はじめてぬいを作った記録
正月明け、当然思い至りました。ゲゲ郎ぬいを作ろう、と。
今回の記事は長いですが、よろしければお付き合いください(分割というものを知らぬ女)。
私の裁縫スキル
日常生活で必要になったらボタン付け、ズボンの裾上げ等を毎回ググりながらするレベル。
家庭科の成績はあんまり良くなかった。高校の時縫い目の雑さを家庭科の先生に指摘されるレベルで。
でも何か作るのは好きな性分なので手芸は好き(だが雑)。
使用した型紙
こちら
まろまゆさんのちびちびぬいぬいです。
そして
このゲゲ郎ぬいが可愛くて真似したい!これを作ってゲゲ郎推しの先輩にプレゼントしたい!と思ったのでこちらの型紙を使用させていただきました。
まろまゆさんの作るぬいちゃんはどれも可愛くて天才的なのに型紙の多くを無料で配布してくださっててほんとに神…………。感謝。
参考にしたもの
・まろまゆさんのちびちびぬいぬい作り方動画(マスト)
めっちゃ分かりやすい
・ぴよぴっこさんの動画
(以降で紹介しますがぴよぴっこさんの刺繍動画も何回も見ました)
・ぴよぴっこさん監修の御本『推しぬい 理想の「お顔」「髪型」つくりかたBOOK』
使用した道具
裁縫セットは神なのよ
小学生の時に買ってもらった裁縫セットを今でも大切に使っていますので、手縫い糸や裁ち鋏、糸切り鋏などetc...はそのまま裁縫セットのものを使いました。
その他ぬい作りのために買い揃えたもの
・キルティング針、アップリケ針
これめっちゃいい、針の先がギザギザになっていて(らしい)めっちゃ差しやすい。刺繍初心者でもそれなりに刺せたのはこれのおかげだと思う。
ただ、絶賛されているアップリケ針は穴が小さすぎて糸通しを壊しそうだったので途中からキルティング針一本で作業していました。デスクスレダー欲しい。
・かんし
素体作りの時に「これは必要だ」となり購入。ちいちゃいぬい作る時は絶対あった方がいい。手の先や足の先までひっくり返すのは指では無理。
・チャコパーアーチスト
型紙写すときに使った。普通のチャコパーでは太すぎだし滲むしで使い勝手悪すぎたので買った。ただ ドライヤーで消えるようにしてほしい〜〜
あとぬい作りおすすめの道具でよく出てくるカットワークはさみですが、少し前にパンチニードルを始めて、その時ループカット用にこれを買っていたので既に所持していました。こちらは細かい裁断とか切り込みとか入れるのに使いました。
他に接着芯やアイロン接着シート、刺繍シートも買いました。
使用布、糸
・ぬいクロス
さくらミルク、カーマインレッド、シルバーグレー
肌用、髪の裏張り用です
(しかし、ゲゲ郎は間違えて裏張りもクロスボアでやってしまったので完成体では出番無しでした。)
肌用はクロスボアと悩みましたが初心者なので小さいぬい用とあるぬいクロスにしました。
さくらミルクは一番明るい色でかなり白いので、幽霊族にピッタリかな!と思い選びました。
・ぬいクロスボア
カーマインレッド、ミストグレー
髪用です。ふわふわでかわいい。かわいすぎて肌もこれにすればよかったとちょっと後悔。
ぬいクロスはシルバーグレーで丁度よかったのですが、ぬいクロスボアの方はイメージよりかなり色が濃かったのでミストグレーにしました。
・MYmamaさんの刺繍糸
とにかく色数が欲しくて35本セット×2買いました。
ですが、のちにイメージ通りの色が無いことが多発したので、コスモの刺繍糸を一色ずつ買ったほうがよかったなと思いました。
毛羽立ちも結構気になります。値段なり。
いざぬい制作
まず素体を作ってみる
本番に入る前に、最初に素体作るのおすすめです!
素体を作っておけば練習になるし、あとで本番を作る時に顔や髪のバランスを見るのに使えます!
