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Winner X ツーリングスペシャル化 その2

こんにちは!現在ベトナムで三度目のバイクライフ満喫中のそんちゃーです🏍️

以前にツーリングスペシャルに改良してからはや一年半、今回ツーリング用に細々とアップデートしてみました。ベトナムで入手できる物も限定されてますのでライフハックな感じではありますが😅

今乗っている日本未発売のホンダWinner X (v3)は水冷DOHC150cc/6速リターンミッションの本格スポーツスクーターで、大変気に入っています。

見た目は普通のスクーターなのですが前後17インチでトルクフルな単気筒エンジンに不安感のないしっかりした車体なのに122kg、もちろんキーレス付きで、燃費は60km/L と「どこまでも行ける」気にさせる最高バイクなです。

■主要諸元 
WINNER X
全長:2,019mm
全幅:727mm
全高:1,104mm
軸間距離:1,278mm
最低地上高:151mm
シート高:795mm
車重:122kg
エンジン形式:水冷4サイクルDOHC単気筒
ボア×ストローク:57.3×57.8mm
燃料供給方式:FI
排気量:149.1cc
圧縮比:11.3:1
最高出力:15.6PS/9,000rpm
最大トルク:N/A
ミッション:6速リターン式
燃料タンク容量:4.5L
ブレーキ:前ディスク(ABS)/後ディスク 
タイヤサイズ:前90/80-17 後120/70-17
ヘッドライト:LED
テールライト:LED
ウィンカー:LED

軽さは正義。このバイクの楽しさのかなりの部分はしっかり車体のDOHC150ccに見合わない軽さ、ではないかと思います。止まったり走り出したりの億劫さが皆無なので、景色が良いと止まって写真を撮る気にさせてくれます。

購入当初のアップグレードはこちらに書きました。


本題:だらんこツーリングを快適に

ベトナムでのツーリングはバイクは高速を走れないため100%下道+安全重視の超まったりツーリングです。 30-40km/h で子供に手を振らたら手を振り返す余裕が必要なくらいの世界線ですから(笑
そんな、ゆっくりな旅を快適にすべく少し装備をアップデートしてみた次第です。また、いつ日本に帰るかわからないので少しでも記録をしたく、お目汚し失礼します👀 今回は

  • スマートモニタ&カメラマウンタ

  • サイドバッグ追加

  • サブバッグ追加

を実施。結果、バイクライフQOLが瀑上がりしたので以下にご紹介します。

①ハンドル周り

以前にNOTEを書きましたがスマートモニターとGoPro装着のためにいくつかのアクセサリを追加しました。左のGoProマウンタは昨年に設置、更に先日モニターマウント用ブリッジを装着した副作用で右にもカメラマウントをインストールできました。

GoProマウントはミラーの根本に挟む形で設置なのでブルブルしないか心配していましたがGoPro手ぶれ補正が優秀なのか、問題ありませんでした。

右のミラーに付けた1/4ネジ穴くんはまだ出番がありません。というのもこれにつける棒?を持っていないので低い位置にしかカメラを取り付けられないためです。軽量で長いカーボンの自撮り棒みたいなのを絶賛物色中です。

色々付けたせいでしょうか?40km/hくらいで走行時に手放しをするとハンドルがブルブルと振られることがありました。youtubeなどで似た症状の人がいないか探しています。(情報募集中です!)

②右サイドバッグ

右側には大きいサイレンサーが上向きのノズルで着いているため、左側についている縦長のサイドバッグは干渉して取り付けられず積載低下&アンバランスになっていました。縦サイズの小さいサイドバッグがやっと見つかり、マフラーの排気問題はノズルの向きを変更するキットを装着することで解決できました。

写真は7Lのバックですが小さすぎるので15Lのものを買い直しました😓

上向きの排気はバイクの大混雑があたりまえのベトナムでは、後ろの人に迷惑!と大不評だそうです。空ぶかしすると後ろの人の顔にパンパン排気があたるんですよね😥
もちろんバック着けて高温な排気が当たればひとたまりもないため、バッグの装着は見合わせていました。しかし、こんなレインボー加工のノズルが500円ほどで販売されていましたのでゲットし解決🙆‍♂️

