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ファイナリストになっちった。

先日、第十三回販促コンペの結果が発表された

同期の藤本舞さんと一緒に提出した2つの企画のうち、1つがファイナリストに選ばれた。
経緯や、提出した企画書については、藤本さんが投稿したnoteのほうにまとめてあるので、そちらを観てもらえると嬉しい。

僕のほうは、個人的な感情だけを連ねた雑記。
読みづらいだろうけど、
まぁ、日記を盗み見ているぐらいの気持ちで読んで。


チームの企画リベンジ

藤本さんのnoteのほうにも書いてあったけど、
この販促コンペは『チームの企画』のリベンジの様相を呈していた。

リベンジの意気で行こうと示し合わせたわけではないけれど、
なんとなくお互いに意識をしていた気がする。

チームの企画とは、昨年参加していた『言葉の企画』の中で出された『即席で組まれたチームで一ヶ月間、1つの企画書を作り上げる。』という課題のこと。


「一人の負担をチームの充実に。」
理想ではあるが、虚像のように思えていた。

テンポを落とすことなんて考えられなかった。
チームを勝たせるために。
もっと感動を届けるために。

誰よりも欠けている僕は、
誰よりも手を動かすことで補っていくしかない。

猛烈に、誰よりも熱く動いて、動いて、爆死した。
僕は『暴走したやつ』だった。

自分で振り返っても恥ずかしい。

俺が、おかしいのだ。
俺が、黙っていればいい。

大学時代の劇団もそうだった。
どこだって、結局こうなるのか。

本気でそう思った。
この頃から感動メモも、書けなくなった。



舞さんも、ある意味で変態だ。
というか、頑固で、正直だ。
ものすごく、顔と声に出やすい。

昨年、舞さんのチームの企画に、手伝いとして参加していた。
舞さんは、ぶん回しても大丈夫なヒトだった。

「一人の負担を、チームの充実に。」

阿り合って、譲り合って、
それなりのものを出すことになんて意味はない。

せっかく、自主的に、自分を選んでくれて。
それでものづくりをするのだ。

試しにぶん回したら、応えてくれた。

ある種の没頭と、熱意と、狂気をまとって、
互いにぶん回し合って、もっと高い場所に行く。

今回、評価をされたことで、
完全にではないにしろ、
これまでの自分の作り方を肯定された気がした。



昨年のチームの企画のときも、
板橋から日本全国の企画生に
ドミノが届いていく様子が面白かった。

お返しの手紙が、嬉しかった。

大学の劇団の時も、
舞台が終わってから客席から届く拍手が嬉しかった。



僕は、チームが好きだ。

全力を持ち寄って、本音をぶつけ合って、
刺激しあって、ぶん回し合って。

それで、1人じゃいけない場所に行けるから、
僕はやっぱり、チームが好きだ。

1人より、ずっと面白いから好きだ。

このやり方で、やり続けていっていいかは分からない。
けど、この先にやりたいことがあることを、再確認できた。

昨年の爆死した自分の魂葬。
チームの企画リベンジを果たせた。

「互いの負担を、互いの充実に。」

今回上手くやれたのは、
舞さんが俺をコントロールしてくれたからだ。

俺は負担を負担と思わないところがあるから、
ぶん回しすぎるところがある。

獣と調教師だなんて言っていた。
それが、上手く機能していた。

僕に才能があるのであれば、
舞さんにも同じだけの才能がある。

バランサー・プロデューサーだな、きっと。
信じて、託す力を強くしていくんだと思う。

幸福論

最近、幸福論を読み漁っている。

ファイナリストに残ることが出来たことは、ものすごく嬉しい。
過剰に謙遜しているつもりはないが、身の程に余る結果だとも思う。

しかし、上には、上がいる。
賞を取らなければ、意味がない。

割とそういう事を、どうしても考えてしまう。
どうなれば、僕は満足なのか。幸福になりたい。

それで、ラッセルやニーチェを読み返した。


結局、僕は思い上がっているのだ。
ナルシストだ。

自信がないだの、才能がないだのと言っておきながら、
グランプリを取れると、認められるべきだと思っていた。

それで、悔しかったんだ。

「上ばかりを見ずに、足元の石を積み重ねろ」

大学の教授に叱られたことがある。
今の僕は、自分をもっとありのままに受け止めるべきだ。

マインドフルネスというやつ。
ちゃんと勉強しなくちゃと思った。


誰かと比べて、幸福かどうかを決めることをやめよう。

とりあえず、自分の結果を盛大に喜び、不足を反省し、
この結果が偶然でないと証明するために、邁進しよう。

そうやって、すこしずつ、誠実に、堅実に、
力をつけていこう。


このnoteで、ひとつの区切りにしよう。
近々、味王で盛大に祝うことにしよう。

販促コンペ、ファイナリストと、
自分自身の成長を。

ここまでぶん回しあった相棒と。

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