おいでよ フィルムカメラの沼
こんにちは!かいりです!
最近は金髪から黒髪にモデルチェンジを行い、アイデンティティを失くしました。(もはや見た目も模範的大学生…)
そんな私の趣味はフィルムカメラです!この記事を読んで一人でも多くの方がフィルムカメラの沼に堕ちt…興味を持っていただければ幸いです。
1.先ずはじめに
そもそもフィルム写真とは…?という人もいらっしゃると思いますので軽い説明から。記録媒体であるフィルム(下写真カメラ内緑色の物体)に被写体からの光を焼き付け(感光)させるものがいわゆるフィルム写真です。
現在主流のデジタルカメラはSDカードに写真のデータを保存しています。しかし昔はそういった大容量の記録媒体自体が存在していませんでした。そのため、写真を撮影するときはこういったフィルムが利用されてきたのです。
フィルム写真は保存面において信頼性が高く、その歴史は江戸時代までさかのぼります。以下の写真はペリー来航の際に配下の写真師エリファレット・ブラウン・ジュニアが撮影したものです。
説明にもあるように現存する日本人最古の写真であり、指定文化財にも登録されています。このようにフィルム写真は150年以上前から残る長い歴史を歩んできました。
そんな説明は置いておいて、皆さんに一番身近でイメージしやすいフィルムカメラは富士フイルムの「写ルンです」だと思います。
インスタントカメラと呼ばれるもので、使い切りのフィルムカメラです。いまでもコンビニなど様々な場所で販売されており、低価格のため手軽にフィルム写真を楽しめます。
なんとなくイメージして頂けたでしょうか。次はフィルムカメラのオススメポイント(※独断と偏見を含む)をあげていきます!
2.フィルムのオススメポイント
まず、一番におすすめしたいポイントは「エモさ」です。(エモいって便利な言葉ですよね。)
フィルム特有の色彩の淡さ、粒子っぽさ、そしてふんわりとしたボケ感(オールドレンズによる)によって表現される暖かく柔らかい写真がエモさを生み出します。フィルム写真は人々にどこか儚げで懐かしい感じを提供しているのです。また、フレア(強い光がレンズ内で反射することにより起こる現象)の影響によりコントラストが下がった写真になることも雰囲気を醸し出します。
色々考えて撮影するほうが良い写真ができますが、フィルム写真はただシャッターを切るだけで雰囲気の良い写真が生まれてくることが多い気がします。(※個人の経験談です)
続いてオススメしたいポイントはフィルムの多様性です!フィルムはメーカーや種類によって様々な表情を楽しめます。カメラもメーカーによって得意なことが異なるようにフィルムも発色などに特徴があります。私の撮影した写真と共に少し説明を。
(使用フィルム:KODAK Ekter100)
(使用フィルム:Cinestill 50D)
これは横浜みなとみらいの夜景を撮影したものです。同じ時間に同じ位置同じカメラで撮りました。異なるのは使用したフィルムだけ。(iso感度が異なっているため厳密にいうと露出も異なりますが…)上の写真は夜景の光がオレンジ系統ですが、下の写真は反対に青色系統となっています。
こういったように使うフィルムによって、色や雰囲気が変化するので自分の好きなフィルムを探すことを強くお勧めします。ちなみに私が常用しているフィルムはKODAK社の「ULTRAMAX」です。
このフィルムの特徴はなんといっても青色の発色です。
海の色を見てもらうと分かり易いのですが、このわざとらしい青色(笑)これでもかというほど個性的な発色ですね。この特徴がとても好きなので私はこいつを重用しています。
次にオススメしたいのがオールドレンズです。
オールドレンズはデジタルカメラのレンズに比べて歴史が長く、特徴的なボケ味のレンズなどさまざまなラインナップがあり、自分に合ったレンズを探すのも楽しみの1つです
また、大体のオールドレンズはデジタルカメラのレンズに比べ、彩度・コントラストが弱く柔らかで幻想的な描写になります
フレアやゴーストが写り込みやすかったり強い周辺減光があったり、一見マイナスと思われる描写もレトロで味がある仕上がりになり、魅力のひとつと言えるでしょう
まわりと違った写真を撮影したい人には、特におすすめのレンズです
説明はカメラのキタムラHPより引用させていただきました。説明にもあるようにオールドレンズはフィルム写真の雰囲気に重要なものとなっています。そんなオールドレンズですが、フィルムと一緒で多くの種類が選ぶことが可能です。メリットとして明るいレンズ(F値の小さいレンズ)が安価で手に入ったり、海外産のユニークなレンズが使用できるなどがあります。
明るいレンズはデジタルだと5万円以上かかったりしますが、オールドレンズであれば1万円台で購入できるものもあります。(ただし、中古のためしっかりと見定めが必要)
海外製のレンズは私もまだ利用したことがなく、あまり語れないのですが、面白いレンズが揃っています。旧ソ連のものやレンズのレベルが高いドイツ製のものなど普段目にしないレンズも選べてしまうのです!
最後にオススメしたいポイントは初期費用の安さです。趣味としてカメラを始めようと思ってもデジタルカメラであれば高額なことが多く、なかなか手を出せないことがあると思います。しかしフィルムカメラは中古が基本のため比較的安価で本体を入手することができます。
私が最初に使用していたフィルムカメラは祖父から頂いたものだったのですが、カメラ屋さんに行ってみるとレンズ付き4000円ほどで売られていました。(お気に入りのカメラだったので複雑な気分) また、2台目のカメラ(minolta SRT100)は本体が1万0000円、レンズが1万5000円の計2万5000円です。デジタルと比較すると半額以下で撮影できる環境を揃えられます。
もっと安価で始めたい!という方には最初に挙げた「写ルンです」の他に「KODAK m35」をオススメします。
このm35は写ルンですほどのサイズ感のカメラですが、フィルムを入れ替えることにより再度利用することが可能です。持ち運びにも適しており、フラッシュも搭載。さらにこの価格帯です。フィルムを始めたいという方にピッタリではないでしょうか。
最安で1000円ちょっと(写ルンです)から始められるカメラライフ。いかがでしょうか。
3.最後に
このように長い年月を超えて受け継がれてきたフィルムカメラは今でも根強い人気を誇っています。長々と解説しましたが少しでもフィルムカメラの魅力が伝わっていれば幸いです。
最後にコダックアラリスジャパンが現在開催中の企画「 #kodak日本一周 」を紹介して終わろうと思います。
コダックのフィルムを使用し、日本全国の写真を募るこの企画。見るだけでも楽しそうですが、この機にフィルムを始めて参加してみませんか?
以上でフィルム沼に引きずり込む計画の発表を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。
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