左側は大きな25Lのバッグなので、右には重量のあるものを入れバランスを取り、以前の片側だけの時に比べてかなり快適に走行ができるようになりました。

③サブバッグ

今回のツーリングで最高に便利だったのがこちら。
以前は手袋収納用に安っぽい小さい箱(450円くらいでゲット)をつけていましたが、カッパや水ボトルなど濡れている物の管理が大変だったので探し回ってこちらを装着しました。給油の際にはシートを開ける必要がありますが布製のバッグで変形するため問題なく使えています。

持ち歩くときのハンドルと、上部にはスマホサイズの網ポケットがあったり、気が効いた作りになっています。WinnerXは下の写真でいうとちょうどバッグの左上にUSB給電のソケットがあるので充電もしやすそうです。

更に横のZIPを開くと袋が展開。濡れたポンチョを入れたり、衝動買いしたフルーツを運搬するときに便利そうなので気に入っています。

ただ、紐で縛って取り付けているため脱着は容易ではありません。洗車時に濡れると言う問題はありますが…致し方なしw

改造というより、ほとんど追加装備ですね、すいません。

でもでもスクーターにしては、なかなかマッチョに仕上がったのではいかと…!

あちこちつれてってくれてありがとうね。


Winner X の「ここがよかった」

ツーリング中心に5000kmほど乗った感想は「すばらしい」の一言!

走る、曲がる、止まるが高次元で完成されているのが当たり前なホンダ製品ですから詳しいことは専門家の評論に譲りますが、それにしても25万円ほどの価格でこの軽量・高性能とタフさ・安定性を当たり前に提供していることに驚いています。未だに乗るたびに「あなた優秀ねぇ。。。」ってなります。

エンジンやミッションの完成度は素晴らしく、回しきってもオーバーレブでガクガクせずいい感じで収まりますし、これまで一度もギア抜けを経験していません。

17インチのタイヤと十分な剛性の車体にはこれまで何度か、悪路で助けられています。道路に穴があり衝撃で空中に浮くほどの外乱でも着地後に持ち直して普通に走り続けてくれたこともあります。

日本でレース用も含めると20台以上を乗り継いで来ましたがここまでの完成度のバイクは無かったです。戦略車なNC700とかでもギア抜けはしていたので良い時代になったもんだ、、、、と感慨無量。

ベトナムのようにインフラが弱い地域では生活はまさに「バイク頼み」。 この地で移動するときに、ホンダの信頼性は何よりの価値です。小さな町でもホンダのレッドウィングのお店はたいていありますし、シェア8割なので普通のお店も消耗品のパーツを持っていることが多い印象でバイク以外の「サバイバル力」が大きいのも実用面では大きな魅力です。


改良してほしいところ

2つあって、

  • 燃料タンクの増量

  • ハンドルマウントを別体に

です。

タンクはカタログには4.5Lとなっていますがなぜか3.5Lくらいでガス欠となります。1Lどこへ行ったのか?ホンダショップで聞いてもわかりませんでした。 悪いときでも50km/L くらいは走ってくれるのですが、150km 毎に給油はやっぱり忙しいですし、僻地の場合は100km以下の走行でも「念の為入れておこうか?」と迷う場面がありました。しかし1日に4回も給油とかは流石に面倒です。

それとスクーターなので仕方ないですが、丸っと一体式のハンドルなので体格に合わせてハンドル位置を調整したり、ハンドルバーにアクセサリを取り付けることができません。
とくにポジションの調整ができないことは長距離の疲労だけでなく、外乱などの制御安定性にも関わるのでなんとかしてほしいところです。自分の体格は標準なので差し迫ってはいませんが、180cm以上の人だとかなり窮屈でしょう。

できたらこの動画のようにハンドルは変更可能にしてほしいなと思います。


いつまでベトナムにいるのかわからないのにコレ買うの?と言う感じではありましたが山地はミッション車でないと入れない区間もありますし、せっかくなので、いる間は存分に楽しもうと思います。

素晴らしい出来のバイクなので日本未発売は寂しいですが、ターゲットは若い層のバイクでしょうから仕方ないのかもしれません。バイクがお好きな方には機会があったらぜひまたがって欲しい一台です。

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