母たちへ問う。夏休みは苦労して当たり前?
コロナで短縮された夏休みも、中盤へ差しかかってまいりました。
先日、実家の母との電話する機会があり
『夏休みだねー。みんなどうしてるー?』と。
上2人は学童保育へ通っており、ほぼ通常運転。
下の子も保育園なので、何も変わらず通常運転。
おかげで、私も通常と変わらぬ生活を送れており、世間でいう夏休みの
一日中ずっとキッチンに立ってる
という
ストレスは皆無。
幸い上の子たちは学童行くのが好きなので
朝から夕方までめいっぱいお友達と遊んで帰ってくる。(給食付)
そんな話を母にしたら
『えー!?ちょっとママが"楽"しすぎじゃない??』
と言われた。
でたよ!団塊世代発言!!
その発言をするからには、母自身、夏休みが苦行だったのに違いない。
苦労してナンボ。子どもに手をかけて当たり前!!の精神。
でも、わかるんだ。
昔はねきっと今みたいに学童にほいっと入れなかったんだろうし、周りに学童行ってる友達なんて居なかったよね。
朝ラジオ体操へ送り出し、帰ったら朝ごはん食べさせて、宿題させて、気付いたらもうお昼の支度しなくちゃならなくて、それが済んだら、遊びに付き合ったり、連れだしてあげたり、そうこうしてたら夜ご飯の支度。。。
って。
自分の時間は皆無。これが毎日となると。
苦行だよねーーー。
もちろん、これが私の幸せだ!と感じる方もいるでしょう。
逆にね、いつもよりのんびりと一緒に朝ご飯が食べれたり
いつもよりちょっと夜更かしして一緒にパズルやったり普段聞けない話をしたり。
そして週末に遠出して思いっきり遊ぶ!っていう時間が集中して楽しめる。
四六時中一緒に過ごすよりも、一緒に過ごせる時間に全力投球した方が
お互い楽しく過ごせてる気がする。うちの場合。
私の母のような世代の人たちは
それこそもう呪縛中の呪縛。
こうなくてはならない!
っていう刷り込みの中で子育てしてきたから、(皆がそうとは言えないでしょうが、うちの母は結構典型的)
私みたいに、夏休みに自分のペース守って過ごしてる人は
なーんにも子どもにしてあげてないんじゃないの?
みたいな発言を良くしてくる。
やれ、国語ができないのは親が本を読んであげなかったせいだ。
自分の遊びにかまけて愛情たりてないからこんなに兄弟喧嘩するんだ。
みたいな。
いやいやいやいや、ちょっと待てーーーい。
確かにね、確かに私の子どもたちへの接し方はパーフェクトではない。それはわかってる。
しかしだね、もうそれは、愛情システムの押し売り以外の何ものでもない。
個として見ておらず、ただのシステムである。
これしてあげたから、こうなる。
ってシステム。
ンなわけあるかー!
親が敷いたレールを素直に歩かないのが子どもである。
それをわかった上で、レールの種類をたくさん用意しててあげて
どこ通っても先へいけるよ!
っていうのが親の役目なんではないだろーか。と私は常々思ってる。
夏休みの苦行に耐えたからとて得るものは何もない。
母が苦労した分、子どもが成長するんだ!
みたいな考えはいい加減やめて欲しい。
それで苦しんでいる母たちがどれだけいるか。
母たるもの、こうでなくてはいけない呪縛
から解放されるのに、夏休みはいいキッカケかも。と思う。
苦行をしない。
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