寝ているだけで睡眠解析!謎施設で寝てきたレポ
結論
この記事は「ひょんなことから簡易的な睡眠解析を受けられることになったが、イレギュラーな睡眠をしたせいで診断結果を見てもリアクションに困りました」という内容です。
あまりにも話の着地に失敗しているので初めに明かしておきます。
皆さんこんにちは。ぬです。
夏のアウトロと秋のイントロの地獄交互浴もようやく終わり、やっと秋冬へ進んでいくんだなという寒さを感じる今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。
前日談
Twitter(旧Twitter 現X)でも少し触れていたのですが、先月末頃に二泊三日で東京に行っておりました。
関東に住むフォロワーさん方と食事したり謎解きしたりと楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
話は変わりまして。
最近はなんでもかんでも値上げの一途ですよね。
あらゆる価格は上がっていくに上がらないのはうだつと賃金。先日スーパーでマーブルチョコが180円で売られているのを見て驚きました。旅館の売店か?
あらゆる値上げの中でも、特に私のような地方民にとって最も深刻なのが
宿泊費の高騰!
ひと昔前なら都内でも1泊1万円くらい出せば安いビジネスホテルに泊まれたのですが、最近は同ランクのホテルでも1泊2万円はします。
都心部だとその値上げ幅は更に高く、恋人と記念日に泊まるホテルみたいな金額がします。田舎の男が一人で泊まるのに。
今回は下北沢と新宿で予定があったのでアクセスを考えれば山手線の駅近ホテルが理想ですが、そういうところはもれなく記念日価格。
移動は大変になるものの少しずらした所で探そうかな、などといろいろ思案していたところ面白いホテルを見つけました。
それがこちら。
「9h hours 品川駅スリープラボ for men」
品川駅南口から直結しておりアクセスは抜群。2024年8月にオープンしたばかりとのことで設備もきっと綺麗でしょう。
カプセルホテルではありますが、帰るときのことを考えても品川駅の活動拠点にできるのはとても都合がよく、ビジネスホテルと比較して宿泊費を半分程度に抑えることもできます。
また今回宿泊の決め手になったのが、9h hoursが誇る「睡眠解析サービス」
計測用の特別な機材をつけるわけでもなく、ただカプセル内で普通に寝ているだけで睡眠時のデータを計測して後日その結果を教えてもらえるらしい…なんだその謎技術おもろサービスは。
しかもこちら希望すれば無料で受けられるのだとか。こういうTwitterのネタにできそうな体験には目がありません、ここに泊まります!
また、なんとカプセルはYAMAHAと共同開発されており静音性に優れているのだとか。カプセルホテルといえば周囲のいびきが夏のカエルくらいうるさいイメージがあります(田舎あるある)
9h hours、俺がカプセルホテルに抱く悪いイメージを払拭できるか…?
これが9hoursだ!
当日昼過ぎ、品川駅構内で迷子になりつつも無事南口から出ることに成功。改札を出てからは迷うことなくホテルへ。
無人のロビーでチェックインを済ませます。
このホテルでは宿泊費の支払いも含め現金が一切使えません。稼働する人数を減らそうと取り組むとそうなるんでしょうね。
ロッカーに荷物を置き、いざカプセルへ!
チェックインしたのが平日昼だったのもあり他のお客さんがいなかったので写真を撮ってきました。
チェックインの機械を見ても分かる通り、館内の表示にはピクトグラムが多用されておりとてもグローバル。品川駅横にあるだけのことはあります。
そしていざ自分のカプセルへ!
YAMAHAと共同開発した最新カプセルの全貌をご覧あれ!
カプセルの入口がロールカーテンやねこれ。
ロールカーテンです。布です。前述の通り撮影時は無人だったので静かでしたが、夜になれば余裕で他所のカプセルから音が聞こえてくることでしょう。
あれ、ハッチ型のドアは?
いやまだ分からない、なんたってYAMAHAが開発してるから!ロールカーテンなのは寝ているとき足元側になる入口だけで、そこ以外はもちろんカプセルです。もしかしたら吸音したりするのかも。
一抹の不安を抱きながらも平日の東京へ繰り出したのでした。
これが9hoursか…
この日は謎解き後に食事をし、珍しくお酒も飲んでいたので宿泊者の多くが寝静まっている時間にホテルへ帰ってきました。
うるせ~~~~~~~~~
四面楚歌とはこのこと、周囲のありとあらゆるカプセルからいびきが聴こえます。全く防音されてない!それはそう、だってロールカーテンだから!
いやもしかしたらうるさいのは廊下だけで、カプセルに入って横になれば割と静かなのかも。なんたってYAMAHAと共同開発したカプセルに包まれてますからね。
カラオケだって廊下はうるさくても部屋に入れば周りの歌声はある程度シャットアウトされます。
うるせ~~~~~~~~~
全然うるさい、普通に聞こえる。
おいYAMAHA!お前んとこの開発責任者はここに泊まったことあるか?
ここに一晩泊まった上で会社のブランドを掲げて胸をはって静音性に優れていると言えるか?
もしもあなたに幼い子どもがいたとして、ここに一泊させられるか?
もしも俺がその幼子なら周囲の轟音いびき野郎がうるさすぎて夜泣きしてしまいその鳴き声でいびき野郎を起こすね。だってロールカーテンだから!
ここに二泊しましたが、両日共にイヤホンのノイズキャンセリング機能のおかげで無事すぐに寝ることができました。元来自分は子犬くらい寝つきがいいタイプなので、入眠に時間がかかる人は本当に無理だと思います。
異常な解析結果が返ってきた
宿泊から10日ほど経った日、ついに睡眠調査結果が届きました。
二泊したので二日分のデータをもらったのですが、
【一日目】
帰るのが遅かった+平日いつも起きる時間に目覚めたので数時間しか寝れていない
【二日目】
前日の寝不足からか体調を崩し、まともに食事もできないまま21時に就寝
という、どちらもサンプルデータとしてあまりにも不向きなものでした。おいどちらも普段の睡眠状況からかけ離れすぎていて何も分からねえよ。
付記されていた基準値のデータを踏まえて要約すると
とのこと。
無呼吸の時間や呼吸が安定していない時間が長かったそうです。
(これを受けて9hoursからオンラインクリニックの割引クーポンが送られてなんとも言えない顔になった)
どちらのデータも参考にしづらそうでしたが、睡眠が短い日よりは長い日の方が見本として成立しているだろうと思い二日目のデータを載せました。
以上、睡眠データ計測してみた!でした。
うーーんあまりにもふわっとしている、しかしネタのために泊まったのでもう後には戻れなかった。
このホテルを知って睡眠計測をnoteのネタにするためにprime感謝祭でアイマスクを買ったし、2日目寝るときにGABAが配合された睡眠の質を高めるチョコを食べて対照実験しようとしていたのにこんな結果となってしまった…。
計測をするときは体調を整えよう(当たり前)
とは言え睡眠の計測をしに東京へ行ったわけではないので、これでもいいのです。また遊びに行きます。
おわり