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【出産レポ】自然分娩/初産 出産は鼻からスイカではないよ大丈夫!

「この記憶を絶対忘れまい」出産直後にわたしが強く思ったこと。
それでもすでに記憶が薄れ始めているし、助産師さん曰く産後2ヶ月で出産の記憶は無くなっていくとのこと…!

正直、詳細な出産レポートを残せるほどの余裕がなかったのが本音なのですが笑、殴り書きのスマホのメモを元に書いておこうと思います。


予定日約1週間前:破水と勘違いし病院

予定日の6日前、動く度に水が漏れる感覚があり「もしかして破水??」と思い病院に連絡し、タクシーで向かう。痛みは全くない。
病院で検査・内診をしてもらったところ、破水ではなくおりものだったのでそのまま帰ることに。

検査をしている間、助産師さんに「すごい不安そうな顔してるね、緊張しないで大丈夫よ」と言われる。
たしかに予定日2週間前から出産の恐怖がとても強く、ちょっとそこまでの外出もできなくなりこころが結構沈んでいた。

教訓1:陣痛タクシーは複数社&通常のタクシーアプリも頼って

その日上陸した台風の影響か、陣痛タクシーに電話したところ配車まで30分かかかると言われ、結局GOで配車。(そして本陣痛時も結局GOで配車した)
これから出産する方は陣痛タクシーは複数社登録&普通のタクシー配車アプリの操作に慣れておくと安心!

教訓2:出産時のメンタルケアのため、ソフロロジー法を勉強しておく

妊娠末期、出産がとにかく怖くて恐怖に怯えていた。
最後の最後になってソフロロジー法(出産時の呼吸やこころの持ち方などについて解いている方法)について調べ始めたので、妊娠中期ごろからちゃんと学んで準備しておけば良かったなーとかなり後悔している。

出産当日 深夜2時:本陣痛開始

破水未遂の後も多めのおりものは変わらず、そのまま予定日に突入。
それまでも弱めの生理痛くらいの違和感はあれど、それ以外は症状なし。
歩いたほうが陣痛につながると分かっていても、猛暑&体力ダウン&メンタルダウンで歩数は激減していた。

そんな中、出産前日は少しだけ秋の気配が感じられた日で、夫と図書館まで歩きカフェにも行くことができた。
深夜1時過ぎまでリビングで夫と話して寝室に着いた途端、明らかに痛みを感じ始める。
ひどめの生理痛のような痛みは段々勢いを増し、一旦リビングに戻り耐える。
やがて間隔は短くなり、病院に電話してタクシーで向かうことに。

早朝5時:入院

入院した頃には陣痛は5分間隔に。
7時ごろに破水し子宮口は6㎝くらい。8時ごろには7〜8㎝と言われる。

数分間痛みの休みがあるとはいえ、時計とにらめっこすると精神的にきつい。
途中で酸素吸入のためにメガネを外され、何も見えなくなってからの方がこころは楽だったかも。

8時ごろに朝食が運ばれる。
食べる余裕は全くなく、むしろ匂いで気分が悪くなったため助産師さんにキレそうになる。
(とメモに何度も書いてある笑 実際に暴言を吐いたりはしていないけど助産師さん本当にごめんなさいという気持ちでいっぱいです、、、)

お昼11時:子宮口全開大。夫呼ばれる

11時ごろ子宮口全開大。
助産師さんがその場で電話してくださり、夫が呼ばれる。
立ち会い中は夫が声掛けしてくれたり、風を送ったりしてくれたが出産後落ち着くまで彼の様子を見る余裕は全くなかった。笑

お昼13時前:誕生

いきみ始める。
赤ちゃんの酸素状態や羊水の状態から早めに出したほうが良いと判断され、先生2人登場。吸引するよーと言われ、いきんで補助され12時59分に誕生!

