桃色の絶対領域史【シブヤノオト and more fes.編】
今回は、前回からお届けしている桃色の絶対領域史の後編 【シブヤノオト and more fes.編】
では、早速行ってみよう。
シブヤノオト and more fes.2021 への出演決定
「夏のハイドレンジア」主題歌のドラマ「彼女はキレイだった」も最終回を迎え、Sexy Zoneがこの夏に用意してくれたイベントも残すところあとファンミーティングのみとなり、迫るファンミーティングへの胸の高鳴りと、近づいてくるSexy Zoneとのとびきり熱かった夏の終わりに、なんとも言えない感情になっていた時、その知らせはやってきた。
シブヤノオトの、フェスに、Sexy Zoneが出る!
…もうこのタイミングしかない。
あの、歌を歌えるのは!
と、多くのファンが思った
『どうか私たちを桃色に染めてくれ』と
ここぞとばかりに祈りを込めた。
そして、その甘い桃の香りは、彼ららしい形で私たちのもとに漂いはじめた。
たしかに、楽しいな。
これは、何とも絶妙なタイミングで流れてきたツイートだった。
そもそも、フェス当日は、佐藤が舞台「ブライトンビーチ回顧録」の京都公演真っ只中。生放送でパフォーマンスをする可能性は低いと考えるファンも多かった。
そのため、7日から始まる京都公演の前に収録するのでは…?と予測された。
となると、10月4日に呟かれたこのツイートは、まさにぴったりなタイミングで、これは本当にセクゾ×神サイのコラボが実現するのではないかとザワつきはじめた。
そして翌日10月5日の中島のブログKen Tea Timeでは、NHKのスタジオがある渋谷の景色と共に「たしかに、楽しいな。」の一言。ここでファンは「桃色の絶対領域」の披露と、2組の夢の共演を確信した。
前日に流れてきた告知。色気が溢れ出ししすぎて、色気の波で洪水になるかと思った。少なくとも私は、この時すでに溺れかけている。
このビジュアルであの「桃色の絶対領域」が披露される…。想像しただけで目が眩んだ。
神サイは…?
Sexy Zoneは「桃色の絶対領域」の歌唱が発表されたが、肝心の神はサイコロを振らないに関しては、最後まで出演が公式発表されることはなく、ただただ匂わされ続けていた。
しまいには本人が生放送を行うスタジオまで走って向かおうとする始末。これはもう、番組のドタバタ要員、ゴールデンボンバーをも上回るドタバタ展開。もうこの人には一生このままでいて欲しい。
それにしても、既に収録が終わっているというのに、わざわざ夜道を走り回る柳田氏、粋な男すぎて惚れる。流石、「桃色の絶対領域」を、生み出した男だ。
遂にベールを脱いだ「桃色の絶対領域」
放送開始から約30分、Sexy Zoneのコーナーがやってきた、「桃色の絶対領域」誕生の経緯が紹介され、中島と松島の息ぴったりの曲紹介。
「「それではお聴きください。Sexy Zoneで、桃色の絶対領域」」
大きなシャンデリアの豪華なセットに、派手な衣装を着た4人。
想像以上に激しいダンス。
…てっきりスタンドマイクの演出だと思っていた。
絶対領域を撫でる所作の美しいことよ、長い脚が一層引き立った。そして、移りゆく妖艶な視線。開始1秒で言葉を失った…。
オールバックのヘアスタイルで伏し目がちに歌い出す佐藤。彼には今年何度も、『こんな顔、見たことない…。』と驚かされているが、この日もまた新しい顔を見せるからその計り知れない魅力に脱帽した。
しかもその後ろでぼやけてる松島まで、色気たっぷりとくるもんだから、ピントが合ってないメンバーまで隅々見なけばと心に誓った。
「抜け出せなくなるみたい」の松島の表情がまた絶妙で、このまま心奪われ、本当に抜け出せなくなってしまう…。と思っていた所に、畳み掛ける様にこちらに向けられた視線。
全く目の合わないもどかしい佐藤の表情と、「貴方」でこちらを捉えた松島の強い眼差しの対比がまたドラマティックで、見事なチームプレイだった。
しなやかで手つきと妖艶な視線で翻弄してくる菊池。彼の色気に満ちた指先はNHKで放送可能なのか、今一度確認すべきだ。
そして、ど真ん中に跪いた中島の衣装が一際クセの強い衣装であることに気づき、揺れる生地の端の端まで彼の色香が漂っているから、暫くは彼から目が離せなかった。
サビで並んだ4人は、淫らな腰つきで魅了し、指の先まで色気たっぷりに誘惑してくる。まさにSexy。もう溜息しか出ない。
そして、『コレがSexy Zoneだぞ、10年やってきたSexy Zoneだぞ!』と全国民に自慢したい気持ちでいっぱいになった。
セクゾ×神サイ
サビも終わり、間奏に差し掛かった頃、メンバーたちは向かいのスタジオへと移動し始めた。
待っていたのは神はサイコロを振らないの4人。
スタジオに着くや否やハイタッチをする中島と柳田氏に鳥肌が立った。ある程度予測はできてたものの、この登場は嬉しい。
しかもマイクを持つ柳田氏…、後ろで踊るだなんだと言っていたが、Sexy Zoneと一緒に歌うのだと確信し、無事願いを叶えた柳田氏に私まで嬉しくなった。
アップライトベースを弾く桐木氏とチラッと目を合わせ、クールに背中合わせでキメる松島。そして『永遠の口づけを』色気たっぷりに聴かせてくる。あんなの至近距離で見たら同性でも惚れる。
歌詞のまま吉田氏の首筋をなぞり、コレでもかと吉田氏を縛りつける菊池、あれは本当にセクシーがすぎた。私吉田氏なら確実に手元が狂う。『うちの菊池がところ構わず誘惑して申し訳ない。』と、虎屋の羊羹を持って謝罪に伺わなければならないのではないかと何度か過ぎったほどだ。
黒川氏とがっつり目を合わせて歌う佐藤。…実は私はドラム経験者であるから、あの距離感に人がいることがまず結構な迫力であることが容易に想像できた。しかも、その相手が佐藤勝利ときたら、少なくとも後3日はこのシーンが夢に出てきたに違いない。
柳田氏の肩に手を添える中島、そして一瞬も目を逸そらすことなく見つめ合い、歌う2人。あまりに近い距離感に見てるこちらがドギマギした。心なしか柳田氏の目がハートになっている様に感じるのは、気のせいだろうか…?
