見出し画像

第5回 リモートでプレゼンバトル


執筆者:かいり(見た目だけはチャラ男)


こんにちは!かいりです。全国で緊急事態宣言が解除され、外出される方も増えてきましたが、私たち溝口ゼミは、引き続き全力で自粛しながらも多人数で楽しめる方法を探求していきます

これまでの私たちは既存の遊びをオンラインで行ってみたり、はたまた新しい手法にチャレンジしてレビューを行うなど、意欲的に活動してきました。

しかし今回は「遊び」のレビューではありません。今後のゼミ活動の予定を決めるためにゼミ生が企画を競い合わせる「ゼミ内コンペ」というものを開催したお話です。準備の段階で泣きそうになり、却下されて本当に泣いてしまうこのコンペをレビューするなんて…。これまでみたいな高得点なんてつけるもんか!

という思いを心に秘めながらバチバチプレゼンバトルに挑んだ全力自粛大学生の本気レビューがどのような評価になるか、ご期待ください!

そんなわけで、今回はゼミ内コンペの様子を記事にしてみました。


1. ゼミ内コンペとは何者か、またその流れとは?

コンペとは「コンペティション」の略語で、日本語では「競争」「競技会」など競い合わせて優劣をつけることを指す言葉です。

今回の目的は学生同士が持ち寄った企画を競い合わせ、秀逸なものを選ぶというもの。学生主体で活動している溝口ゼミは、活動内容を2カ月に1回の「ゼミ内コンペ」によって、決めていきます!

まずは、1つの企画を3~5分でプレゼン→採点のサイクルを繰り返します。発表を終え、上位の企画たちで決選投票を行った後に、先生のコメントを頂くという流れで進めました。

このコンペに出す企画は、前提として

① 大人数で楽しめる

② 三密・濃厚接触を避ける(全力自粛)
 

この2点をクリアしているという前提で、各自企画を持ち寄りました。

また、採点基準として

・面白さ(4点)

・実現性(3点)

・社会的意義(4点)

の3つの観点より計10点で採点を行い、上位を絞ります。

全員の発表が終わり、集計結果を踏まえた上で、話し合いによって今後の予定を決めていきました。

なお、今回の集計システムはりょうた(ア〇ンアルファ並みに頼れる男)が作成したものを使用しました!これが超優れ物で、Googleフォームに点数を打ち込むとスプレッドシートに集計された点数が出ます。これにより、リアルタイムで投票結果の確認が可能に…。さすがはア〇ンアルファです!


2.リモートコンペでの工夫

「他の人が発表しているときは、黙って静かに聞きましょう。」

このようにオンライン会議では音声被りを防ぐためにミュートして聞く方が良いと言われてきたのではないでしょうか。

インターネットでオンライン会議を検索すると、様々なサイトで「自分が発言するとき以外はミュートする」との文言が見受けられます。

確かに「環境音がうるさい」「システム上の都合で片方の音声しか拾わない」など、ミュートすべき理由は理解できます。

しかし、溝口ゼミのコンペでは音声はONにした状態で実施しています!

空間共有ができないので、ミュート状態ではウケたか滑ったか不安になってしまうのです。(反応があるとプレゼンしやすい。)

気を付けることはミュートを解除するときはできる限り雑音を排除しなければならないこと。ノイズや生活音など不用意な音は出さない、窓を閉めて外からの音をシャットアウトするなど工夫が必要です。

そして、私たちはオンライン会議を活気づけるもう一つの方法を発見しました!それは、

チャット機能をたくさん使うことです!

プレゼン内容についてコメントしながら聞くことで、沈黙続きの気まずい時間が一気に解消されます。そして、チャットでの会話から話が弾んでいくうちに新しい企画が生まれることも!!今回は「Zoomで遊園地」の企画プレゼン中に、「ゼミ旅行の代替としてコロナ感染対策をがちがちに固めた上でユニバーサルスタジオジャパンに行き、みんなでグループフォトを撮ろう」という案が生まれました。

画像1

実際にUSJでフェイスシールドの着用が許可されるのかどうかは要確認ですが、完全防備で外に出る企画という方向性が生まれたことは暁光です

チャットだと発表者の邪魔にもなりません。発表してる側も聞く側も利益になると思います!


