ポケモンドラフト大会レポート
皆さんこんにちは。ぬです。
今回は先日身内で行われた「ポケモンドラフト大会」について。
大会ルールや参加者の紹介に先んじて、結果からお伝えします。
なんと全勝優勝することができました!
この記事は身内大会で久々に優勝して上機嫌な男がニチャりながら大会を振り返る、ガチもんの #クソ自分語り記事 です。
よろしくお願いします。
なぜこの6匹になったのか、なぜポリZがグラスシードを持つことになってしまったのかなど、大会ルールの紹介などを通してこうなるまでの経緯を説明します。
大会ルール
・シングルバトル 総当たり
・禁伝/準伝はそれぞれ1体のみ
・構築はドラフト形式で決定
→ドラフト指名が他のプレイヤーと被った場合ルーレットで決定
外れた場合は再指名を行う
竜王戦ルールですね。
ランクマと異なるのは、ザシアンのようにどれだけ強くて人気なポケモンも1人しか使えないという点です。
ドラフト前考察
当時ランクマで特に使用率が高かったポケモン上位5種を復習しながらドラフトの方針を考えます。(シリーズ17を参照)
禁伝
ザシアン/カイオーガ/ムゲンダイナ/日食ネクロズマ/黒バドレックス
準伝
サンダー/霊獣ランドロス/カプ・レヒレ/レジエレキ/両ウーラオス
一般
エースバーン/ミミッキュ/ナットレイ/バンギラス/ポリゴン2
ここで勘違いしてはいけないのが、ランクマで強いポケモンがこのルールで強いとは限らないということです。
例えばランクマにおけるカプ・レヒレは悪/水どちらのウーラオスに対しても安定する点が評価されるポケモンですが、このルールでは相手がどちらのウーラオスを出してくるか事前に分かっているため、ウーラオスの対策をレヒレにこだわる必要はありません。
また、ピンポイントメタとなるようなポケモンも少し採用しづらいと思われます(カイオーガに対するトリトドンなど)
というわけで、ドラフトの中で参加者の構築がどう変遷してもいいように初めは型が豊富なポケモンから指名することにしました。
禁伝はどれを指名しても一定の強さが保たれていると思ったため、一般枠・準伝枠から指名することに。
サンダーにするかポリゴン2にするか悩み、誰かと被ると思ったもののハズレ1位の指名で後出しジャンケンできるのでリカバリーできると考え、まずは環境トップクラスの性能を持つサンダーを指名することにしました。
ポケモンドラフト
一巡目
高山さんと競合しましたが、ルーレットにより第一希望のサンダーを獲得することに成功。
一巡目で誰もザシアンを指名していないの、メタゲームが始まっている感じあって好きです。
どろはじさんのゼルネアス指名は良い選択だなと思いました。最大の壁であるザシアンを使う人が多くても1人なので、刺さる対面が多そうです。
二巡目はゼルネアスが指名されたことによって優秀な鋼枠が取り合いになると感じ、ナットレイを指名することに。
二巡目
高山さんの黒バドレックスに対して三巡目でポリゴン2を指名して回答を用意する算段だったため、ナットレイを指名できたものの嫌な流れに。
ここでろくさんがザシアンを獲得してラグラージ+ザシアンという環境最強クラスの並びを完成させたのも脅威。
がりんぴょはハズレ2位指名でヌオーを選択したため、ろくさんのザシアンをかなり重く見たのだろうと感じました。
サンダー、ナットレイと順に指名できているため禁伝枠はカイオーガにしたいところ。
ここまでで禁伝枠を指名していないのは俺とがりんぴょのみなので、カイオーガの指名は後回しにしてもいいかな…とも感じましたが、強い並びを作るために三巡目でカイオーガの指名に乗り出します。
三巡目
これでオーガナットサンダーが完成。
ここからパーティーをどうするかは今後相手がどういう指名をしていくかに依るため、四巡目はなんでも出来るミミッキュを指名します。
かげうちで黒バドを大きく削り、壁ゼルネ展開にもトリルで切り返していくことを考えていました。
四巡目
ここまで来ると各々補完枠を指名するので被りがありませんね。
ミミッキュを指名できたのでトリル展開をした際のアタッカーが欲しいなと思い、次はバンギラスを指名することにしました。
カイオーガが苦戦するヌケニンの選出抑制ができ、黒バドにも強いです。
あと考察の末に相手の何かを一点読みするような変なことをさせたくなった場合、種族値が高いとできる変なことの幅が広がるので。
五巡目
変なポケモンたちが出てきました。あのタコなんだ…?