それにしても、柳田氏の歌声は良い。艶やかにSexy Zoneに寄り添う声。油断したらコロッと惚れてしまいそうだった。先程おもむろに夜道を走り回っていたのと同一人物とは思えない。そこがまた彼の魅力なんだろう。
セクゾ×神サイの奏でる音楽は心地よく身体中に響き渡った。これが一度きりのコラボなんて本当に勿体ない。
最後に8人並んで魅せた大サビは、圧巻で、揃って皆良い顔つきをしていた。そして、この人たちが令和を担っていくアーティストなのだと確信し、身震いした。
それは夢の様な時間で、つまり夢が一つ叶った瞬間だった。
放送後の「桃色の絶対領域」反響は大きく、中島が発信したタグ、 #セクゾと神サイの絶対領域 は #シブヤノオト と並んでトレンドランキングワンツーフィニッシュとなった。
放送終了後の優しい時間
放送終了直後には、神はサイコロを振らないの公式Instagramから、一人一人のコメントを発信してくれた
もちろんツイートも。柳田氏、中島健人にゾッコンすぎる。
この柳田氏の呟きに対して、中島は翌日ブログで「柳田くんは結構」と一掃。この一連の流れがまた愛おしく、微笑ましかった。
私だけの桃を手に入れたいの
「桃色の絶対領域」の反響はSexy Zoneのファンの域を超えた。
楽天ブックスやタワレコオンライン、Amazon etc...名だたるオンラインCDストアの「夏のハイドレンジア」初回限定盤Bの在庫が枯渇したのだ。
しかも簡単に手に入るネットだけではない。実店舗でも品薄状態。
Sexy Zoneのファンであれば大半がもう手に入れているであろうこのCDが、再び売れているというのは、Sexy Zoneのファンではない人たちが買ってくれているということ。世の中に桃色旋風が巻き起こったのだった。
シブヤノオト放送翌日、10月10日のオリコンデイリーチャートでは、「夏のハイドレンジア」が24位に浮上した。今後の動向も期待したい。
Welcome to Sexy Zone
ところで、「夏のハイドレンジア」初回限定盤Bには、「Sexy Zone最高の休日!セクシーキャンプ編」という特典映像がついており、和気あいあいと料理をしたり、サウナに入ったりと、愛らしいメンバーの姿が凝縮されている。
あの「桃色の絶対領域」を見て手に取ったCDの中に、子供のようにはしゃぎ回るSexy Zoneが隠されているなんて、ギャップにも程がある。
改めてあの「夏のハイドレンジア」初回限定盤Bがセクラバ量産兵器(?)に見えてきた。
「はじめまして、今日からあなたも”セクラバ”ですね。」
と、先に挨拶しておくことにする。
それにしても「桃色の絶対領域」が入ったそれは、初回限定盤なのだから、つまり数に限りがあるわけで…。
『本当にそれで良いの?
いっそシングルカットにしてMV作って、バンバン歌番組出てお茶の間のハートを鷲掴みにしようよ!!』
と、私の心が叫んでいる。きっと同じことを思っている同志も少なくないはずだ。
…と、少し興奮してしまった。失敬。
色褪せない桃色の記憶
#セクゾと神サイの絶対領域 はこうして幕を下ろした。
…今のところ。
私はまだまだ続編があることを信じている。
こうしてまとめてみると、改めてこの曲と過ごした時間は濃密で、輝いていて、遅れてやってきた青春のようだった。
神サイさん、柳田さん、セクラバに何度も何度も感動と、ときめきを与えてくれて本当にありがとう。そして、そんな運命の出会いを生んだシブヤノオトさんも、本当にありがとう。
セクゾと神サイが描いた色鮮やかでSexyな桃色の世界。それは色褪せることなく、この時代を彩り続けるだろう。
「桃色の絶対領域」「夏のハイドレンジア」の紹介note
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