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中国で8億人が新たに感染予定,ベトナムはコロナ優等生
こんな記事が話題となっています。
COVIDは中国でこれまで以上に急速に広がっています。この冬、8億人が感染する可能性。 50 万人、場合によってはそれ以上の人が死亡する可能性があると予測しています。
「現時点では、中国の死亡率がアメリカの死亡率 [0.3%] を超えることはありません」と彼は言います。「しかし、中国には本当に厳しい冬が待ち受けています。」
政策の意味不明さや国家中心主義で中国共産党に近いのは残念ながら今の日本と思うことがあります。中国は共産党のため、日本は経団連の為、という文脈で。(笑
逆に中国と真逆なのは同じ共産党というお名前の独裁政権が仕切っているベトナムでしょう。名前は同じでも、非常に合理的で市民のために頑張る政府という印象で、コロナ政策では最も良い成果を上げたました。
今更ですが、ベトナムから見たコロナと日々感じている日本と中国の類似性、不信感を書いておきます。
(※中国には仕事で行ったことしか無く、ごく限られた知識しか無いので実情を知る方のご意見を賜りたいですmm)
ベトナムはコロナ優等生
具体的には以下のような状況でした。
早くから台湾などの情報を入手して2020年1月末から段階的に国境封鎖、社会隔離を進める
2020年4月にはホーチミン市で大規模社会隔離、外の都市でも続々と
状況がわかるまでは隔離などを徹底、少ない医療資源を最大活用
臨機応変に月ごとに変わるくらいの柔軟対応
ワクチンの使用も中国製がダメならすぐに捨ててあらゆる方面を探る
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ワクチンの効果や再発感染や死亡率を見て段階的にどんどん緩和、現在は平常運転でコロナはほぼ過去。
2021年9月まで社会隔離はダナンなどでも普通にあり、区画閉鎖など厳しい生活が続いた
2022年1月にコロナは収束と判断が進む
ワクチンの効果や再発感染や死亡率を見て段階的にどんどん緩和、現在は平常運転でコロナはほぼ過去。
3月から観光再開
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※これを可能にしたのは初期の頃からの検査体制。自分は去年だけで20回位検査を受けて鼻の穴がヒリヒリしました。
また、今年に入ってから『子どもたちや若者を犠牲にしてはならない』という論調が強まり、大学教授などの批評が相次ぎました(多分政府のアレ)
ベトナムで起きていたこと
初期の頃は、病院が一杯で大変という事がありました。
900万人都市のホーチミンや首都ハノイでは隔離などをしてもすぐに増加。
鉄道が基本無くバイク通勤で、会社はリモートへ移行したので、それでも『爆発』して悲惨な状況にはならず、ジワジワと広がっていった雰囲気がありましたが、それ以前と比べて大量死が起きたりはしていません。 むしろガンで亡くなる方がすごく多くてそっちにびっくりしていましたが。。。
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ベトナムは医療システムが未発達で多くの地域では病院や医師、医薬は十分でない国です。質を考えると日本の1割に満たないと思いますので、特別な治療はもちろん無いですし、大気汚染は大都市ではひどく肺の状態が悪い人は日本より圧倒的に多い状況があることを付け加えておきます。
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ワクチンが出来たあとは利用関係者に優先接種をした上で、淡々と接種が進みましたが、医療関係者がワクチン接種をしても普通に感染しほとんどが無症状。
2度3度と感染し、クラスターを作っている状況は日々報道されていました。
しかし、厳戒態勢のベトナム隔離の中で見た日本の情報は。。。こんなでした(汗
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ベトナムでコロナ前に肺炎になった話
ちなみに、肺炎は非常に恐ろしいもので、Covidでなくても普通に死ねます。
そして同じようにお恐ろしいのは大気汚染。
ハノイの大気汚染は飛行機の窓から見ても尋常でないものがありますが、気にせず西湖を毎週走っていたら、肺が次第にジンジンしてきてついに肺炎になりました。
40度の高熱と苦しい呼吸で、本当に死を覚悟したのはコロナが流行る前年でした。
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その時に、かなり重篤なので調べたのですが肺炎で亡くなる方は非常に多く、また大気汚染と風邪は時にセットで襲ってくるということです。
私のコロナに関する立場
わたしのコロナ感は以下の通り。
※予め書きますが、コロナで人がたくさん死ねばよい、と考えているわけでは決してありません。 部分だけ切り取って都合よく『そこだけなんとかしたい』と感情的な反応を他人に押し付けるのは間違い、と考えているだけです。
統計と海外での経験から、実感を持って感じていることは
前提として情報が怪しい。感染爆発があったインドではその後『カレーが効いた』などと言われる状態で、大規模な死亡要因とされていない
