見出し画像

[映画] The Crow (2024)


ベトナムでも公開になったので観てきました、「The Crow」。
ルパート・サンダース監督、ビル・スカルスガルド主演のアクション映画です。

ジェームズ・オバー原作のコミック『ザ・クロウ』を実写映画化した1994年の映画『クロウ/飛翔伝説』のリブート作品、ということになっています。どうりで見たことある雰囲気😆 

しかし本作、原作は同じだけどいろいろ別物。詳細には覚えてませんがアメコミのダサさが炸裂している感もあった前作とかなり違いスタイリッシュ。。
「あれから30年?!時代が変わったな!」と楽しく視聴しました。


純愛映画です👫

ネタバレになるので詳しく書きませんが、原作や前作のカルト猟奇、なによりゴスな雰囲気は薄く、特に前半は純愛映画です。

強制施設の制服がピンクのスウェット上下、何かを暗示させる…😆

ということで、出会いの前と出会いから事件までをそこそこ時間を配分して描いています。

アメコミ・カルト全開ではなく○○になる前はZ世代な?現代劇。 特に主役のビル・スカーシュゴードさんが演出もあって、やりすぎなくらい美しいんです。 きれいに描いている反動か?「純愛だけど熱愛じゃない」感じで、この後の復讐パワーはどこから?どうするの?と思ったら、ちゃんと脚本で克服してて、そこもいい感じでした。

後半は原作風メイクで顔を黒くしますが、かわりに隠しきれない肉体美を披露。てか、半裸😆

しかし、主役のビルさん美しすぎる193cmなので男子はデートに選ばない方が良い系の映画かもしれません。

プロモーションでは怒りのサンダーロードみたいなのばかり使われていますが、劇中ずっとこんなじゃないです。(笑

銀のスプレーください


酷評も。

すでに公開している北米他では、原作と違う!とか、いろいろ不満を爆発させている人が多い印象です。ゴスが薄いのは欧米ではゴス人気は衰退の一途、逆にクールな黒人ファッション・文化が引き続き堅調ですから現代風にアップグレードしたってことでしょう。 ヒロインがその急先鋒なFKAツウィッグスなことにも現れているジャマイカ。

お母さんがジャマイカ人なジャマイカ系イギリス人です

しかし、あまりにも(コミックを知らない)一般視聴者に合わせてオタク臭排除、女性でも楽しく見れる今風に洗練された作りなのが「ふざけんなー!」になったでしょうか。


伝説化した1994年のザ・クロウ 

そんな入れ込みファンが多い理由の一つに作品の伝説化がありそうです。今とは違いスーパーヒーロー物が珍しく一部の熱烈なファン向けだった頃の1994年版は主役のブランドン・リー(ブルース・リーの息子さん)が撮影中に事故で亡くなったことで大きな話題となりました。日本版
コミックファンを中心に伝説化した事も、爽やか路線で別物に生まれ変わった今作が酷評されている理由かなと思いました。

音楽の成功

1994年にリリースのThe Crowサウンドトラックは大ヒットを記録、アメリカで380万枚を売り上げています。


今作も音楽はめっちゃ良いです。

というか音楽のおかげでスタイリッシュ感マシマシに感じました。(Enyaは微妙だったけど。こういう大御所使うの無しで…。)


途中から映画の部隊がオペラになったりしますし、安っぽさはないのですが血みどろの後半も、主役美しすぎでアクション映画というより別の何かです。

余談ですが

彼女役が中学の同級生の増田くんにそっくりで、未病な気持ちにになりました。前半にドアップがけっこうあり「増田〜」ってなりました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?