余談ですが、このチャットでもみんなの癖が出まくりでした!

画像2

企画の内容や発表者に関する褒めをすべて自分の物にするちゃも(やる気と根気がゼロ男)の図

画像3

いきなりCMが始まるチャット欄、ここでも大人気ちゃもの図


3. 様々な企画たち

今回のコンペで出された企画は、対面状況下でおこなっていたものをオンライン用に改変したものから、逆にオンラインでしかできないものまで様々な方面からアプローチされていました。

下の画像はコンペの集計結果です。圧倒的な強さであゆ(面倒くさがりチャンピオン)がワンツーフィニッシュでした!それにしてもあゆは全力で優秀すぎる。面倒くさがりという設定はどこに消えたのでしょうか。

しかし、その他も僅差で順位づけられており、採用されなかった企画もやってみたいものばかりです。

画像4


次は集計上位のもので今後実際に行っていく企画を少しご紹介いたします!

1つ目は あゆ(面倒くさがりチャンピオン) が提案したREMOでゼミ見学です。(130/150点)

REMOとは遠隔で会議を行えるツールです。

私たちが普段使用しているZoomとの相違点は参加人数とその自由さがあげられます。REMOは100人以上の参加が可能でありながら、議題ごとの少人数テーブルも作成できます。さらに、このテーブルをシームレスに移動可能で、マルチタスクのように複数窓もできるなど、とにかく高い自由度が売りです。

例えば今いるテーブルの話題に興味がなくなった際に、別のテーブルに移動することで自分の欲しい情報だけを集められるなど説明会などに向いた設計がなされています。

コンペでは、このシステムを利用したゼミ見学を提案していました。ゼミ見学とは毎年10月ごろのゼミ申し込みに併せて開催される大学の行事です!話が一方的になりやすいZoomと違い、双方向的な交流が可能なREMOは質問や悩みがある受け手側にとって使いやすいものだと思います。ゼミでの活動というよりはゼミ見学期間に利用できるかも…というものですが、とても面白い企画でした。 


2つ目はあゆ(面倒くさがりチャンピオン)とすみな(四六時中リサイタル女)が提案した大喜利大会です。(128/150点)

大喜利大会といってもIPPONグランプリのような形式で行っていきます!IPPONグランプリとはフジテレビ系列で放送しているバラエティーで、大喜利が得意な芸能人を集め、No.1を決める番組です。毎回10~12%の平均視聴率を誇る大人気番組です。ご覧になった方も多いと思います。

そんなIPPONグランプリに私たち素人が挑戦するのがこの企画です。お題は画面共有、挙手で回答、反応で評価などZoomの機能を利用して完全遠隔下でIPPONグランプリを開きます。さらに準備に1カ月以上かけ、問題作成やお題の写真撮影など素材から自分たちで用意する全力企画になっています。


3つ目は ちあき が提案したZoomでモザイクアートです。(124/150点)

Zoomのギャラリービューとバーチャル背景機能を使用し、モザイクアートを作成するというとても斬新な企画です! 1人1人が写真を17枚撮影し(先生の分も含めた数)、バーチャル背景に設定します。その状態で集合写真を16枚撮り、画像をコラージュすることによって16×16のドット絵に変換し、モザイクアートが出来上がるのです。

カメラを第一スキルとしている私たちらしいものでありながら、Zoomの特徴を活かした独創的な企画で、とても好評でした!組み合わせ次第で作品の可能性は無限にあるためポテンシャルも高いです。またモザイクアート自身が目を引くものであるため、私たちが運営しているnoteのサムネイルに使えるなど、利点が多いことも良かったと思います!

