9/30-10/1 新潟(長岡) with 詩央里LIVE vol.1
新潟長岡について書こうとすると、話は数カ月前までさかのぼる。
配信で、詩央里リーダーとゾウたちがきゃっきゃと楽しく盛り上がる長岡LIVEについて聞いてた勝手な印象は、やっぱりなんだかディープなイメージとしてあった。
いつか行って見てみたいとは思っていたんだけど、はっきり言ってまだ先だと思ってた。勇気がでなかった。だって新米ゾウだもん。人見知りだし。
でも、ちょっと9月で一区切りついたことがあって。いろいろと。
気分転換でどっか行きたいな、って思った。真っ先に長岡を思い出した。
その時はまだ名古屋も大阪フェスも参加していなかったから、人見知りが顔を出してやっぱ現実的じゃないなって躊躇したけれど、実はELLYさんのお茶の水LIVEで、ぱおりーずタイチョ大先輩ゾウと色々お話できる機会があって、なんだか勝手に少し仲良くなれた気がしてた。それがまず大きく私の背中を押してくれたと思う。
勢いのまま長岡のホテルをぽんっってポチって、仲良しゾウにまずはご連絡。
いつもだと「次のLIVE行くよぅ」って言うと、「お、まゆゆ、来れるのー?いいねー!また会えるねー」みたいなノリなのに、今回は、「長岡行くことにしたよー」って送ったら、秒で「ウケる!」って返信来た・・・
ウケる?
「ウケるってなに!?w」って送ったら
「長岡は独特だからねーw まゆゆがそこにいるの想像するとウケるw 来ればわかる」って言われた。どんなやん。
その時点で私の脳内の(聞いてるだけの勝手な)イメージはさらにアップデートされ、赤とか青とか紫とかのドハデな照明と電飾とミラーボールに、よくわからない中国っぽい天井からの飾りつけがある空間。不思議な色のうっすいカーテンで仕切られていて、地元のちょいワル達がスミノフ瓶とかタバコとか手に持ってLIVEに参戦して外野からやんややんやと大声飛ばしているイメージが出来上がり、でもなんだか超楽しそうだ、って思った。
その後名古屋ワンマンと大阪のフェスに参加して、もっといっぱいのゾウとお話&お知り合いになれた。人見知りの私にしてはすごい成長!
これで、長岡に行くことの躊躇はもはやワクワクに変わっていた。
9月にいったん区切りがつくはずだった私の人生での比較的大きなイベントが、私の体の問題で少し先延ばしになったのだけど、それでも長岡に行くことをやめるという選択肢はなかった。
初めて訪れた長岡。そして音楽色堂は、私の脳内イメージとはちょっと違っていた。
綺麗に吹き上げられたフロアに清潔感のあるなんだか清浄な空気感。
第一印象はなんだか神聖な基地感、という感じ。
知っている人はだれも到着していなかったけれど、オーナーが対応してくださった。なんだか、聞いていたよりも・・・普通。普通じゃん!普通よ!?って思った。階段からざわざわって人の気配がして、いつものゾウメンバーたちが入ってきた。ほっとした。
1日目の9/30はツーマンライブ。初めましての千央(ちひろ)さん。
地元三条市のシンガーさん。ハウジングセンターのCM曲からスタート。とても独特な雰囲気のトーンを出す第一印象。気持ち良い耳障りの声!
東京LIVEの際にはまた是非会いに行きたい!
詩央里ちゃんとの「このゆびとまれ」セッションもとても素敵でした♡
そして詩央里ちゃん。
しょっぱな「新月の夜に」から来て、ほほぅ、なんか長岡っぽーい。攻めるな―。さすがホーム感あるなー。一気に仲間の勢いとボルテージ上げに来たなーなんて思ってたところに、「記憶」が来た。
しかもなんだったんだろう。この日の「記憶」。
ゆっくりと語りかけるように歌い始めて、目の前で(もちろん最前列)聞いて3秒で目の中に水がたまった。
自分でもびっくりするくらいの大粒で涙となってぼろぼろって出た。
あーーーーびっくりしたぁ。
今でも思い出すと泣けちゃう。今書きながらすでに涙出てる(笑)
♪
痛みを隠して笑うことは
そんなに簡単なことじゃないのにでも
きっとあなたはいつもいつもいつも
そうしてるからできなくても笑ってるから
あなたが絶対に見せないその涙を見せてよ
本当はわかってるよ、どうするべきか
伝えたかった言葉は山積みのまま
繋いだ手と手 この温もりを離せない
それでも記憶は持ち越せない
こんなに約束をしてもでも
きっといつかいつかいつか
二人で隣笑える日が来ますように
例え望んだ未来はそこになくともこの時間が愛おしい
♪
初めて書いちゃうとね。
この曲はねえ・・・本当に支えられた。この半年。
この半年、ヒトにすべては言えなかった辛さと、伝えられない痛みと悔しさと悲しさとひたすらただ黙って戦ってた。誰にも本心を言えなかったのは、誰かの負担になることや、それによって他人の時間を奪ってしまう恐怖。
一度さらけ出してしまったら、これまで一生懸命我慢して押さえつけてきた感情で取り返しのつかないことを言ってしまいそうな不安定な自分自身。
それが本当に恐ろしかった。
人生で初めての大きな感情の揺さぶりと不安定な自分を経験していた。
これ以上、自分のせいで誰かを傷つけたくなかった。いや、それさえもその時の私の妄想でしかなかったのかもしれないけど。
だからこそ、いつも通り何事もない毎日と笑顔と楽しさの中で過ごしていると思ってほしかった。それが唯一自分自身をも保つ1つの手段だったから。
だから、みんなが何もせずにいてくれるほう。つまり「沈黙」と「逃げる」を選んだ。
それでも、日々私から目に見えて失われていくもの。それを実感する度に、もう戻れないと思った。全ての他人からの言葉や行動が針のように感じて突き刺さる。それまでの自分の存在価値が少しづつ失われていくような、もうあなたは何も望んじゃいけないんだよって自分の未来までも否定されているような気分がしていた。
いやほんと、今考えるとなんでそんな風に思ったんだろうと思うんだけど。
そんな中でこの歌を何度も聴いた。
その度に私を取り巻いてくれた人たちの過去の様々な「記憶」の温かさを思い出した。
いったい何度助けられただろう。
重ねた手、繋がれた手のぬくもり、言葉の温かさ、優しい声、向けられた笑顔、本当に素敵な「記憶」をありがとうって伝えたい。
あなたがいてくれて、あのあたたかな記憶があったから、この約半年・・・10カ月余りを乗り越えられたんだよって、いつか笑って伝えられるといいな。と思う。
そして「うつろい」「私もその一人」「命」からの「いまの夢」で、「80歳パリピ」。フルパワーじゃんw 前日寝てなかった人とは思えない声量とパワーにも圧倒。
ちなみに「80歳パリピ計画」は私も大好きな曲なんだけど、毎回詩央里ちゃんが「ぞうもみんなで詩央里が80歳なったら飲みたいね」的なこと言うんだけどさ。あのさ、詩央里ちゃんが80歳になったらもうほとんどおらんと思うのよ(笑)(笑)(笑)
だからさ。せめて65歳パリピ計画とか70歳パリピ計画とかにしてくんないかなぁ。そこまでだったら私も頑張れるような気がするよ
あ、このままいくとめっちゃ長いレポになっちゃう。
から、この先はvol.2で書くよ。いったんおしまい。