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三菱・アウトランダー/三菱・デリカD:5 『福野礼一郎のニューカー 二番搾り』
2013年2月19日
アウトランダーPHEV G プレミアムパッケージ 車台番号:GG2W-0000118
アウトランダー 24G ナビパッケージ 車台番号:GF8W-0000113
デリカD:5 D プレミアム 車台番号:CV1W-0900105
アウトランダーPHEVをかなり絶賛する
観音崎京急ホテルの駐車場を出て、国道16号線をおよそ2.5kmばかり西に戻り、馬堀海岸から横浜横須賀道路に乗る。
馬堀海岸は「うまほり」でも「ばほり」でもなく、正確に「まぼり」と呼ばないと、横須賀出身の鈴木編集長にしかられるので、ここを通るたびに妙に緊張するようになってしまった。
ここまではずっとEV走行だ。
スタートしたときのバッテリー残量表示はおよそ半分。
エネルギーフロー図を表示しているナビTFTの左上には、この地点で「EV航続距離14.7km」と表示されている。
みぞれになってきたから「きっと昼前には雨になる」といいたいところだが、この感じでは昼前に絶対雪になる。かなりやばい。
これでもしエンジンがついてなかったら、ワイパーもライトもナビも消して二人して泣く場面だが、「はやくバッテリー空になんないかな~」と、ぜんぜん余裕の萬ちゃんである。
前後のモーターはそれぞれ60kW。フロントは137Nm、リヤ195Nmの合計332Nmで、定格出力は25ps+25psの合計50psしかないが、前で9.663、リヤで7.065に減速しているため、アクセル開度40%くらいでも、自重1800kgもある試乗車「G Navi Package」の車体を、しっかりした加速感で牽引していく。
制限速度の80km/h+まで、そのままパーシャルスロットルを保って加速していっても、エンジンは始動しない。
アクセルをさらに踏み込むか、あるいは速度が120km/h以上になると始動するという話だったが、今日は黒のマークXが徘徊中との情報だし、とりあえずバッテリーを使い果たすまで、EV走行に徹してみる。
ヘビーウエット路面だが、前席ではロードノイズ、風切り音、雨音ともに低く、非常に静かで快適だ。
ベースのガソリン仕様車でニュートラルで走行しているより、外部騒音、振動伝播音ともに、明らかに低い。とくにロードノイズをよく遮っている。
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