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映画感想

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印象に残った映画の感想を残しています。
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2020年8月の記事一覧

「戦場のピアニスト」を観て

「戦場のピアニスト」を観て

「戦場のピアニスト」昨夜観たのでその感想を。

これが実話を基にしたものだということに衝撃を受けました。
全くどんな映画なのか知らずに借りたのですが、正直観るまではもう少しライトな、戦時中のピアニストの生活を追っていて、最後はピアノを弾きながらピアニストとして死ぬぐらいの話かなと想像していましたね。

おそらく戦争の大変さってのはどれだけ映画を観ても、本を読んでも、実際に体験者に話を聞いてみてもそ

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「ビフォア・サンライズ」を観て

「ビフォア・サンライズ」を観て

『「ビフォア・サンライズ」恋人までの距離』を見たのでその感想を残しておこうと思います。

まず始めに私にとって恋愛映画はあまり好きなジャンルではない。おそらくそのような映画を見たときの共感する力みたいなものが著しく欠けているんだと思う。ただ私はこの映画を見て、単純に人を好きになり、それに求めるある種の共感性だけでなく、それらを通しての人の生き方の一部を感じ、その意味でこれを素晴らしい映画だと書いて

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「グラスホッパー」を観て

「グラスホッパー」を観て

私は伊坂幸太郎さんの作品が好きで、これまでにもいくつかの作品を読んできたのですが、よく考えれば映画は一本も観たことがなかったなということで「グラスホッパー」を観てみましたが、原作を先に読んでいたせいか正直な感想を書くとすごく薄いなといった感じです。原作が面白かったので期待していざ観てみたらこんなものかと。
やはりそれぞれコンテンツとしての良さが違うのでしょうが個人的には原作を読むほうが楽しめるとい

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「気狂いピエロ」をみて

「気狂いピエロ」をみて

「気狂いピエロ」を先日見ましたのでその感想をと。。
大変有名なジャン=リュック・ゴダール監督の作品ですが、私はまだこの映画の他には「勝手にしやがれ」しか見たことがなく、特別ヌーヴェルヴァーグについて詳しいわけでもないので、その手の専門的なことはよくわからないのですが、少なくとも私がここ数年で見た映画の中ではかなり印象的な映画であったことは疑いようがないことです。

私がこの映画で感じたことは簡単に

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「6歳のボクが、大人になるまで。」を見て

「6歳のボクが、大人になるまで。」を見て

先日「6歳のボクが、大人になるまで。」を見たのですが、こんなにいい映画なのかと正直驚きました。
この映画は6歳の少年とその家族を12年かけて撮り続けたということでアイデアが面白いと話題になり、ストーリーも面白いし、ということで公開当時かなり評判が良かったよなっていうのを覚えていた傍、私としては何となく敬遠していた作品でもあります。
じゃあ何で今になってというと、私が行くツタヤがこれを少し目立つ位置

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ダンサー・イン・ザ・ダークを見て

ダンサー・イン・ザ・ダークを見て

先日ダンサー・イン・ザ・ダークというミユージカル?映画を見たのでその感想をできるだけ新鮮なうちに残しておこうと思う。

と言いつつもこの映画を見ての感想をどう表現すればいいのか自分でもよくまとまっていない。見ている間は「なんなんだこの映画は。」で見終わって思ったのは「こんな映画見たことない」と少し混乱しているし、見ているうちに何度か「もう見るのをやめてしまおうかな」という気持ちにもなった。
映画全

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「海を飛ぶ夢」を見て

「海を飛ぶ夢」を見て

この記事は自分の映画を見た感想であり、ネタバレは一切含みません。

「海を飛ぶ夢」という映画を見ました。きっかけは宮台真司さんが青木理さんとの対談?を聞いてその中での尊厳死についての会話でこの映画の紹介があり興味を持ったということで、正直その話を聞く前までこの映画の存在は知りませんでした。

簡単にあらすじを説明すると事故により四肢麻痺となった主人公が安楽死を選び死を迎えるまでの道程を様々なバック

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「友罪」を見て

「友罪」を見て

この記事は自分の映画を見た感想であり、ネタバレは一切含みません。

これを書いている数分前に映画「友罪」を見終わりました。基本的に映画を見終えた後は感想や疑問点などをいろいろ考えてみてそのあとに考察や監督のインタビューなどを漁るのだけど、この時点ではその行為はしておらず、ただの自分の感想かつこの映画に関しては少しの戸惑いが残っているのでそれを残しておこうと思う。

「友罪」は2013年に発表された

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