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#個人的感覚
Fruitvale Station
ライアン・クーグラー監督の「Fruitvale Station」(邦題:フルートベール駅で)を見ていて思ったことを少し。
この映画を見て思った差別に蓋をする行為と映画の役割の2つのことを簡単に残しておこうと思う。
差別に蓋をする
この映画を見て思ったことの1つは、差別とは「隠す」という行為によって引き起こされるのではないか。要するに「知っているにも関わらず知らないふりをする」という行為の結果
Before Midnight
昨日「Before Midnight」邦題「ビフォア・ミッドナイトを見たのでその感想を。
リチャード・リンクレイター監督の「Before」三部作を見たわけですが、彼が時間の経過とそれによって起こる自身と役者たちの変化を大切にしている監督なのかなということは彼の作品である「Booyhood」を見ても理解できるような気がします。
実際この作品は主演のイーサン・ホークとジュリー・デルピーも脚本作成に加
I Killed My Mother
昨夜、グザヴィエ・ドラン監督の「I Killed My Mother」邦題「マイ・マザー」を見たのでそれについて少し。
彼の作品を見るのはこの作品を含め2作品目なのですが、この作品もやはり焦点はマイノリティーと呼ばれる人たちに当てられていて、彼らが社会とどう折り合いをつけるのか、それに対し社会に適応しているマジョリティーはどのように接するのか、それらのことを見ている人間に問いかけるような作品だと
「Before Sunset」を観て
先週「Before Sunrise」を観て個人的にかなりの高評価で、今週はその続編を見ようと「Before Sunset」を観ましたのでその感想を温かいうちに。
基本的に話の進め方は前作と変わらず、主人公の男女の特別な数時間を切り取って二人の会話をひたすら撮り続け、その中でそれぞれの人間性と二人の関係性を描くというもので、続編だからといってそこが変わることはありません。
私がこのシリーズを週ま