出戻り組から見た2021年VOCALOID雑記(という名の怪文書)

お久しぶりです。みゅうです。
ただのボカロ廃です。はい。何書こう。


………はい。

みんなこういう話好きですよね。
Twitterでも何回か話してる話なのですが、俺はいわゆる出戻り組です。
といってもめちゃくちゃボカロから離れた時期があったというわけでもなく、2014〜2017辺りの一時期新曲を全く聴かなかったとかなんとなくボカロを聴く回数がちょっと減ったとか、そんなくらいのもんです。
なんでもっと離れている人から見た方が面白いもんは見れてると思うんですが……。

うーん、まぁしかし折角こういうアンケート結果も出てるわけですし、2007年からざっくりVOCALOIDの流行りを振り返ってみるなどしてみたいと思います。


……無理じゃあボケェ
どう考えても時間が足りないので(※現在20日19時)それはまたの機会にするとして思ったことをつらつらと書いていこうと思います。
計画性がなさすぎる?いつものことだな。


まず俺がどうして出戻り組になったのかをざっくり書きますね。
俺がボカロを聴くのが嫌になってしまったのは、ハマったカゲプロを色んな人に馬鹿にされコケにされ、好きな動画を見ようにもコメントが荒れていてコメを消しながらじゃないと見れないというのにも腹が立って……という理由です。
そういうのがじわじわと毒のように効いてきて、気付けば流行りに流されるのなんて馬鹿らしいなんて思ったり、そのせいで素晴らしいPさんに巡り会えなかったり……(ナユタン星人さんとはるまきごはんさんには本当にもっと早く好きになりたかった)。
うーん、思い返しても損なことしかなかった。
だから戻ってきてるんですけどね。

2021にもプロセカとかを馬鹿にする人はまぁ、いるんでしょう。
でも免疫がついたというのもあるでしょうが、少なくとも動画が大荒れに荒れるなんて光景は今のところ見られません。
……実はリスナーとしてまた戻ってきたその後もしばらくは自衛のためにコメントはずっと消してました。
でもいつからか忘れましたが、今はずっとつけっぱなしです。
また消さないといけないような状態になってないだけすげぇ平和だなと思います。いや平和以上です。楽しいので。
なんで戻れたかについてはTwitterを始めたとかリスナーの人とたくさん繋がれたとかが大きいのかなと思ってますが(マイリスコンピ様様です)、本当に単純にリスナー界隈がよい場所になってきてるからだとも思ってます。

というわけで、2021年のVOCALOID。
結論からサクッと言っちゃうと、非常に盛り上がってとても良い年だったと思います。
年内ミリオンが歴代最多だとかプロセカだとか色々色々ありましたが、今ボカロ界隈がすげぇ盛り上がってるのは間違い無いです。もう俺が言うまでもねぇ。

また以前盛り上がっていた2012〜13年頃と比べるとすげぇ自由な感じで楽しいなって思います(小並感)。
いや、あの頃はあの頃で自由でしたけどね。ニコ動はいつでも自由なので。
しかし言いたいのはそういうことではなくて、つまり曲幅とか、やってることが大幅に増えたんちゃう?と思います。

一つ、プロセカ効果は大きいと思います
ボカロと歌ってみたの普及、曲調ごとのユニットを出すことによって普段伸び悩みがち(流行りではない)な曲調も伸びやすくなり、プロセカNEXTもあり。
また個人的に見える部分だからかもしれないですが、カバー界隈もプロセカのおかげでまぁまぁ盛り上がってるのでは?と感じます。
俺はプロセカのアナボの概念がものすごく好きなのですが、あれを自分でもできるというのがボカロのヤベェとこなわけですよ。
かく言う俺もシネマをカバーしてます。聴いてね(流れるような宣伝)


後はボカコレとかネタ曲投稿祭とか……そうそうボカコレでREMIXアレンジカバー増えたのマジで嬉しすぎるとか色々言いたいことはあるんですが、なんでこんな盛り上がったのかとかについてはどうせみんなが書いてるなと思いました。


……テーマに立ち返りましょう。出戻り組から見た2021年について。
重ねてですが2012〜13年の時の盛り上がりとは同じところもあるけど、基本別物だなと感じています。
俺がリアル中二だったあの頃は、とにかく流行りに乗っとけ!!!!みたいな大人の事情が子供の目からも垣間見えてました。
今ももちろん大人の事情がないとは言いませんが、昔よりも聞き手主体になっている気がします。