例えばこの4×4の写真を繋ぎ合わせて

画像5

                ↓↓↓

16×16の写真に組み立てます。

画像6

上の写真はモザイクアートではありませんが、企画の方法に沿って作ったモザイクです。


4つ目は ぺ と きょうか が提案したZoom運動会です。(121/150点)

自粛期間のせいで体がなまってしまった。そんな人ばかりだと思います。そこで提案されたのがこの企画!

Zoom画面前が競技会場のため、なるべくその場でできる運動(ex.プランク耐久、腹筋、ヨガポーズ耐久ナド)をチームに分かれて行います。スポーツマンシップにのっとり、不正はダメ絶対ですが、タイムラグは存在するので優しい心を持つことが鉄則です。

運動不足をひしひしと感じている人が多かったのか、コンペを勝ち抜きました(笑)気軽に行えるのも良い点だったと思います。ムキムキ計画が進行するかも…。

上位の企画は説明を聞いている段階から面白さが伝わってくる内容となっていました!この他にも「Zoom遊園地」や「Zoomで鬼ごっこ」、「フリー画像バトル」「オンライン・ギョザリング」などもやっていきます。この企画たちは点数は上位ではなかったものの、どれも意義のあるものとして選ばれています。今後、実施していくのでレビューをお楽しみに!


4. みんなのクロスレビュー

高得点なんて付けるもんかと思い、取り組んだゼミ内コンペ。いったいどのような評価になったのでしょうか!?


ゼミ内コンペ

ゼミ内コンぺ2


5. 執筆者の感想

高得点なんて付けるもんか!という気持ちで臨んだリモートコンペでしたが、自分たちで工夫を凝らした結果、思っていたより高得点になっちゃいました!とても白熱した戦いになり楽しかったです。

こうして案を持ち寄り競うことで次こそは…という対抗心が生まれレベルアップすることで、企画の質も高まっていくと思います。実際、採用されなかった企画の中にも面白そうなものは多数あり、現時点でもハイレベルな戦いになっていたと感じました

また、Zoom上で行うことの利点として、全員の集中が画面上に集まることが挙げられます。さらにチャット機能を存分に使うことで「聞いている時間気まずすぎ問題」も解決できます。集中が途切れることなく、楽しい気持ちでプレゼンを聞くことが可能に!発表者側もそのコメントを見て嬉しい気持ちになり、win-winですね!

投票についても、紙で集計するよりも圧倒的に早いです。面倒くさい事前準備は必要ですが、準備さえしっかりしてしまえば後は楽になります。これは対面状況でコンペが行えるようになったとしても、ずっと活用したいと思いました!
  
コロナ制限下で様々な常識が覆され、今後も新しい発見がなされていくことが予想されます。不自由なことも多くありますが、逆に今まで気がつかなかった効率UPの方法が隠されていたりします。ピンチはチャンスに変えられます!今こそ色々なことにトライしてみる時ではないでしょうか。
 

今回の集合写真!毎回ゼミ生の一人がポーズを指定して撮影しています!今回はうっちーの提案でした。うっちー曰くクイーン(あのボヘミアンラプソディーのバンド)のアルバムっぽいポーズらしいです。

画像7



6.まとめ

今回手探りでやってみたリモートゼミ内コンペ。しかし初めてでも積極的にアイデアを持ち寄れば誰でもできることが分かりました。コンペを重ねておこなっていけば、より良いアイデアや企画が出て来るでしょう。今後も定期的に企画コンペを行っていこうと考えています。

しかし、自分たちは企画するだけでは終わりません。企画したものを実行に移し、レビューを書くまでがワンセットです。今回提案された企画は随時実行し、記事にしていきます。全力自粛大学生たちの企画、是非お楽しみに!


7.みんなのレビュー

リモートプレゼンバトル点数_page-0001 (1)



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?