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#スキな3曲を熱く語る 【Sexy Zone編】
今回はお題企画に挑戦noteを書いてみる。
このお題を通して、全くSexy Zoneを知らなかった方が1人でもSexy Zoneの曲を聴いてみるきっかけになればと思っている。
ということで今回は、親しみやすさを持ってもらうために、公式YouTubeから視聴可能なシングル曲に絞って、私が好きな3曲を軸にSexy Zoneの音楽の変遷について綴っていく。
そもそも、Sexy Zoneってどんなグループだと思ってる?
セクシーサンキュー?
キラキラアイドルソング?
とりあえず『ジャニーズの子たち』って感じだろうか。
…勿体ない。
いっそ見た目は置いといて、Sexy Zoneの音楽を聴いてよ!
と、大声で叫びたいあまり、そんなnoteを書いた事もある。
とにかくそれほどに曲が良い、歌声が良い。
騙されたと思って、Sexy Zoneの音楽聴いてみてよ。
と、前置きはこれくらいにして、早速3曲紹介していこうと思う。
#1 ROCK THA TOWN
私にとってこの曲は衝撃的だった。
最近Sexy Zoneの曲で、音楽業界に衝撃が走った曲といえば、「RIGHT NEXT TO YOU」だと思うが、
当時の私には、この曲を聴いた時と同じくらいの衝撃があった。
初めて聴いたのが歌番組だったか、AOKIのCMだったか、定かではないが、二度見したのはよく覚えてる。
『え!?この曲かっこよ!』
で1回
『え!?Sexy Zoneの曲なの!?』
で1回
計2回である。
当時の私のSexy Zoneの認識といえば、小さい色白の男の子達が薔薇を持ってぎこちなく歌ってるイメージだったし、Sexy Zoneの曲といえば、
夏なのか冬なのかよくわからない曲とか↓
お伽話から飛び出てきたようなキラキラソングとか↓
そんなイメージしかなかった。
(今となってはそんなトンチキソングたちも愛おしく、秀逸な作品でたまらないのだが)
そんな男の子たちが、いつの間にか立派な青年になって、こんなファンクロックをクールに歌い上げてるなんて、痺れた。
これがその、「ROCK THA TOWN」
もうこんなに大人になっていたのか。という驚きと共に、この人たちは未来のエンターテイメントを引っ張っていく人たちなのかもしれないと、そんな若い希望の光を見つけた瞬間だった。
お聴きいただいた方はお分かりかと思うが、この「ROCK THA TOWN」は、アッパーでソウルフルなナンバー。ライブでは序盤で流れる定番曲だ。この曲がかかれば、それは楽しい時間の始まりの合図のようで、何度聴いてもゾクゾクする。
今聴いたって十分新鮮な1曲であるが、リリースされたのは2017年。今から4年も前の話。メンバーの平均年齢も二十歳前後の頃の一曲だ。Sexy Zoneの音楽はここから更に豊かに発展していく。
#2 NOT FOUND
これは記憶に新しい、2020年の曲。『Sexy Zoneの存在証明』『Sexy Zoneの宣戦布告』そんなキャッチフレーズも持つこの曲は、亀田誠治編曲のピアノロックナンバー。ジャジーで大人な一曲。
個人的な見解ではあるが、私はこの曲をSexy Zoneの『反抗期三部作』の終幕だと思ってる。
これは彼らの大きな魅力の一つであるが、
Sexy Zoneの音楽は成長していく。
前章にも少し記載したが、キラキラのトンチキアイドルソングから始まり、5周年頃を節目に少しずつ等身大のポップナンバーが歌えるようになる。そこからさらにリアルさが増し、実力をつけて今の大人な表現力に繋がっていく。
この『リアル』の部分を作ったのが「NOT FOUND」そしてそれ以前にリリースした2曲「RUN」「麒麟の子」だと思ってる。
「麒麟の子」は、ドラマ「ブラック校則」の主題歌で、その校則に疑問や不満を抱くストーリーと、『当たり前』に疑問を持ち反発していく歌詞がリンクし、まさに大人や世の中に反抗していく一曲だ。
2曲目の「RUN」は応援歌として比較的広く知られているが、今までのSexy Zoneの応援歌がゼロからプラスになる応援歌だとしたら、「RUN」はマイナスからゼロ、それ以上を目指すような、反発心のある曲だ。
止まらないで 止まらないでよ
僕らはまだ始まったばかりさ
[RUN/Sexy Zone]
この歌詞が2020年、時が止まった多くの人々の心に響いただけでなく、足掻く彼らの姿ともシンクロし、心が引っ掻かれたような気持ちになるのだ。
そして、3曲目の「NOT FOUND」
物足りないや 物足りないんだ
夢のまた夢のまた夢
中途半端 こんなプライド 丸めて捨てようか
[NOT FOUND/Sexy Zone]
10年目を目前に控えながら彼らが表現したものは、無骨で、何かを欲してて、どこか切なげで、そして何より強い意志を感じる1曲だった。
最初のワンフレーズ