出産直前の会陰切開は全く痛くなかった。しかし縫合は痛かった、というか違和感があり過ぎて力が入ってしまい、痛く感じてしまったのだと思う。

入院〜回復まで一貫して行えるLDR室にいたので、そのまま14時半ごろに再度子を迎えて夫と3人の時間を過ごす。
我が子に会えた感動…というより、「この人がお腹にいたの?」「もうおっぱい吸えるの?哺乳類…!」という現実的な感動の方が大きかった。

夫帰宅後も17時ごろまでそのままベッドでゆっくりさせてもらった。
その間アドレナリンのせいか眠ることはできず気持ちも落ち着かず、出産報告連絡を各所にした。

教訓3:立ち会い者はお産の流れの予習&助産師さんの指示に従って

夫の様子を全く見る余裕がなかったので、何をしてくれていたのかほとんど記憶がないのですがwいてくれた安心感はあった。
お産に付き添うのもびっくりすることの連続できっと緊張すると思うので、流れの予習をしてあとは助産師さんの指示に従ってくれればOKかと思います。(余計な一言を言ってしまうよりもプロの指示に従った方が良いと思います。笑)

教訓4:無痛分娩について真剣に準備すべきだった

実は和痛分娩になる予定だった。
といっても、一般的な無痛分娩で行う硬膜外麻酔の対応は産院になかったので、簡単な麻酔をしてもらう予定だったのだが、赤ちゃんの酸素状態の悪化から結果的に完全な自然分娩になった。

初産にしては順調だったらしいけれど、何より終始不安が大きくリラックスする余裕がないお産だった。
なので次回の機会がもしあれば、無痛分娩の実施確率が高い産院に絶対に行きます。

出産1〜3日:体の回復はすぐ。でもアドレナリンで休めず

出産数時間後は少し貧血の症状があったものの、体力的なキツさはあまり感じずにいられた。翌日久しぶりに上半身の筋肉痛を感じたくらい。(痛みに耐えるために力が入っていた。3日目には治った)
会陰の痛みも2日くらいで治ったので、円座クッションもほぼ使わず。

しかしアドレナリンが出ていたのか、当日・翌日ともになかなか寝付けなかった。
妊活・再婚・転職…この6年、そしてこの8ヶ月ほどで乗り越えたいろんな出来事を想い、ここまで来れた嬉しさにボロボロと泣いていた。

産後2日目から母子同室。個室だったが、隣のお仲間たちと共鳴して夜の授乳対応を乗り切る。

教訓5:産院の母乳育児に対する考え方を調べられるとベスト

わたしがお世話になった産院は、地元で3代続く病院。
アクセスの良さや地元の安心感、自分が産まれた場所で出産することの感慨深さはメリットだったけれど、老舗だからかとにかく母乳信仰が強かった。

わたしは妊娠中から完全ミルクでの育児を希望していて、それをバースプラン提出時に助産師さんに伝えると強めに否定されてしまい、入院中もとにかく母乳前提で追加のミルクをもらえないことも…
母乳中心の育児をしたい方にとっては、かなり細かく丁寧に指導してもらえるのでおすすめだけど、退院後すぐに完全ミルクを考えていたわたしには正直かなりきつかった、、

妊娠初期には考えつかなかった視点だったので、母乳・ミルクに対する考え方は産院選びの時に確認できるとより良かった。

出産はたしかに命懸け。だけど怖がらなくて大丈夫

予定日前〜入院中までのわたしの出産の様子はこんな感じでした。
陣痛はたしかに痛くて辛かったけど、よく言われる「鼻からスイカ出す感じ」では全くないし「ダンプカーで腰を引かれる」感覚でもありませんでした。

陣痛は、感覚的にも原理的にもかなり強めの生理痛。
わたしはあまり生理痛が強い体質ではないので辛く感じたけど、毎月ひどい生理痛に耐えている方であればもしかしたら「意外と耐えられる」と思う痛みかもしれません。

それでもたしかに出産は命懸け。
幸い、産前・産後ともに命を落としてしまうような状況にはならずに済んだけど、一時赤ちゃんに酸素が行かなくなったりとヒヤッとさせてしまう状況はありました。

何よりも無事に出産できるか、誰でも不安になると思います。
そんな時にこころの支えとなる家族や医療従事者やカウンセラーさんなどを探しておけると、とても安心だと改めて思いました。

出産レポートは、お産の流れを知れる材料にもなる反面、恐怖感を煽ってしまうこともあるなと自身の経験から思います。
この出産レポートは、嘘なく書いてみましたが少しでも安心材料になれたら嬉しいです。

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