さて最後の指名です。ここで6匹目に求めるのが
・電気とゴーストの一貫を切りたい
・ポリドヒドに強い
・数値が高い
の三点です。新入社員にエクセルの操作を求める人事部長のようだ。
うわ~五巡目で地面枠を採用して最後にカビゴン指名すればよかった、などと頭がぐるぐる。最後の指名ポケモンがまとまりません。
どうするどうする………指名ポケモン提出の制限時間が迫ります。
あーーーーわからん!もうわからん!うーーーんんんんnnn
六巡目
??????
ドラフト結果
サンダーしか競合せず、それも獲得できているので理想的でかなり完成度の高い並びになっているはずなのですが…
ポリゴン2と違い、黒バドの対策としてはちょっと厳しい。
そして電気の一貫を切らないといけなかったのにノーマルを採用したため、ゼクロムがとても重たくなりました。
あと気づけば格闘弱点が3匹もいました。ポケ徹のタイプバランスチェッカーに診断させたら怒られるやつ。
(記事を書くにあたって実際に診断してみたところ、サンダーとミミッキュで格闘の一貫が切れていると判断され別に怒られなかった)
使用構築ができあがるまで
今大会のルールでは1つの構築で5人全員と戦う必要があるため、全員に対する選出や立ち回りを決めつつ技や配分を決める必要があります。
そのため、まずは全員の並びとドラフト指名の意図を考えてみることに。
対戦する順に見ていきます。
てあさん
デンチュラのねばねばネット展開が目につきます。
しかしカイオーガの通りがいいため、ねばねばネットに強く出られるトリル+ダイマカイオーガで攻めようと考えました。
メタモンにカイオーガをコピーされてダイサンダーから切り返されるのが怖いため、裏にはナットレイを控えさせます。
もしもオーガに絶対零度を採用すると、メタモンのダイマが切れたあとにナットが飛ばされてしまう可能性があるので採用できません。
ろくさん
ラグザシアンの有名な並び。
6枠目のラッキー指名はおそらくカイオーガを見越してのものなので、ラッキーの対策は必須でしょう。
こちらがラッキーを突破するには
・たまご産みのPPを枯らす
・物理で倒す(ナットはHDになりそうなので現状バンギが適任)
・ナットレイに毒々を採用する
・TOD
が挙がりました。
ザシアン・ウーラオス・水タイプ2匹といてバンギラスは出したくないので、ナットレイに毒々を入れることに(後述する高山さんのポリ2も見据えて)
そしてカイオーガにスカーフを持たせるとラッキーを除く相手の全てをいい感じに倒していけそう。
はじさん
エレキorニャオの壁からゼルネorピクシーにつなぐ構築だろうと予想。(ゼルネアス意識し過ぎてむらっけオクタンが頭から抜けてました)
はじさんのニャオニクスといえば以前レンタルバトルで提供してもらった構築で見覚えがあります。(当時の記事)
しかしナットレイの刺さりが抜群にいいため、トリルナットレイでなんとかなるだろうと考えました。
初手に予想されるレジエレキ・ニャオニクスどちらにも強いバンギラスを採用し、ゼルネピクシーに対してはロゼルの実と守るを入れて壁とダイマのターンを稼ぐことにしました。
がりんぴょ
ゼクロムがきつい!無理!
