入院日誌 前日(午後)〜診断がくだる〜
午前からの続き。
4月上旬なのに5月並みの気温。
温かい日だった。
大きい病院を紹介され、せっかちな先生は「30分で行きます」とか言ってたらしい。
いやいや、こっちの都合もあるから...と思いながらも道中の我が家に立ち寄り。
財布だけではなく、ある程度困らない装備を持ちいざ大きな病院へ。
気は確かだったが、必死だったので若干記憶が曖昧に。
外来の受付に紹介状を提出し少し待機。
名前が呼ばれ、診察室のような簡易なベッドと椅子とパソコンが置いてある部屋に通される。
またしばらく待って、最初の先生らしき人が登場。看護師さんも登場。
気分はどうか、体調はどうか聞かれる。
そして点滴を打たれる。
ここまで意思もなく、なすがまま。
血液も何本か採取され、CTを取ってきて欲しいと指示される。諸々説明を受け、道順、場所を教えてもらい、受付をし、順番待ち。
1時間くらい待って呼ばれる。
CTの造影剤には驚いた。
かなりの圧力で体内に入れるらしく、また、体内に入った瞬間から体が熱くなる感覚。
全身の血管にお湯が流されたのではないか、そしてお漏らししてしまったような感覚になった。
女性の技師さん(不明)がズボン下ろせと指示するもんだから、タオルで隠してくれているのだが、しきりに中を覗いてくるのは謎だった。
全身筋肉痛だったので、よちよち歩いて外来の例の部屋に戻り結果待ち。
食欲も戻りつつあったのだが、お昼ご飯を食べずに来たのでお腹はペコペコ。
昼過ぎに到着して、すでに16:00を迎えた頃。
最初の先生とは違う先生が現れて、肝臓担当のSです。と自己紹介され、ドキドキの結果発表。
「急性肝炎ですね。」
かくかくしかじか。数値がやばい事が改めてお知らせされる。
本当はこのまま入院して欲しいけど、お互い準備ができてないから、明日10:00まで来てね。と告げられ、入院の冊子や準備物、注意事項を告げられ、大きな病院はここで一旦解散。
色々弱った体を引き摺って、入院に足りないものを買い出しに。
つづく