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格安液タブ XP-Pen Artist 15.6 購入
2018年5月に購入、Amazonで37,999円の液タブです。
このXP-Penという企業は最悪で、三流絵師やアドセンス乞食クリエイターに自社製品を配って「この商品はヤバいです!最高です!」と言わせる商売をやるところです。「"""ヤバい"""液タブが届きました」的なステマツイートがよく出回ってますね。絶対に買うな。
Wacomが高いので、妥協的に買ったものです。とはいえ一応15.6inchの大きさでFHDの液晶を装備してるし、ペンもバッテリーレスなので、最低要件は満たしている。筆圧検知8192段階デースとかは本当にどうでもいい。だって高々数ピクセルから数十ピクセルのブラシで描くのに、そんな分解能あってどうするんだ。8192段階であることを強調してワッショイするステマ記事の多いこと多いこと
よく商品紹介YouTuberがぐるんぐるんやって「すごいですね~!」ってやってるが、当たり前だろペンタブレットなんだから。むしろそれすらできない液タブが存在してたまるか。
図1 格安液タブでできるとすごいことの例
こちらはXP-Pen Artist15.6にいちゃもんつける記事です。
①連続した短ストロークの入力が苦手
シャッシャッシャッっていう短いストロークの連続を引くケースは非常に多い、とくに漫画を描くとき非常に多い。
そういうとき、n+1回目の入力始めが欠けることがある。これはかなり致命的で、斜線をつけたい領域の隅っこが白く抜けてしまう。常にオーバーめにカケアミをして、あとからはみ出し部分を削る措置が必要。文字を書くときも困りますね、これどうにかならない?
【2019-01/17追記】この入力欠けは低スペ環境で発生しがちの模様。十分高速なメイン機では気になりません
②液晶が焼き付く
寝て起きたとき画面が焼き付いてる。モノクロ原稿のとき顕著
安いので仕方ない、寝るときは液タブの画面を消しましょう
発色は割とまともで、視野角もじゅうぶんある。といってもそもそも液タブの画面だけ見て色を評価するのはどんな製品でもやめたほうがいい
③ケーブルが特殊
よくわからない三叉ケーブルでつなぐことになる。持ち運び便利だけど、これが逝ったらどうしよう、終了では?
ちなみに電源用USBは繋がなくても使える。バスパワーで動くのは便利だね
デスクトップじゃなくても、バッテリ駆動のラップトップでもバスパワーでいけるよ
【追記 2019-01/18】ケーブルについて
Wacom Cintiq13HDも似たような三叉ケーブルだった。液タブとはそういうものらしい
④ドライバ未熟杉
たまに死に、筆圧など正しく反応しなくなる。手動で呼び直せば復活する。簡単な操作ではあるけどまあやっぱちょっと面倒
ほか、入力領域のマッピングがいまいちガバくて、指定したディスプレイじゃないほうに照準がいったりする。あとディスプレイは液タブ+もう1枚以上の構成にしてないとだめっぽく、これ1枚で単独運用することはできなさそう、色々試したんだけどね
総合すればよかったです。液タブとして使えているので
海外製格安液タブは博打!
【2019-01/17追記】ペンの応答に関する言及
Wacom Cintiqはやっぱりすごい、高価なだけある。ペンの吸い着きがまるで違う。XP-PENはやはりちょっと反応が遅い
XP-PENが使い物にならないかというとそうではなく、イメージとしては30fps映像と60fps映像の視聴体験の違いみたいな感じで、すごいほうはやっぱすごいなあというやつです