子どもの遊び方はいつも予想外!
使わないハンガーが家に何本かあったので「保育園で、なんか楽しいことに使えそうやなー♪」と思って、色々考えてみた。
その結果【ままごと遊び】の壁に設置すれば、服を掛けたり布をかけたりして、リアル感がある遊びが発展するんじゃない?!ということを思い付いた💡
どうやって取り付けようか考えて、こんな感じで設置してみた。
脳内だけで考えたアイデアだから、いざ設置してみると、ガムテープがすぐに取れるし、ハンガーがツルツルしていて、すずらんテープで固定するのが難しい。
他の保育スタッフに相談してみると「ハンガーあると、たしかに遊び展開しそう!」「でも、しっかり固定しないと危ないかもね」という反応があり、園長に固定するアイデアを聞いてみると「釘みたいなやつで、壁に穴開けちゃってもいいよ〜!」と言ってもらえたので、わたし史上初めて保育園の壁に穴を開けることに…!
築2年の真新しい壁に穴を開けて、自分が提案した遊び道具を取り付けるのは、めちゃめちゃ緊張した。
壁に穴を開けるからには、ベストな状態で取り付けたい!と思い、今度は他のスタッフの意見も取り入れて考えてみた。
ハンガー同士がくっつかない間隔で、子どもの手が丁度よく届く高さに、すずらんテープで1つずつ取り付けることになった。
すずらんテープは、〝子どもが解きにくい結び方〟と〝しっかり固定できる結び位置〟を意識して結んでみた。
すずらんテープ同士をクロスさせたり、何度か巻き付けたりして、かなり頑丈に取り付けることができた!
すずらんテープの色は、保育室に溶け込みやすい白にした。
早速、ハンガーに興味を示した子どもたち。
「これ、家にもあるよー!」
「どうやって遊ぶのー?」
子ども同士で、いろんなものを引っ掛けて遊び始めた。
予想外だったのは、
自分の描いた絵を飾り、「本屋さんでーす!」と、お店屋さんごっこが始まったこと!
〝ハンガー=服や布を干すもの〟という固定概念があったから、すごくびっくりしたし「子どもの発想っておもしろい!」と改めて思った。
男の子たちは、ハンガーの下の部分をハンドルのように持って、全力で引っ張る遊びをしていた。
あまりにも引っ張る力が強すぎて、ハンガーは折れてしまったけど、それも遊び(学び)の一つ。〝チカラ加減〟を知る一歩になったんじゃないかな。
自分が考えた遊びの環境で、子どもたち自身で遊び方を模索して〝やってみる〟姿を見て、「これはいいな!」と思った。
これからも、子どもの遊びを展開していくような、より遊び込めるような、環境を考えていきたい。