陰でなんか言ったって 意味もなんもないんだろう
無感情がつぶやく 無責任を吐き出してる
[NOT FOUND/Sexy Zone]
これを聴いた時に、アイドルが、Sexy Zoneが、こんなリアルで荒んだ現実を歌うのかと衝撃を受けた。
このDance.verはリリックビデオ調。
しかもこの曲のrap詞はメンバーの菊池が書いている。
What I wanna do… 笑われることも慣れてる
パラレル?変わらず 時は過ぎてく
[NOT FOUND/Sexy Zone]
本人がラジオで語っていたのだが、この歌詞には下積み期間が浅くデビューした自分達は、笑われることも幾度とあり、「だから笑われることには慣れてるぞ、笑いたきゃ笑え、でもここで俺たち一発かましてやるからな?」という決意表明と、
同期がJr.として活躍していく中で、デビューしてから進んでいったSexy Zoneの時の歩みは同じ様に見えて実はパラレルワールドの様に異なり、「俺らは俺らの時間でやっていく、やっているんだ。」という意味が込められているらしい。
入所早々にデビューし、キラキラなエリートアイドルだと思われがちな彼等の葛藤や泥臭さもここで一気に表に吐き出された感じがした。
この『反抗期三部作』でSexy Zoneが表現したのは「痛み」だと思う。
どんな美しい芸術だって、ただ綺麗なだけじゃ人を魅了出来ない。
Sexy Zoneはここで一種の「痛み」を表現し、『アイドル』というアイコン的な存在から、『等身大の20代』という身近な存在として、よりリスナーの近くに歩み寄ってきた。
そのことによって、彼らの表現力に磨きがかかっただけでなく、見る側の感じ取り方にも厚みが生まれたのだ。それは、「NOT FOUND」以降の曲だけじゃない。それ以前の曲でも新しい受け止め方になるから面白い。
こうしてSexy Zoneは、人として寄り添う、優しさと強さを持つグループへと成長を遂げていった。
#3 LET’S MUSIC
この曲は、今年2021年、「NOT FOUND」の次にリリースされた曲。
反抗期を脱した彼らが次にリリースしたのは、ゴキゲンすぎるファンキーチューン。ノリが良くお洒落な曲調と、それに反して(?)すっとこどっこいなMV。もう全てにおいてシャレが効き過ぎていて、スタンディングオベーションものだった。
曲名が「LET’S MUSIC」なんだから、それはもう、『Sexy Zoneと楽しむ音楽の時間ですよー!』と大声で呼びかけられているようなもの。
なにそれ、すっげぇ男前じゃん…。
と思わずにはいられなかった。この曲は10周年イヤーを迎えて初のシングル。10年かけてさまざまな音楽に触れ、表現してきた彼らは、もうなんだって歌える。
「J-pop?Jazz?R&b?Hip-Hop?House?Rock’n Roll?Dub-Step?Trap?Love Ballad? Tonight’s the night! let’s go!」
[LET’S MUSIC/Sexy Zone]
この曲が開いた扉の先は明るい。これからSexy Zoneはどんなエンターテイメントを届けてくれるんだろうと、ワクワクが止まらなくなった。
そんな彼らは、今年8月に極上のラブバラード「夏のハイドレンジア」をリリース
等身大で美しい恋模様を描いたこの曲ではまた「LET’S MUSIC」とは違う顔を見せた。
10年経っても青天井に新しい魅力を開花させ続けているんだから、それはもう恐ろしさすら感じる。私はとんでもない人たちを見つけてしまった…。
#スキな3曲を熱く語る
ということで、私の好きなSexy Zoneの3曲を熱く語ってみた。
「熱くって書いてあるから、思う存分書いて良いんだよね?」と勝手に解釈して、ツラツラと能書きを垂れてみたわけだし、ちゃっかり他の曲も紹介しているところは多めにみてほしい。
だって、3曲以上になってもいいってTwitterに書いてあったし。
【お題企画】Spotify @SpotifyJPに後援いただき、「#スキな3曲を熱く語る」で投稿を募集します!
— note (@note_PR) September 21, 2021
お気に入りの音楽や、自分の人生を変えた曲など、あなたの大好きな曲を教えてください!想いがあふれた結果、3曲以上になってもOKです。たくさんの投稿をお待ちしています!https://t.co/NrrQBbsqs8
それにしてもこの企画、with Spotify にも関わらずサブスクのないSexy Zoneの曲について長々と熱く語ってしまった訳だが、
いつかSpotifyでSexy Zoneの曲が聴けるようになったら、もっと大声で、気軽にSexy Zoneの音楽を共有したい!と、そんな願いを込めて書いていたりもする。
そして、そんな未来が近いうちにやってくることを心から願っている。
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