人は人、私は私、という距離感。
私には3人 子どもが居ます。
今でこそやっと子育てに余裕、、、といっても
1日に一回はプンスカしていますがw
3人産んでやっと 子育ての楽しさを実感できるようになりました。
なんとも特殊な世界
母になると、みんな一度、丸裸で放り出されます。
初めて母になるとき、皆が皆、当たり前だけど初心者。
右も左もわからない入社1年目のぺーぺー。
これまで積み重ねてきた社会的経験、実績、肩書きが一切 母という世界ではゼロに戻る。
丸裸になって、試されるのは 人間力、、、 といったところでしょうか。
丸裸の人間に、忍び寄る ガッチガチの子育て論、目を疑う予防接種スケジュール、成長曲線のプレッシャー。。。
ほんとに、本当に、今でこそ
どうでもいいわそんなもんーーーー!!!!!
と思えますが、
‘株式会社 母たるもの‘ の組織の中では
入社ほやほやのぺーぺーだから、上司の言うことを 素直に ハイハイと聞くしかないわけです。
そこに疑問を持っても従うしかない。
ベンチャー企業ではない、何年も続く 古株大会社だから。
入社1年目で、鋭く疑問に切り込んでいく、そんなキレものの母は 滅多にいないんじゃないかな。
そんな私も中堅OLくらいになって やっとこさ
あ、これは やったらいかんやつだ。
とかの判断がつくようになってきたわけです。
自動エスカレーターから抜け出す
一度乗った自動エスカレーター。
ふと疑問に思ったら、一度階段の方へ移ってみていただきたい。
自動エスカレーターの行き先はどこなのか。
毎日毎日、満員電車に乗って通勤するサラリーマンと何ら変わりない。
‘株式会社 母たるもの‘ のエスカレーターの行き先も 終着地は満員電車と同じかも。
母という職業
毎日毎日 自分のへっぽこっぷりに打ちのめされるのが母という職業の醍醐味であろう。
こんなにも 精神を鍛錬 させてくれる職業は
山寺修行か母業か くらいじゃない?
山寺修行行ったことないけどさw
近年、子どもはそれぞれに個性があって、個性をうまく伸ばしていこう、他の子と比べない、その子を見よう!っていうのが 合言葉のようだけど
一方の母はさ、未だに戦後の右習え!
な気がします。
人は人、私は私、のマインドに中々行き着けないのは、みんな一回 ‘株式会社 母たるもの‘ のエスカレーターに乗せられちゃってるからだと思う。
だってみんな 入社1年目のぺーぺーなんだもん。
エスカレーターから階段への一歩踏み出す勇気。
これ
好きなことを仕事にする
自家発電能力
と同じ、 発電力 な気がします。
人は人、私は私。
当たり前なんだけど それがわからなくなっちゃうくらい変な会社。
母たちも、誰一人同じ人生歩んできた人なんて居なくって
それぞれが色んな経験積んできてる。
そのキャリアを母という職業に転職しても生かしていけると
もっときっと母自身も子どもたちも、
楽に生きられるんじゃないかなー っと思っています。