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魅惑的ノイシュバンシュタイン城

実はヨーロッパ圏ではイタリアの次に滞在回数(日数)の多い、ドイツです。始まりはこのバイエルン州にあるノイシュヴァンシュタイン城。学生最後の夏にこの憧れの城に行けるチャンスがあるということだけでサマープログラムに参加。フライブルクに短期留学しました。

振り返れば、この滞在中ドイツだけでなく近隣の地方にも行くことができ、コルマールのワイン祭りに行き白ワインの美味しさを初めて知りました。私自身のワインの世界が開き始めたきっかけの旅です。

一度は観てみたかった一つの世界遺産、後に何度も足を運びこれからもまた行くであろうを"ノイシュヴァンシュタイン城"ご紹介します。

ノイ(新)シュヴァン(スワン=白鳥)シュタイン(岩・石)

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シンデレラ城のモデルとも言われています。ルートヴィヒ2世によって19世紀に建てられた、中世"風"の未完の城です。ロマンチック街道にあり、まさにロマンに溢れた王の夢が込められたお城です。ルートヴィヒ2世は幼い頃から-中世の世界、神話、騎士伝説-に憧れを抱いていました。それらを具現化すべくこのノイシュヴァンシュタイン城も豪華絢爛に造られています。ついた異名は"狂王"。自身も美貌の持ち主だったそうですが、憧れを求めて"まやかし"の美を作り上げた彼は幻想の沼から抜け出せなくなってしまったのでしょう。後に精神病とされ、幽閉され、解放された翌日に近くの湖で謎の死を遂げました。それぞれ諸説ありですがそのような最期を迎えたのは事実です。

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そんなエピソードを知り、このお城を眺めるとその佇まいが虚しくも思えますが、しかし美しいのは間違い無く、世界中から観光客が訪れ、特に日本人には人気の観光地となっています。私もその1人。結果3度足を運びました。その美しさに沢山の人が魅了されていると思うと、彼の創り出した美に偽りはなかった事がわかりほっとした気持ちになります。日本語音声ガイドもついて、わかりやすく内部を見学できます。内部撮影は禁止なのですが、流石狂王、といった内装を楽しむことができますよ。ドイツ経由にしてまた今の姿をみてみるのも楽しそう。夢の城、ノイシュヴァンシュタイン城でした。


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