。

コンパクトながらも答えにたどり着くまでの導線や伏線は見事で、ちゃんと情報共有も重要で最後の謎もしっかりゴツい。
「謎解きってこういうもの」というのを説明するのにぴったりな公演です。

ちなみにこの公演は高校生が自作のリアル脱出ゲームで競い合う「第二回リアル脱出ゲーム甲子園」の優勝作品です。これを高校生が作ってるの信じられん…

体育倉庫からの脱出したくない！

「体育倉庫にある、とある装置を起動してきてくれ」
先生から依頼されて体育倉庫にやってきた高校2年生の涼介と、その幼馴染の鈴。
「さっさと作業を終わらせて、休み時間を満喫しよう...」と、意気込んでいたそのとき！
「... ガチャリ」
中に誰もいないと勘違いした生徒によって鍵をかけられ、体育倉庫に閉じ込められてしまった。
このままでは、テスト前の大事な授業に遅れてしまう！
休み時間が終わるまで残りわずか。
先生からの依頼通り装置を起動し、さらにこの体育倉庫から脱出することができるのだろうか？

...という設定のリアル脱出ゲーム「体育倉庫からの脱出」の参加者であるあなたは、公演の設定を見て、ある疑問を抱く。

「もし、可愛い幼馴染と2人きりで密室に閉じ込められたら、脱出などせずに2人きりでいたいのではないだろうか？」と。
「装置だけ起動して、脱出は... しない!!」
そう心に誓ったあなたは、目の前の謎を解き始めた。

史上初の「脱出失敗を目指すリアル脱出ゲーム」が幕を開ける！

形式：ホール型
制限時間：30分
おすすめ度：★★★★★
結果：脱出成功
成功率：58％

前述した第二回リアル脱出ゲーム甲子園の準優勝作品です。
この公演はとにかくアイテムと情報の量が多い！

ほとんどの謎解き公演はゲーム開始前に設定が書かれた簡単な資料を読むのですが、資料の文量がマダミスくらい多く常に情報とアイテムを整理しながら解き進めていく形になります。

でも全体成功率に現れている通り難易度はそこまで高くなく、いざ解き始めればするすると解けていくと思います。この公演に限ったことではないのですが、「今何をしてるんだっけ？」とならないよう気をつけましょう。
特にこの公演は設定がメタ的に入り組んでるのでね。

最後の演出（シナリオ）が最高過ぎて会場で声出ました。ぜひ皆さんにも行ってほしいです。

漂流した救命ボートからの脱出

「船が沈むぞ！」
誰かが叫んだ。
客船「白雲丸」に乗っていたあなたは、突如として絶望的な状況に追い込まれる。海難事故に遭遇し船が沈没を始めたのだ。

パニックになり我先にと救命ボートに乗り込む乗客たち。
あなたはなんとか救命ボートに乗り込むことはできた。

しかし…
周りを見渡せどそこは360度すべて海。
暖をとる道具もなければ、十分な食料もない。

そこにあるのは絶望だけ…

待てど暮らせど救助船も来ない。
絶望と孤独に包まれる中、救命ボートの近くに白雲丸の物資が流れてきた。

「この物資を使えば、助かるかもしれない…！」

さぁ、あなたはこの絶望の海の上で生きのびる方法を見つけることはできるのだろうか

形式：ホール型
制限時間：40分
おすすめ度：★★★☆☆
結果：？
成功率：非公開

こちらは二畳ほどの小さなボート（という設定のテント）に入り、その中で謎を解く公演。室内が狭いのにアイテムが全体的に大きく、さらに薄暗いので知り合い同士で参加することを強くおすすめします。

前述したような環境なのでとにかく小物をよく見失う！
私物もボートに持ち込むことになるので、公演前に荷物は全てクロークや外部のロッカーに預けて身軽になっておきましょう。リュックとか持ってると戦犯になります。

こちらSNSで結構賛否ある公演なんですけど、その"否"は見てる限りだと「SCRAPがこんなことをするの？」という方向の意見が多いように思います。
分かりやすく言うと、"NHKなのに治安が悪い"みたいな感じ。

うーん、不穏！
テーマに加えて演出も若干ハードです。狭所も相まってこういうの苦手な人はいるだろうなという感想。

ここまで演出とかテーマとかボートが狭い話しかしていませんが、この公演シンプルに謎が難しいです。何を目指したらいいのかは分かるけどそのために何をすればいいのか分からない40分という感じでした。

迷宮の悪魔からの脱出

迷宮の悪魔。
あたり一帯を迷宮に変化させ、その中で迷い恐怖する人間を食らう悪魔。
あるショッピングモールに迷宮の悪魔が出現し、公安対魔特異4課に出動要請がくる。
あなたは公安対魔特異4課に配属されたばかりの新人デビルハンター。
要請を受け、デンジ、パワー、早川アキを含む公安対魔特異4課の仲間とともに現場に急行する。
「すっげー。ここで一生遊んで暮らせんじゃん！」と緊張感のないデンジとパワー。
その2人に「油断するな…」と早川アキが忠告した次の瞬間、空間は歪ひずみ、あなたは仲間と離れ離れになってしまう。
ショッピングモールは悪魔の能力によって異様な迷宮と化してしまった。
ここから脱出する為には迷宮を攻略し、迷宮の悪魔を倒すしかない。
あなたはデンジたちと協力して迷宮の悪魔を倒し、生きてこの迷宮から脱出することができるのだろうか!?

形式：ホール型
制限時間：60～70分
おすすめ度：★★★★☆
結果：脱出失敗
成功率：見忘れました

この公演はとにかく途中の演出がすごい！
USJの名探偵コナン・ザ・エスケープのように、演出を体験するためにリピートする人もいるんじゃないかなと思います。

肝心の謎ですが～～～～、謎を解く以外の作業が多くて個人的にはあんまりでした。
謎解き公演にはしばしばこういう謎じゃない何かが出てくるんですけど、そういうのあまり好きじゃないんですよね。
大量のシールを貼るだとか紐で何かを結びつけるだとか立体パズルだとかシンプルなクロスワードパズルだとか…

今回はあと5秒あれば脱出成功できたって感じのかなり惜しい失敗だったのですが、作業量の多い公演だと"謎は解けたたけど作業で詰んでた"となって反省しにくいです。作業とかパズルが多いのは持ち帰り謎だけでいいよ…