コロナで不思議に思うこと
※ワクチンの是非に関する記事ではありません。数値に基づいた理性的思考とご都合主義についてのお話です
コロナは過去のベトナム
ベトナムは昨年3月にコロナ終了となり、今ではマスクや外に出られなかった時期が遠い過去のように感じられます。
2020〜2021年の11月までは、オリンピックの都合で隔離どころか検査もせず適当進行をしたのに、かなり後になってやたらとマスクマスク!になった日本とは真逆の模範的なコロナ政策をしたベトナム政府の下で隔離生活を送っていました。 そのうち1ヶ月は完全な隔離(ホテル缶詰)という軟禁生活を余儀なくされました。社内で家族が陽性な人が1人出ただけでそこまでやる?と当時はかなり呆れました。
刑務所のような軍の施設や野戦病院施設で隔離された人たちもたくさんいます。
今の無礼講でも問題ない状態を考えると集団パニックだったとしか言いようがありませんが。。。
(ベトナム、パンデミック終息後、観光客の入国を全面再開した時のニュース)
しかし経済のダメージは多く海外のインフレ不況もありベトナムはポストコロナ経済で苦しんでいます。現実的なことを考えると、日本政府のグダグダな対応は経済合理性があり、早期に危険性をある程度把握して適当にやり過ごそうとしていたのかな?と思うことがあります。
死亡率を忘れてませんか
コロナの前年2019年にインドネシアの総選挙で、選挙スタッフがたくさん亡くなり激務過ぎる!と話題になりました。メディアが好きないつもの犯人探しと言う名のガス抜きでしょうか。
(選挙で過労により270人以上の選挙スタッフが死亡したと当局が発表)
その後出てきたBBCの良識あるニュース。BBCやアルジャジーラはアメリカがする戦争以外ではかなり真面目な報道が多いように思いますが、このときも辛口な分析をしています。
統計資料と簡単な計算で、選挙スタッフがなくなった率は死亡率より低いことを指摘できてしまったのです。なくなった方の数は計算の半分以下でむしろ選挙中の労働で死亡率が減った感じです。
※じつはあとでインドネシア政府がなくなった人の数は550人として、この統計の数字にニアピンとなっています。
(2019 年インドネシア総選挙: なぜこれほど多くの役人が死亡したのか?)
当時はこの選挙の後の暴動も含め大きなニュースで、医療や死亡率などの統計に係る英語圏の人達や日本の有識者はこの記事を見た人は多かったと思われます。門外漢のわたしでも読んで覚えてましたので。。。
最初の記事に共鳴した人たちは、なくなった方への同情もあるでしょうが労働させられる辛さ、政府や仕事をしろという相手への敵意で「バイアス」があったのではないでしょうか。簡単にできる自然死率の計算どころか論理的な思考無く「まず批判と断罪」があったのは間違いないでしょう。
ほとんどの人は冷静に考えられない?
コロナ中、2020年の日本の死者数は平年を下回りました。コロナでもたくさん死んだということですが大部分はお年寄りや既存症の方たちで、平常時の範疇でなかったか、は考慮する必要があります。
先の記事のような世界的な大事件があった翌年ですが、残念ながら自然死率との乖離や「そもそも正解はどこ」という数値の検証をする記事を日本では見たことがありませんし、そもそもコロナの検査すら政府が阻害していました。
個人レベルでは皆がコロナの話をすることで、コロナのことばかり考えざるをえず視野が狭くなって判断力が低下する、という事が世界的に起きてしまったのではないでしょうか。俯瞰してみればコロナで亡くなる人は全体のごく少数、大部分を占める死の要因の話は置き去りであたかも存在しないかのようです。
※もう少し詳しく書くために調べようとした矢先、すごい記事を見つけてしまいました。NOTE世界すごい。細かいことを書こうかと思いましたが恥ずかしいのでこちらを貼り付けておきます。(汗
数字を持っていたベトナムは終わるのも早かった
ベトナムは台湾の警告を早くから受け入れ他国に先駆けてフライトや国境を閉鎖し、厳しいゼロコロナ政策を2020年1月には開始しコロナ陽性者がでれば周辺は検査と隔離で、厳格といって良い体制で2年間を過ごしました。結果として「新型コロナとはなにか」危険性について数値があるため昨年3月のコロナ隔離体制解除と経済再開となりました。
蚊に殺される人は自然死か
さて本題ですが、この 20 年間で初めて、米国で局地的に感染したマラリアが発生。アメリカではちょっとした問題となっているようです。
