職歴迷子な私はデザイン組織でどう生きるか
こんにちは、SmartHRのもずく(@mzk1496)です!コミュニケーションデザイン領域のデザインOpsとして日々奔走しています。
職歴の多い生涯を送って来ました。 自分には、キャリアプランというものが、見当つかないのです…。
と言わんばかりに色々な職歴があるパーソンですが、専門職でなくともデザイン組織でこういうふうに働いているよの事例についてのnoteを書きます。
私のように色々な職歴がある方にとって、なにかのエッセンスになればと思います。
ちなみに美大とかじゃなく普通の四大卒です!
趣味はゲームと酒と海釣りです!ロマサガ2リメイク最高!メギド72最高!
私の職務経歴(迷子)
お客様との関わり方という観点でも色々な場所を経験してきました。
ToBでお客様に営業をして数字を追いかけるポジションからはじまり、版元と色々調整をしたり、ToCでお客様ととことん向き合って、現在は事業会社の内側にいます。
ちなみに艦隊これくしょんのラバウル基地にてランキングを維持していた時はマジできつかったです。
こんな感じで職歴迷子な私ですが、デザイン職を始めとした専門職への憧れや、一筋でキャリアを積んできたパーソンへの憧れはめためたにあります。何ができる人なのかわからない…と、今でも悩みます😭(キャリアプラン?なにそれ…)
そこで、自分なりに何ができるのかを考えてみました。
で、何ができる人なの?への自分的アンサーソング
様々なメンバーを想像して最善を考え、改善することができる、と考えています。
コミュニケーションデザイン領域ではセールス、IS、CS、マーケと様々なステークホルダーが存在します。
デザイン組織としてのポジショントークをするのではなく、目先の効率化や改善をするのではなく、いろいろな立場、メンバー、お客様、見る人を考えながら現状の最善を目指す。
そして「もっとよくできそう」な部分を容赦なくアップデートをしていく…ということを繰り返して、デザイン組織で生きています。
CS時代も同様に、ゲームをもっと楽しんでもらうため、困りを減らすための最善を考え、その後改善をしていました。過去の話も残っているので良かったらご覧ください。
SmartHRのデザイン組織で私がやったこと
やっと本題ですね、私がSmartHRのコミュニケーションOps部にて実際に行った事例をいくつか紹介します!
💡制作依頼フローの大改修
入社当初の制作依頼は、ヒアリング項目が不十分だったり、何がいつ何件来たか等を可視化できていなかった
デザインが機能している状態をつくる前段として、今の状態を可視化する必要があると考え、制作依頼フローの大改修実施
その詳細は以前書いたので興味があったらご覧ください!
結果、Asanaのダッシュボードにて月ごとの件数推移や、今誰が何件担当しているかをシュッと可視化することに成功しました。予算検討や繁忙予測〜外注判断への活用が広がっています。
💡スマートフォンアプリ訴求の制作体制構築とディレクション
今までは「依頼されたものを作る」状況が多かったのですが、企画の更に上からはいることができるように、制作に関わる上流工程から参加する体制の構築をしました。
トンマナの設計だけでなく、人事労務担当者/従業員それぞれにどんな印象を与えたいか?のコミュニケーションをPMMとマーケと一緒に考えて制作できた
デザインはtajimaruさんにガッツリはいってもらい、コンテンツ訴求軸とクリエイティブの統一感を出せた
上流工程から参加したことでユーザーインタビューにも同席しました。そこで出たお話をもとにインストールを促進するコンテンツを増強しました。
今までお客様のお話を直接聞く機会はなかったので、どんな期待値があるかの生の声を聞く非常に良い機会をもらった
CSチームとも連動し、どのようなアイテムがあるとアプリインストールを促しやすいかを検討
アプリは幅広い年齢層の方が使うためCS時代の知見もフル活用して躓くポイントをカバーできるようコンテンツを増やした
アプリのインストール数は右肩上がり!関わった制作物たちがインストールへの後押しにつながっていると嬉しいなと思います!
本件を担当した最高なtajimaruさんの自己紹介noteもどうぞ!
紹介した事例以外にも、SmartHRに入社してからは色々とやらせてもらっています。自社のウェブサイトのディレクション、支払漏れ防止の検知フロー構築、サブブランド展開における大盛り既存制作物への反映など…機会があれば改めてnoteをしたためたいと思います。
さいごに
職歴がたくさんあることは、今の私の血肉になっている!!!!!
正直これは結果論ですが。
職歴が増えた要因に会社都合の社内異動もあり、同じ会社の中でも複数のポジションを経験しました。
こうなるぞ〜と思って職歴を増やしてきたわけではないですが、その都度垂らしてもらった蜘蛛の糸を掴み、期待に応えようとしたことが血肉となったと感じています。
受注に至るまでの関係値構築や駆け引きとか、版元との調整とか、お客様が何に困っていたかとか、別部門への提案とか。
一つ一つは点かもしれませんが、その過程で学んだこと、実践したことは必ずどこかで線となって活きてきます。
「これはニガテかも」というのも一つの学びです。ニガテな分野は困ってる人も多くて、改善のチャンスかもしれないし。
自分はスペシャリストではないかもしれないけれど、ゼネラリストとしてできることはきっとたくさんある。
自分はいろんなことを経験してきたぞ!という強い気持ちでいればどんな場所に配置されてもきっと生きていけるはず…。という思いを込めて、バナーにはキリッとした表情の我が家の猫たち(←かわいい)を採用しています。
職歴迷子な俺達は可能性の獣!という言葉で締めくくらせていただきます。
誰かの何かに役に立ちますように。