優しくできなかったことは一生の後悔
中学の時、母からもらった本から教わったことを今でも大事にしている。
中学時代、私は本を読むのが苦手だった。そんな私に母は一冊の本を私にプレゼントした。
“人生で大切なたったひとつのこと”
その本はすごく薄くて短く、私にでも簡単に読める本だった。内容はアメリカの大学の卒業式でのスピーチだった。
そのスピーチでは、
これまでたくさんの失敗をして恥ずかしい思いも死にかけたこともあったが、人生で後悔していることは、そんな失敗ではなかった。幼い頃、ある女の子に優しく声をかけてあげられなかったことを今でも1番後悔しているという。
私は幼い頃は特に引っ込み思案で消極的だった。困っていそうな人を見てもすぐに駆け寄れなかった。電車では、席を譲ったほうが良いのかな、ありがた迷惑かなって思ってモジモジしたり。困ってるかもどうしよって考えているうちに、何もできずにいたりする自分が嫌だった。
そんな時に読んだ、その本は私に勇気をくれた。自分が後悔しないためにも一歩踏み出す勇気。
私の優しさは、もしかしたら相手にとっては優しさではないこともあるかもしれないが、私は私が後悔しないためにも私に出来る全力の優しさを持って生きていきたい。もちろん、私自信もみんなの優しさで生かされていることも忘れずに。
毎日の小さな優しさの積み重ね。
・駅で落ちてたハンカチを拾って駅員さんに届けた
・学校の共有スペースを綺麗に片付けた
・家族にスイーツを買って帰った
ちょっとした何気ない優しさが誰かの笑顔に繋がれていたり役に立てていたら良いなと思う。