肺炎で死ぬ人は元々すごく多い(400万人/年)でコロナ前は業界が最後の商材とすべく頑張っていた。医薬業界は常に商材を『開発』して多額の広告をしている。
後進国や中国の大気汚染では風邪を引くだけで普通に肺炎で死にかける。 大気汚染は元々あった問題だが無いことにしていた不都合な現実がある。
老人が亡くなるは自然。とくに肺炎で亡くなるのはきわめて普通。 海外では70才以上は死因として真剣にカウントしない。先進国では何で死ぬかではなく『どう生きるか』質が大切。
1.2、は日本にいれば十分情報もあり、とくに1はつり革広告でもたくさん出ていたので見ている人が多いはずだが、なぜか全員忘れてしまう不思議。 日本人は広告に汚染されすぎ、というのが海外にいて強く感じるところです。
コロナの統計は非常にアヤフヤなものが多い。
日本では統計すら真面目に取っていないし、頃名前との比較をする科学者の話が出てこない。ほとんど集団パニック、だが医療や政府の都合は少なからず有るように思う。科学者がパニックなるよりも助成金チャンス!!となるのは確実でしょうから。
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海外で感じる死生観の違い
コロナで今亡くならなかったお年寄りがその後に死なないわけではなく、延命している事と死は別の問題、というのが知る限り海外で人と話すと感じる死生観で、自分も同じ価値観に属していることを感じました。
コロナ以外でも、リタイア後に癌になって、厳しい治療を避けてホスピスや自宅で穏やかに死を受け入れる、とうのは欧米ではごく普通の考えで胃ろうなどは虐待の範疇とされているそうです。
おかしな優先順序
世界統計ででは蚊が原因で亡くなったり、デング熱の後遺症などで障害を持つ人がたくさんいます。
交通事故や自殺など、真剣に向き合うべき人間が原因の問題は常に手付かず放置されてきています。 またお金がなく商材にしにくい後進国の問題は放置。金にならないから開発は後回し、見ないふりをしてきたのでいまさら都合が悪い、ということは枚挙に暇がないででしょう。
死因と対策には常に『業界と政府のご都合主義」があります。
薬が売れたり『コネややったことになる』なら頑張るけど、他の業界から苦情が来る新しいことを言い出すのは嫌、というのは前例主義のお役人としては平常運転です。
コロナに関しても『世界がそうなので』とオリンピックのあと渋々やりだして、はじめたら止め方が分かない、というのが日本の実情です。
一方で、コロナでは誰も死ぬ前から明らかに過剰な大騒ぎをしつつも、その直前のダイアモンドプリンセス号では放置。
ご都合主義の不条理しか無いのに、他人にこうしろああしろ、と検査も数値もとらずやってきた日本の医療医薬業界や政府が、他人に何か言えることが有るとは驚きです。
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中国と似ている日本政府の方法
中国や日本は社会主義/独裁国家にありがちな自由を奪う方向で問題をすり替える悪手だけど、進歩的・合理的とはいいがたいし、負債の支払いは必ず来る。
中国よりある意味日本がまずいかも、と思わされるのは、不合理と決められない・遅い無能さ。
独裁や低レベルな社会主義は民衆が無知・自分で考えられない場合には一定の合理制があるエリートシステムといわれていますが、日本はエリート層が作れなかったことがはっきりしたでしょう。
悪いとこ取りで今回はその見本となり、海外記事では笑いもキャラとして定着しつつあります。
コロナは中国の陰謀か
陰謀か計画かは千引が難しいですし主観的なことでしか無いと考えています。
もちろんウィルスを作ってばらまいたのなら別ですが。。。ロシアの戦争もあり人間の愚かさは計り知れないのでわかりませんが、わからないことは「わからん」で良いと思っています。
ただ、現実に中国はコロナ直前は香港でもが全土に拡大して、コロナは非常に都合が良かったでしょう。実際に直前に香港に行って戻ったらコロナだったので実感があります。香港デモの広がりは共産党支配を揺るがす部類のもので、風邪で人が多め死ぬのと比べたら政府にとっては?…と見ています。
コロナ期間中に香港はほぼ中国ルールに置き換えられ外国人は去り、中国からの資本・人に置き換えが進んだといいます。
コロナ前にトランプが進めた中国からの企業離脱もコロナ下では『捨てて撤退』しかないので、中国はコレまた都合が良かったはず。
まただぶつきすぎた不動産も、巣ごもりとなれば遠くても大きな部屋が必要で不動産バブルで物件が大量にだぶつく中国では非常にプラスだったと主ます。
コロナが中国政府の陰謀だ、と言いたくなるのには一定の合理性があり一概に否定し難いくらい、中国には都合が良かったのは間違いないでしょう。
日本がとるべき手法は?
短期的に老人のための敗戦処理は意味がない。 若い人の自由や質を優先するべき。政府は仕事が遅いのだから、全て若い人にあわせて政策を設計しても丁度いいくらいのはず
長期的には適者生存が合理的. 人類は家畜を得てからずっと同じウイルス問題と戦って淘汰されてきた。 100年後以降を考えて技術を利用すべき。
社会問題では最先端だったイギリスを追い抜き世界一になっているのだから世界に良い見本を見せるべきとおもいますが、ほど遠い真逆の印象を与えて取り返しがつかない『日本ブランド」の失墜を招いたと、ベトナムから肌で感じています。
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