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クリエーター、冬の時代へ?(英国最新レポート)
英国のビジュアル アーティストの収入と契約を調査した最新のレポート「UK Visual Artists (2024) 」少し前に発表され、クリエイターの厳しい現実が話題。youTubeやSNSなどマーケティングの広がりで仕事が増えているのかと思いきや、現実はかなり厳しいようです。
2011年のレポートと比較すると、データから収入の大幅な減少が明らかになっています。実質的には、個人の平均収入は2010年から2023年の間に48.8%減少し、自営業者の平均収入は47.5%減少しています。
ざっくり調査内容
簡単にまとめると以下の通り
EU離脱とコロナでてアーティストの収入が大幅減
97.7%がBrexitに否定的
英国の労働者の収入の中央値(2023年には34,963ポンド)より64.2%低い
視覚芸術における男女の比率がほぼ同数だが特定の分野では重大な男女格差
写真家の 75.7% が男性
イラストレーターの 60.8% が女性
賃金格差は女性 (7,500 ポンド) が男性 (12,500 ポンド) に比べて 40% 少ない
障害のある芸術家の年収はわずか 3,750 ポンド、障害のない芸術家は 12,500 ポンド
全体にアーティスト間の収入格差が拡大。
中央値(典型的)収入が実質でほぼ50%減少し、12,500ポンド
下降傾向は、イラストレーターから写真家、美術家まで、あらゆる分野
生活費を稼ぐために、多くのビジュアルアーティストが副業
副業は非クリエイティブな分野が46%
収入が不安定が43%、非常に不安定が39%で非常に安定は3%未満
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グラフは本業ビジュアルアーティストの主な職業の分布で、「それだけで食べられている人」の割合から実態が想像できます。広告、ヴァイラルマーケティングに関連しやすい写真やイラストレーターはお金に結びつきやすく、昔からある絵画・版画などのアート、多芸が必要で仕事量も多い漫画家は厳しいようです。素人がショート動画/tiktokに参入したためか、ビデオアーティストもかなり厳しそうです。
こちらの動画を見るとbrexit不況の影響と言うのがやはり大きそうですね。イギリスには百万人単位でポーランドの労働移民がいましたが現在は多くが帰国。移民に頼ると急激な流失のリスクがあるためアメリカは追徴課税する仕組みがあるそうです。
*レポートの詳細はこちらから閲覧できます。
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