映画「クレイヴン・ザ・ハンター」はジャングルの王者ターちゃんだった!
13日から世界公開になった KRAVEN THE HUNTERの感想です。
マーベルコミックでスパイダーマンの宿敵として描かれる「クレイヴン」誕生の物語を映画化したバイオレンスアクションです。
感想は、「マーベルCG映画でありつつ程よい重さのクライムファミリー愛憎ドラマ!」でした。 最近のマーベルズやマダム・ウェブなどLGBT風味なディズニー製作モノが個人的にダメダメだったのでニキ世界復活に歓喜!!です(笑
監督は脚本が本業?なJ・C・チャンダー。Netflix映画を含めて6作目?カナダのドラマ映画とかマイナーも混ざってて残念ながら見たことがある映画はありません。 ↓これとか有名みたいですが⋯コチラも見たことないです。
TENETにも出ている主演のアーロン・テイラー=ジョンソンはアベンジャーズのクイックシルバー役もやっているそうで、いいの?って感じ。(笑
イケメンなのですが髪型とかワイルドないで立ちがWalking Deadのアンドリュー・リンカーン風っぽくもあり、普段着の時は獣人にしてはキレイすぎるのかな?という印象。ジェイソン・モモアが適役なんでしょうけど半魚人にされちゃったので🦈
ちなみに、アーロンさんは新作映画では「28年後…」にも出ていて、この映画もメッチャ楽しみです。
重厚なクライムファミリードラマの主成分はこの人、ラッセル・クロウ。
いやー、存在感がすごいです。 抑えた演技で名脇役であり真の悪役を好演、「子供向け」になりがちなアメコミ映画の救世主になっていました。
設定とお話
マーベルコミックスですがディズニーではなくソニー・ピクチャーズ製作で、スパイダーマンユニバースの4作目です。
ロシア系移民のイギリス人で、冷酷な父親と狩猟に行った際、ライオンに襲われたことをきっかけに百獣の王の力を身体に!という設定。コミック原作ありがち「噛まれてバイキン入った」系です。
版権の制限なのかスパイダーマンユニバースではなく単体モノとしての作品で、動物ハイブリッドな主人公は動物と交信できる「ジャングルの王者ターちゃん♡」、しかしヒロインっぽい人は居なくて笑いもありません。フィクションものでまるでユーモアがないと厳しい時代と思いますが…(笑
また映画では亡命貴族ではなくロシア出身の犯罪組織の首領の息子という設定で、父親(=ロシア)が大悪党で、っていうアメリカ映画のいつものフォーマット。人として残念ですが、国益だからしゃーないw、みたいな。このあたりは安っぽくて残念でした。
(The OAのロシア時代のシーンはなかなかでした)
ロッテン・トマトの評価は娯楽映画としては◯、映画オタク批評では映画としては悪くないけど平凡だった、スパイダーマンワールド原作を無視しすぎ、編集や後付の差し替えセリフでのごまかしが多いというのが主な酷評理由になっています。
こういう不満が出るのは、前半の子供時代がムダに長く、サイ男&123男の前フリがイマイチで戦闘が盛り上がらないのが「すべて」じゃないかと思いました。敵が凄くないとヒーロは光らないのです。
本作ではヒーローと連携して野生動物が助っ人に来て戦う場面がありますがやや中途半端でした。動物友情路線へ振ったら(原作と違っても)娯楽作品として華やかになったかも?🦏🦌🐃🐅🦍
ガーディアンも辛口
この記事では興行不振で同列に。かなり興行不振なようで…悲しみ。やっぱりサイ男がオタクっぽかったのだダメだったのか。🦏
今年の年末は目玉がなくて劇場は盛り上がってなさそうですが、来年は28年後、アマチュア、スーパーマン、インディペンデスデイ3など大作続編がたくさん。なかでもブラピのブラックアウトに期待しております。