Stream Deck で実際に使っているショートカットの例
Stream Deck という、物理的なボタンが並んでいるUSBデバイスがあります。設定ソフトウェアでボタンにいろんな動作を登録すると、よくやる作業がボタン1個で簡単に行えます。
一番使われているのは YouTuber や VTuber のような配信をする方々で、画面切り替えや OBS の設定変更、音声のエフェクトなんかに使われています。
Stream Deck を色んな仕事で使う
しかし、これは仕事でもとても便利で、色んなところに使っています。
たとえば、こういうものに使っています。
会社の住所:会社の正式な住所を入れておくと、ボタンひとつで出てくるので住所を書く事務処理をするときは便利です
会社の電話番号:住所と同じく、電話番号も忘れがちなので便利ですね。
Slack のチャンネルを開く:日報とか分報みたいな、よく開いて書きたいチャンネルはありますか?それもボタンひとつで開いたりできます。
StreamDeck のアプリケーションでシステム>開くを選択
コマンド+Kでチャンネルを選択
エンターキーで選択したチャンネルを開く
Excel に値で貼り付ける:Excelにデータを貼り付けるとき、値だけで貼り付けたいときも、そのショートカットを作っておくと簡単です
Stream Deck で使い捨てのショートカットを作る
こうした何度も使うショートカットもいいんですが、たとえば「いまバーっとやりたいだけの作業がたくさんある」ということもよくあります。こんなときに Stream Deck がとても便利です。たとえば、
(例)「対応済み」と入力したあとスペースを4個分開けて、次の行の先頭に戻る
こういうテキストの整形だとかいろんな作業ありますね。こういうときは、マルチアクションを使うのが便利です。このときは、下のように、作ります
テキスト「対応済み」を入力
テキスト「スペース4つ」を入力
下キーで下の行に移動
コマンド(Macの場合)+←キーで先頭に戻る
このようにすることで、ボタンを押し続けるとどんどん次の行に進んでいけます
Mac でファイル名を順番に修正
意味がわかりにくい PDF の領収書をダウンロードしたとき、発行日をファイルの名前にしたいときには、こういうマルチアクションが便利でした。この場合は、20240101-発行先.pdf というファイル名にしたかったので、ファイル名をクリックした状態にしてから Stream Deck のボタンを押すという形でマルチアクションを作りました
エンターキーを押す(ファイル名変更モードになる)
コマンド+Aで全選択
ファイル名のテンプレートを入れる(この場合は2024-発行先.pdf)
コマンド+←キーで先頭にカーソルをもってくる
4回右にカーソルを移動し、2024の直後にカーソルを持ってくる
その後は手作業で月と日を入力する
このようにすると、ファイル名の変更作業がこうなります
ファイルを選択
Stream Deck のボタンを押す
月と日を入力する
これで、選択してからファイル名をだいたい決めるところまでが自動化されて、テンポよく作業ができます。
まとめ
こんなふうに Stream Deck は事務作業の簡略化にとても便利です。また、ほぼ使い捨てのショートカットも簡単につくれます。
ぜひ試してみてください。
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