素体ちゃんはセリアのぬいぐるみ用カラークロスを使用しました。素体に使う布は安い百均で十分だと思います。つぶ綿もダイソーのです。
雑さを発揮して縫う間隔が大きいので縫い目からかなり糸が見えちゃってます。
ここは反省点で、本番ではかなり細かく縫うようにしました。
ほっぺに色も入れてみた
本番、しかし失敗
素体を作っていたので特にトラブルなくぬいはできていきました。刺繍も、初心者ではありますがパンチニードルを始めた際、祖母にバックステッチのみですが少し教わっていたので、ぴよぴっこさんの刺繍動画を見ながら、出来はともかく割と難なくできました。
こちらの動画分かりやすくておすすめです。
ぴよぴっこさんがおっしゃっているように、アウトラインステッチで縁取りしてからサテンステッチで中を埋めるのがコツです。手間ですが初心者でもわりとそれなりに刺せると思います。
そして…完成!
(画像は解体後です)
目が小さすぎた〜〜〜〜!誰!?
あと縫いつけ用の髪を縫い付けるのを忘れていたため貼り付けたんですが全然イメージと違う酷い仕上がりに…。
綿入れ、組み立てまでやりましたが解体!綿と体は使い回します。
作り直し、そして一体追加
そして、この段階でもう一体追加しようと思ったので、作ります。
ゲゲ郎の妻、岩子さんです(先輩が目岩夫婦大好きなので)。
型紙に描き込むのはipadでprocreateを使用しています。おすすめ。
そして刺繍。刺繍楽し~~~~~^^
かなりいい感じでは?
各パーツ(主に目)の大きさ、バランスを見直し、ついでにパーツをはっきりさせるために糸の色も見直しました。
そして地味に刺繍技術も少し上がってないか?(自画自賛)
岩子さんの方はロングアンドショートステッチが上手く出来ず、全てサテンステッチにしたところ酷い出来に…とりあえずこのまま進めます。
そして大事故なのですが…何故か玉結びが緩いのかことごとく外れてきたので裏で応急処置として裁縫上手で裏処理しました。これは以前刺繍を祖母に教わった時に教えてもらったテクと、パンチニードルで使う術の合わせ技です。
しかし…
あああああああああ!!!!
接着剤を塗ったことによって、裏面の糸が透けてるううううううう!!!!!
ぬいクロスは薄手なので、裁縫上手を塗ったことで裏面の糸が透けて(はたまた接着剤がシミになってしまったのか…)しまいました。これでは使えない…。だからみんな裏処理しないのか…クロスボアだったらいけたかもだけど…。刺繍の出来も微妙だし、泣く泣く刺し直すことにしました。これがタイムリミット3日前。はたして2体ぬいを完成させることができるのか…!?
たきゅーとちゃんの動画で玉結びを復習し、いざ!!
さすがにさくらミルクのぬいクロスが小さくなってきて刺繍枠に挟めなくなってきたのでつぎはぎしてます。
言い訳をさせて欲しいのですが…刺繍してる最中になぜか接着芯が剥がれてきてめちゃめちゃやりづらかったのと(アイロンの温度が低かったかな…)、初心者なのに補助線が不十分、それとロング&ショートステッチが分からなすぎて瞳の刺繍が左右非対称になってしまいました…。でもそれ以外は今までで一番上手くできてる?かも…
とりあえず、時間も布ももうないのでこのまま進めます。
各パーツを縫い、組み立てていき、綿を詰め、ゲゲ郎の頭のパーツをつけ間違えたので泣きながら解き、縫い直し、再度綿を詰め……はじめてのぬい服作りに苦戦しながらミシンとボンドを使い服を縫い…
できた……!!!できたよたきゅーとちゃん……!!!!
初めは正直「何これ楽勝じゃん♪」等と思っていました、ごめんなさい。そんなことなかった。
数々のトラブルを乗り越え、ヒイヒイ言いながらなんとか完成させました……かわいいいいいい( T𖥦T )
次回に生かしたい今回のぬい作りの反省点(これからぬい作る人の参考になれば…)
・小さいぬいちゃんでも肌はぬいクロスボアで作る。その方がかわいい。
・顔刺繍の裏処理はできるだけしない。
・小さいぬいちゃん(10cm前後)の目を3色分けるのは困難、今度から2色にする。
・先人の言う「綿は思う量の3倍詰めろ」「入り切らないと思ってもまだ入る」は正しい。
以上です。ありがとうございました。