こちらの6匹でゼクロムを倒せるルートはナットで鉄壁orダイスチルを積んで毒殺するか、削り+オーガのスカーフ冷凍ビームorダイアイスです。
とりあえずどちらのルートもできるようにオーガナットの選出は確定。
ゼクロムを全力で誤魔化す必要があるためナットレイには守るを採用。選出の残り1枠はゼクロム以外をやんわりと見れそうなサンダーとします。
高山さん
カイオーガを対策するために火力アップアイテムを持たせたゴリランダーが用意される可能性がかなり高いです。
ゴリラを選出するとサンダーへの解答がないといけないためポリ2も確定。よって、相手の選出をゴリラポリ2+黒バドor霊獣ランドだろうと決め打ちします。
初めは先発スカーフオーガでゴリラに対してはサンダーナットで対応する選出をしようと考えましたが、グラスフィールド+黒バドのスカーフリフストのようにこちらが想像しえないようなオーガ対策を仕込まれていることまで考えると簡単には通せないと感じ、別の手段を考えることに。
そこで思いついたのがサンダーのバトン+HBポリZでした。
ダイジェットをポリZにバトンし、黒バドは悪の波動で、ランド・ゴリラ・ポリ2は冷ビで倒します。
(HD特化ポリ2に対してC6↑冷ビが45.3~53.6%ですが、凍りと急所を考えれば勝てると判断)
サンダーは霊獣ランドがHAチョッキでもダイジェット2回で倒せるようにCSに振り切り。黒バドポリ2と対面することを考え持ち物はタラプ(黒バドの緊張感忘れてる)
ポリZはヨプとグラスシードの択でしたが、馬鹿力を打ったゴリラが一度引いて2週目以降でもう一度馬鹿力を打ってくることを考えグラスシードを選択。
そしてできた構築がこれ(再掲)
個別紹介
さらっといきます。
カイオーガ
臆病@スカーフ
175-x-111(4)-202(252)-160-156(252)
しおふき/なみのり/れいとうビーム/かみなり
特に言うことなし。
サンダー
臆病@タラプ
165-x-106-177(252)-110-167(252)
ぼうふう/ライジングボルト/はねやすめ/バトンタッチ
ザシアンにダイサンダーをうつ可能性があるので、ダイマ時の威力を求めてライジングボルト(結果論だけど10万でよかった)
努力値はランドがHAチョッキでも確2取りたいので振り切りました。
ナットレイ
生意気@食べ残し
181(252)-114-152(4)-x-184(252)-36
ジャイロボール/やどりぎのタネ/どくどく/まもる
ラッキー、ゼルネアス、オーガに変身したメタモンにしっかり役割を持つためHDやどまもにしました。
ミミッキュ
勇敢@ゴツゴツメット
162(252)-156(252)-101(4)-x-125-104
じゃれつく/かげうち/トリックルーム/のろい
ウオノラゴンと水ウーラオスに打点が欲しいのでじゃれつくを採用し、持ち物もそこを意識してゴツメに。
バンギラス
意地@ロゼルのみ
207(252)-204(252)-130-x-121(4)-81
かみくだく/アイアンヘッド/じしん/まもる
記事を書いている今気づいたことですが、エレキ対策に地震を採用したものの無振りエレキすら砂込み確1にならないので瓦割りや挑発でよかったですね。
ポリゴンZ
図太い@グラスシード
191(244)-x-134(252)-155-95-112(12)
あくのはどう/れいとうビーム/わるだくみ/じこさいせい
Sは+2で最速黒バド抜き
これもあまり言うことないです。
バンギとポリZはそれぞれ一人にしか出さないのでピンポイントメタ張ってますね。
実際の動画
なぜか分割されてしまった。
あとがき
身内大会で優勝したのは覚えてる限りだと第一回KSW杯以来だと思うので嬉しかったです(嬉しさのあまりこんな長い記事を書くことになってしまった)
ピクシーの小さくなるバトンを忘れていたり、サンダーのバトンタッチががりんぴょ戦で奇跡的に活躍したり、高山さんの黒バドがHD眼鏡(???)だったりと楽しい大会でした。
開催してくれたてあさんに感謝。
おわり