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映画WOLF MAN (2025)
正体不明の野獣に噛まれたあと体調に異変をきたし⋯という、狼男ストーリー『ウルフマン』はリー・ワネルが監督・脚本を手掛けた2025年のアメリカのホラー映画です。 ワネル監督といえば「SAW」シリーズや「透明人間(2020)」が有名ですね。
予告の通り、ちょっと地味めですがリアル感あって良かったです。
今週からベトナムでも公開されました。
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上映時間は100分ほどで、ストーリーは割とシンプル。しかし家族愛や野獣化の不条理・困惑などはちゃんと描かれていて真面目なホラー映画です。
ポスター画像の通り、お話は殆ど森の中。 子ども時代の森(過去)→現代サンフランシスコ→故郷の森へ という流れでちょっとだけ都会で現代ドラマ劇が入ります。
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主役の奥さんは仕事をバリバリこななす怖い顔の妻として登場するのですが、本編に入ってしっくり来る作り。子役も名演技で、出演の俳優さんは少ないながら皆さんプロ!こういう人いるよなーって本物みたい(狼男の家族に会ったことは無いですが)でした。毎回思いますけど、アメリカ映画界って層が厚すぎませんか。
めっちゃ刺さった所
短い映画ながら、主人公の夫君が狼男へ変貌する過程で、これまでの「ケダモノ見世物」SFX映画から脱皮し、「野獣の感覚になって混乱」する様子や、変貌後の野獣の超感覚が描かれていて「すげぇぇ!」ってなりました。知らない世界が見れるのが映画の良さだと思っている視聴者なので大満足です。
思えば、うちの🐕🦺イッヌくんカビー氏も「アニキっ、なんか居ます!緊急警報!!」みたいになることがあり、巨大Gの睡眠中の来襲を回避できたことも。彼らは私達と違う感覚世界に生きているのでしょう。
が、狼男なのでそんな次元ではありません。(笑
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いくら何でも自分は見えんでしょ、というのは言ったらダメです。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、「あ〜、確かにこんな感じで見ているのかも!?」というシーンが後半に増えてきて
「動物と目を合わせたらイカン!」
という、野生の掟を思い出させられました。
というわけで、個人的に★4つ+な良い映画です!
が、ベトナムの劇場ですと500円、長くて盛りだくさんの満腹系ではないので日本価格で1800円とか払ってみるのはちょっと辛いかな?
狼男フェチや獣好き、家族愛ドラマ好きならそこそこ楽しめると思います。
(とはいえ、すぐ上映終わりそうだしアマプラ待ちでもよいかも)
辛口なロッテン・トマトは50%
辛口過ぎませんか?(笑
批評には「リー・ワネル監督だから期待が大きすぎた」というのが見られましたが…ビニールハウスが敗因か(笑
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個人的な狼男の最高峰はコチラ「狼男アメリカン」
(An American Werewolf in London (1981)
こちらはロッテン・トマト89%となっておりました。
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