しかし、世界では毎年60〜80万人が亡くなっています。これまで毎年です。 しかしこれはいわゆる先進国の自然死とは言えないでしょう。蜂にさされてアナフィラキーショックで死ぬのは事故死、これも同じなはずです。
おそらく大騒ぎになって蚊を殺しまくってアメリカのマラリアは年内に一旦収束すると思われます。その熱意をかつて植民地にしていた国々やその周辺にも向けておくれよ。。。あなたたちも人だろう?(涙
実際のところ、アメリカや先進国で人が死ぬと大騒ぎでも「後進国や知らない人たちなら問題なし」というメディア広告的な前提と「薬が売れるか(お金持ってます?)」という受益団体の都合が「騒ぎの要件」としてあるのは否めないでしょう。
不都合な真実
一番人を殺しているのは蚊、二番目は人。
これらはある意味では自然死・病死ではなく敵性のもので努力をすればある程度解決が可能です。がんや風邪は自然現象ですが人に殺されるのは自然現象ではありません。(少なくても法律的には)
風邪は普遍的に存在し人類の努力では消し去ることが出来ないと長年考えられてきました。要するに自然。
自然死の範疇は感覚的には時代で変わるでしょう。大昔ならサーベルタイガーにやられちゃったらしい、とかも自然死だったと思われますが現在は熊に食べらたら大事件で熊狩が始まり再発は基本しません。
「対抗できるなら事件扱い、無理ならなかったコトにする」というような、ご都合主義ロジックが我々の基本スタイルなようです。
ヒトは感覚の生き物であり、認知や反応にダブルスタンダードを抱えているのでしょう。
たとえば、累計すれば新型コロナより銃や蚊で死んだ人の数が圧倒的に多いのは言うまでもありませんが、真面目に取り組んできたとは到底思えません。
個人だけではなく、コロナで騒ぐ政府や業界にはそんなことはどうでも良いのはこれまで見てきた通りで、
2022年のファイザー売上は約14兆円,業界は1分に750万円儲かる
もっとたくさん死ぬ要因(蚊、銃、大気汚染など)は長年放置
という謎の世界基準があります。
銃規制をはじめ、言うまでもなく日本は極めて真面目で特に子供に害があることは伝統的に徹底的な対処を「国内では」している国と思います。
しかし国内では、というククリは日本のように食料や石油、様々な資源や部品など外国での生産で国を支えている現実があるので、これもダブルスタンダードなのです。東京では安全であるべきだが米の産地新潟で人が死んでも仕方ない、みたいな話で。
今回海外から日本に変える時に、ワクチンの接種を義務付けられ感染してない証明書が求められ金額や労力の負担を強いられました。日本人が日本へ帰るのは基本的な人権ですが、科学的な根拠とか国民の安全とか、そんなことはどうでも良いようです。
一方で日本政府がこれまでしていたことはかなり限りがあります。
先進国ではマラリアやデングなど「蚊」の問題は見て見ぬふりをして後進国に植民地プラントや工場を建設して仕事をさせたり、ゴミを捨てたりし続けています。しかしコロナ(しかもこれ新型でなければどこにもあった風邪ウイルス)で自分のところに来たら大騒ぎ、君から伝染るの嫌だからワクチンして!というのは滑稽ですらあります。
そもそも肺炎でなくなる人は多い
日本ではコロナ前も毎年13万人の人が肺炎で命を落としていました。2018年頃は老人肺炎が商材となっており電車内の広告でも関連医療の広告を時々目にしましたが、新型コロナで無くなりました。
数字は誤飲性肺炎もふくまれるので大半が既存症やお年寄りである意味老衰の範疇の方が多いですが、純粋な肺炎だけでも9万人を超えています。
もっとヤバイ犯人も
例年600万人の人が大気汚染で亡くなり多くは呼吸器疾患です。そして呼吸器といえば肺。
しかしこれについてはどのメディアも未だに知らんぷりです。だって車とかバイク、工場止めなきゃいけないもんで。
さらに先進国が大量に買い上げる農産品をつくための焼き畑も中止しなければなりません。皆ココナツやバナナ無しには生きられないんです。でも作っている場所の周辺ではたくさんそのために死ぬんですけどね、ハハハ。
そしてそして、2020年のコロナ死亡者数は3414名。新型コロナの名称は途中から適当な感じになりましたが、コロナは初期の頃は新型コロナ肺炎、と恐れられていたのに名前が変わったのもこの統計が出てきた頃ではないかと思います(笑
みんな、急に悪化する肺炎で死ぬから恐ろしい!ってメディアが騒いでいたの、もう忘れてますよね 〜
他の理由で死亡率が高いアフリカでは。。。
人は信じたいことを信じる、とよく言われますが、人の死が関わることではあくまで冷静に、何が重要か、また偽善ではないのか常日頃から見極めたいものです。