眠らない船
少し前に人生初の「非行」をしました。
非行と言っても大したことはしていなくて、ただ単にオールしただけなのですが。
その日の朝、まだ朝とも言えないような暗い時間に、自分と同じような若い人がたくさん駅に向かって歩いていく姿を見ました。
夜になっても眠らない大きな街から、自分の家を帰る(違う人もいるのでしょうが)人達の流れは、不思議と同じ気配を纏っていて、奇妙な一体感があったことを覚えています。
所属する劇団の公演日が近づいています。
slackの通知が何時になっても光っていて、一人「一体みんないつ寝ているのだろう」と不思議に思っています。(そして密かに心配しています)
かく言う私は、やることが遅いので毎日ぬいぐるみを横に置き、その子に向かって「あ~~終わらない~~~終わらないよ~~」と、実に情けない声を上げながらぐずぐずとパソコンに向かっています。
本当はこの文を書いている暇なんてなくて、とにかく目の前に積まれたちょっと信じられないような量のタスク(それは講義の課題とか就活のこととかが多いのですが)を片さなくてはいけないのですが、なんとなく、noteが書きたくなってしまって、今これをぼんやりと書いています。
私のいる劇団は、眠らない船なのだなあ、と日々思います。
眠らない街から帰る人がいることと同じように、自分は今、眠らない船に乗っているのだな、と思いつつ、明日が締め切りの課題にそろそろ手を付けようと思います。
今は夕方の4時から5時ぐらいが、ちょうど朝焼けに近い色をしていて、洗濯物を取り込んでいると寒さもあいまって、幸せと寂しさと焦りがまざった気持ちになります。
動画のアップロードが終わるのを待っていたんですがドロップボックスが悲鳴を上げて「応答しない」ようです。
いっそぬいぐるみが応答してほしいですね。それはそれで怖いですが。
(写真は何の関係もないひと月前の皇居です)
劇団の公演が年末にあります。興味がありましたら、ぜひご来場くださいませ。