「飽きっぽい性格の君はエンジニアとしてやっていけない」と言われた当時の自分へ #devsumi
こんにちは、のびすけです。デブサミ2022のセッションでLT登壇させて頂きました。振り返り的な投稿になります。
「君は将来エンジニアとしてやっていけない」と当時上司に言われましたが、その辺のことを振り返りつ登壇振り返りもしたいと思います。
共感する点などあればコメント貰えるとめちゃめちゃ嬉しいです!
飽きっぽい性格でエンジニアキャリアに悩んだタイミング
僕は昔から飽きっぽい性格があり、
新しい技術が出たら試す
特定の技術を深く突き詰める前に新しいことに目移りしてしまう
勉強会などのイベント開催、記事執筆などエンジニアリング以外の活動も頻繁に行う
みたいなことを繰り返してました。
学生時代は「君は研究者には向いていないから進学しない方が良い」と研究室の先生に言われたり、エンジニアとして就職してからは「お前は将来エンジニアとして生きていけない」と当時の上司から言われてました。
この道の先に、目指すキャリアがあるのか?
各コミュニティなどで活躍しているエンジニアの方々も特定の技術トピックを突き詰めて専門性を出すことでポジションを確立しています。
そういう人たちと知り合ったり会話をするほどに、その生き方が自分には出来るのかという不安がありました。やり続けないとそのレイヤーに到達出来ないことは分かっていますが、やり続けられるのか、やり続けたとしても辿り着けないかもしれない。
そんなキャリアの悩み時期がありました。
他者からのフィードバックで自分を見つけた
色々な記事を書いたり、イベントを主催したりをしている中で、主催したハンズオンイベントに来てくれた参加者の方が「この内容、うちの会社で研修としてやれませんか?」と声を掛けてくれました。
趣味的に動いてただけだったので、この領域を仕事に出来るとは当時は微塵も思っていなかったです。
君の活動は仕事になると教えられたタイミングでした。
そして偶然なのか必然なのか、学生時代に教育工学というジャンルを専攻してました。Webエンジニア時代はかすりもしなかった学生時代の研究ジャンルを数年後しでフラグ回収出来た感覚です。
飽きっぽく色々やっていたことが繋がったタイミングでした。
"技術特化の輝き方"だけなのだろうか?
この辺りが今回の登壇で言いたかったことな気がします。
尖り方は人それぞれ。
当時の自分は誰かにそう言って貰いたかったのかもしれません。
(この頃に@goofmintさんとお会いして、DevRelというキーワードを教えて貰い、救われた感覚があったのを今でも覚えています。)
もし、飽きっぽい自分がいるのは理解しているけど、その先の進み方で悩んでいる。そんな当時の僕のような人がいて、考えるきっかけになれば幸いです。
飽きっぽい性格で色々と手を付けるからこそたどり着ける場所もあると思います。
探し続けてみましょう。
デブサミという場とフィードバック
正直、今回のこの話はデブサミという"エンジニア"が集う場では話をするのは怖さがありました。結果的に、良い反響コメントを貰えてすごく嬉しかったですが、それ以上に受け入れられた安堵感が強かったです。
一人でも良いので誰かに刺さって欲しいと思っていたので、本当にこういうコメント嬉しいです。
今回のデブサミでも様々なセッションがありましたが、コメントしあう文化が出来ていて良い場だなと改めて感じました。
アウトプットが大事なのはもちろんですが、フィードバックは更に重要だと感じています。
フィードバックを貰うことで自分の考えを見つめ直し、成長していくことが出来ます。
デブサミに参加したけどコメントなどしてないという人がいたら、試聴したセッションの感想などをハッシュタグを付けてツイートなどして登壇者にフィードバック(コメント)してみてほしいです。
登壇者たちは一言などでもめちゃ嬉しいと思います。
そして、そんなフィードバックしあう文化を大事にして、圧倒的なアウトプット力を鍛えてフィードバックを貰いながら成長できる場がうちのスクールになっております。(番宣)
プロダクト開発を通して企画力、発信力、フィードバックを糧にしてサイクルを回すマインドセットを鍛えていくスクールです。技術面ではプログラミング的な話よりもAPIやツールの使い方、幅広く技術領域に触れていきます。プログラミングではなく、プロトタイピング(試作開発)スクールと呼んでいます。
興味がある人(実際に通ってみたい人、講師や運営気になるなど)がいたらWebサイトなど覗きに来て貰えると嬉しいです。
あと今っぽくMeety作ってみました(笑)
ここまで読んで頂きありがとうございました!!
・
・
・
余談: エンジニアという言葉と何者かでありたい欲求
ところで、僕のような生き方をエンジニアとは呼ばない、という意見もある気がしますが。僕はそれでも良いかなと思っています。
10年前のエンジニアという言葉に対する印象と、2022年でのエンジニアという言葉に対する印象はだいぶ変わっているのでは無いでしょうか。
社会人初期の頃はエンジニアという役職や会社の冠に無いと自分は何者でもなく消えてしまいそうな感覚で不安だったのだと思います。エンジニアであるという言葉にしがみつきたい感覚もあった気がします。
周りが僕の価値を決めてくれる、そう思ってからは正直なんでも良いなと思えるようになりました。
(この辺は話をするとまた長いので機会があれば続きはどこかで)
運営の皆様へ
デブサミ2022お疲れ様でした!運営の@kondoyukoさんを始め翔泳社の皆様やスタッフの皆さん貴重な会の実施いつもありがとうございます。
実は登壇の話貰った時にかなり悩みました。居酒屋店員話とこの辺の話をどう繋げるかが難しかったのと、興味ある人がいるのか……?という疑念です。
その辺の話は別記事に書いておきました。
結果的に皆さんから良い反応を貰え、共感して頂けたようで登壇して良かったと感じています。
貴重な機会を頂けて感謝しております。
ありがとうございました!