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短編小説 A Iトイレ チャットくん

 陣内智則さんのファンなのでリスペクトして作ってみました。楽しんでいただけると嬉しいです。


陣外 「彼女のマンションに初めて来たわ〜。まずは洗面室で身だしなみ整えとこ。」

 チャットくん『こんにちは。ノリコさんの家にようこそ。』

 「なんや?トイレが挨拶した?」

 『私は、トイレAIチャットくんです。まあ、こっちにきてここに座ってゆっくりしてってください。』

 「ここって便座かい。最近はやりのチャットGPTがトイレに組み込まれてる最新式か、せっかくだから色々相談にのってもらうか。」

『あなたの体重は75kg、体脂肪率30%、血圧90〜130、少し痩せたほうが良いですね。』

「そんな事わかるんか。すごいなチャットくん。」

『陣外さん、オシッコしてみてください。』

「なんかわかるのかな?せっかくだからオシッコしたろ。」

『血糖値高めですね。尿酸値も少し高いです。』

「すごいなあ。最新式だからオシッコでわかるんやなあ。」

『ん?クラミジアや、おまえ、遊びすぎや。』

「急に砕けた態度やんか、まあいいわ。医者行かなあかんな。ありがとうな、チャットくん。」

『ノリコにはだまっといてやるから、誠意見せろな。』

「チャットくん、性格悪いな〜。何言うてんねん。」

『ん?おまえ…発音おかしいなあ?チャウチャウちゃうんちゃう、言うてみい!』

「ちゃうちゃうちゃうんチャウ?」

『おまえ…関東人やないか!変な関西弁つかうな!』

「おまえAIやないか!腹立つわ。その言い方。」

『まあ、気を取り直してウンコしてみて下さい。』

「まだ何かわかるんか?それならウンコするぞ。」

『くっさ。』

「それだけかい!腹立つわ、もうトイレ終わりや!」

『陣外さん、ノリコさんに検査結果をメールしておきますね。あ…今、のりこさんにLINEブロックされました。』

      おわり。

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