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海外移住をして良かったこと
こんにちは。写真は海外と検索して出てきたイタリアのコロッセオの写真。大学卒業旅行で行った場所です。
今回は20年ほどカナダに住み続けている私が思った「海外移住をして良かったこと」を書いていこうと思います。改めて初心に戻って今の環境について考え直してみたので、誰かの何かのヒントになりますように。。。
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海外移住=夢の国ではない
まず本題に入る前に書いておきたいのは、海外に住んでいるということが夢の国に住んでいるという訳ではないという事です。
日本は島国ということもあって海外への憧れが強い国民性だと感じます。親族に既に海外移住をしていた人達が多かったこともあり、私自身も子供の頃から海外移住を夢見ていました。
ただ、海外移住という夢を叶えた今も全てが夢の国のように素晴らしいかと言われれば、そうではありません。その辺りは過去の記事で書いているので、興味のある方は読んでみてください。
それを踏まえた上で、海外移住して良かったことを列挙していきます。
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異文化との交流
海外に住んでいても家にずっといて誰とも交流しなければ、日本にいるのと同じです。昨今はリモートワークが定着している業界も多いので、意識して外に出て人と交流するというのは大事なことだと感じます。
例えば、私は留学生時代はスーパーに行くのを日課にしていました。特に毎日買いたい食材があった訳ではないのですが、とにかく英語に触れるために行っていました。
巨大スーパーに行くと色々なものが陳列されていて、食べ物だけではなく調理器具や文房部なども含めて色々なものの名前を覚える事ができます。今でも「これってこういう名前なんだ」と思うこともあるくらいです。
自分の英語が通じるかを試すには、店員さんに「I'm looking for ….」とか 「Where can I find …..?」という感じで場所を教えてもらうという体で質問して聞く事ができます。
また、自分さえ勇気があればスーパーに来ている人に話しかけて日常会話をすることもできます。とにかくスーパーは英語習得にベストな場所でした。
そんな感じで自分で機会さえ作れば街に人がいる訳ですから、異文化交流をする事が可能です。語学習得も大きな文化の一部ですが、それ以外の意味でも違う生活習慣や文化に触れることができるのは海外移住の一番の醍醐味だと思います。
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情報アクセス量
やはり日本を飛び出すと色々な意味で世界は広いなーと感じます。先進国の英語圏に住めば、おそらくネット上の情報だけでも何万倍も増えると感じると思います。
日本では公式に中国のように政府が情報規制をしているという事は言われていませんが、コロナ禍の際に正直それを痛感していました。情報操作という方が正しいのかもしれませんが、とにかくカナダで報道されていることや北米での実態が全く日本のものとは違うことに驚きました。
英語ができれば、これだけの情報に辿り着けるのに、日本語だけだと限られた情報の中でしか生きられないと感じました。情報を知ることは知識や知恵を得ることになり、それは武器や保身のツールになります。
私はそういう意味でも英語というのは強いツールだと思っているので、是非日本にいる皆さんも「日本にいるから英語は必要ない」と思わずに、習得するよう心がけて欲しいと思っています。
海外移住をして良かったことというよりは英語習得して良かったことかもしれませんが、カナダに住んでいるからこそ生の情報量にリアルタイムでアクセス可能なので、やはり海外移住の利点の1つと言えるでしょう。
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可能性が広がる
最後のポイントも2つ目に共通して英語圏というのが大きいかもしれませんが、やはり海外移住をすると可能性が広がると思います。
日本という小さな島国では得られないチャンスや選択肢が大陸にはあります。カナダはアメリカと隣接していてCUSMAという協定もあるのでビザも取得しやすいですから、自分が本気になればアメリカにも移住できます。
ヨーロッパ圏はよりビザの問題は障壁が少ないと思うので、言語の壁さえ乗り越えられれば、おそらく色々な国で仕事を探す事ができると思います。そのように物理的に陸続きの国がある=外国が近いというのは大きな利点だと思います。
そもそも海外という言葉は「海の外」ということで島国の日本ならではの言葉ですよね。それに対して、外国というは「外の国」という事で大陸文化の言葉でしょう。
面白いことにカナダに移住してから「海外」という言葉は使わなくなりました。それは、私が大陸に住んでいる人間という自覚を持った現れなのだと感じます。
実際、同じカナダなのにバンクーバーからトロントに行くのは5時間以上もかかり時差も3時間あります。それに対してバンクーバーからシアトルは車で3時間ほどで行けて時差もありません。
この状況で、どちらを近いと感じるかはお分かりですよね?
日本のように全国どこでも時間が同じで、同じ言語を使って、同じルールのもとに成り立つ国は世界的に見たら多くはないのかもしれません。
現にカナダやアメリカは各州の政権が強く、税金も法律も全く異なります。カナダに関してはロシアに次いで世界第二位の国土を誇る国なので、時差も最大で4時間もあります。本当にカナダは広くて、20年住んでいても、まだまだ知らない事が多いですし、未知の分だけ可能性もあると感じています。
というわけで、今回は海外移住して良かったことを私なりに書いてみました。読んだ方の何かを考えるきっかけになってもらえたら幸いです。という訳で、今日の一言はこちら↓
"I enjoy very much being in a foreign country, in a new country, new place. And I enjoy also beginning a new book. It's like being someone else. " by J. M. G. Le Clez
*今日の1曲:"Too fast" by Future まさにアメリカを感じるMVです