これは俺が知らなかっただけって可能性もありますが、ボカピクとかおにくるさんとか、リスナー側からの発信もかなり活発になってきてるなと感じます。
なんというか、順当に、すごく界隈全体が盛り上がってるような。
俺の視野が広くなってるのもあるので確かなことは言えないんですけどね。

これは『あの頃』のリスナーが作り手側に回ってきてるというのも恐らくあるのでしょうね。
かく言う俺もカバー動画投稿したりいろいろしてますし(ステマ)、そう考えるとそれこそ努力が芽を出して実を結んだ的な感じがして嬉しくなります。


うーん、色々思うままに書いてはみたものの、やっぱりこういうの書くのは向いてねぇなとひしひしと今感じております。
というわけで短いですが、後は2021年を代表するこちらの楽曲に対する感想でお開きにしたいと思います。


DECO*27さんの楽曲の『ヴァンパイア』です。
こちらの曲、キャッチーなメロディといい歌詞といいかなり好きなのですが、そういう音楽的なことは一旦端に置いといて、ちょっと気付いたことがあったので書いてみます。

こちらの曲が収録されるCD『マネキン』、アイドル全員初音ミクとかいうクソキモ変態オタク丸出し(褒め言葉)のキャッチコピーでかなりTLがざわざわしたのは記憶に新しいです。
CDのジャケットでは色んな格好をした初音ミク達がいて、キャラクター紹介まで付け加えられ全員初音ミクであるにも関わらずそれぞれ好きな曲や人格まで与えられています。うーん変態。

……これって何かに似てませんか?
そう、プロセカの初音ミク達、引いては他のバーチャルシンガーと似たような構図ですね。
同じ存在だけど違う性格という、普通のキャラクターならなかなかできないことを簡単にできてしまうのはやはりボカロの強みだと思います。
しかしオリキャラがボカロ曲に出るようになってからは、こういうのあんまり見なかった気がするんですよね。それがここに来てまた流行り出してる。

もう一つ俺には思い出すものがあります。
つまりオリキャラが出る前は?ってことですね。
2008〜2009年頃……つまり俺がボカロにハマったきっかけとなった時代の曲達です。
メルトショックを経て、多種多様な初音ミクやボカロ達が生まれ始めた時代ですね。
それまでのボカロ曲は今で言うVOCALOIDイメージソングがほとんどで、当時はそれは本当に初音ミクに歌わせる必要があるのか?などの議論もあったそうです。
こういった議論はもう少し時が経ち、ボカロ曲の動画にボカロが出てこなくなってオリキャラが出始めてから更に荒れてくるのですが、それはまた別の話として……。

2008〜2009年頃は、初音ミクが普通の女の子として、もしくは鏡音リン・レンが中世の双子として、などそのビジュアルをある程度保ちつつVOCALOIDではない存在として出てくる曲が多かったように見受けられます。
俺がボカロを最強の演者として見ているのは、こういう時期にボカロを知ったからなのかもしれませんね。


2021年に戻ります。
プロセカやマネキンは、この構図にとても近いような気がします。
意図したのかしてないかは定かじゃありませんが、こういうコンテンツが増えてきているというのは私的にはとても嬉しいです。
そしてもう一つ追記しておきたいこととして、2021年VOCALOIDイメージソングも増えてきているような気がします。
プロセカNEXTで採用された『ラストコア』を始めとして、かなり日の目を見てるんじゃないかなと思います。
こういった原点回帰的な曲達と、全く新しい曲達が入り混じっている今の状況はかなり理想的と言えるのではないでしょうか(強いて言えばミクさんと花ちゃんでその役割分担ができてるみたいなところあるので、もうちょい混ざればいいなとは思っています)。

流行はぐるぐる回るっていいますから、またプロジェクト系も流行るのかもしれませんね。
その時はもっと平穏に盛り上がってわいわいできればいいなぁと思いますが、この2021年を迎えることができて俺は改めて思うのでした。
VOCALOIDは死なない。
ので、俺も何度でも蘇ろうと思います。


それでは皆さん、短くなりましたがご静聴ありがとうございました。
また鏡音誕にてお会いしましょう。


……あ。最初にも書いたのですが、これはボカロリスナーアドベントカレンダー2021参加noteなのでした。
他の記事も見てみてね。


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