4月のはじまり:手術を終えて、これから
4月がはじまって10日、前回の投稿から約1か月。
なんとか予定通り、3月30日に無事手術を終えてきました。
「なんとか…」というのは、実は直前‥入院当日、なんなら手術当日まで謎の体調異変(本疾患の関係ないところでw)により綱渡り状態でした。
おそらく緊張から来たであろう謎の悪寒、のどの痛み、完全にコロナ疑惑(3回もPCR受けて全部陰性)など…予定通り入院&手術できるのかハラハラ&ドキドキだったのです。
これまでさほど問題じゃなかったことでも、コロナの状況だといろんなことをチェックしなきゃいけないので、なかなか大変。そんな中、ちゃんと治療が受けられてありがたいと思う限りです。
初の治療=手術
実は、手術がある意味、初の治療。そう、乳がんだとわかってから、私の場合は事前の治療などは何もなく、いってみれば手術が初めての「治療」だったわけです。(がんのタイプによって、治療法が異なるため)
さらに、乳がんの場合は手術をしてすぐに投薬治療=抗がん剤というわけでもなく、今回の手術でとったものを詳しく調べて、その病理結果の活動量や性質によってホルモン療法なのか、抗がん剤なのかなどが決まってきます。
病院にもよりますが、その結果が出るまで約1ヶ月。現在、術後10日ほどですが、今は待ち時間というワケです。
ちなみに、当初から入院そのものは1週間から10日ほどの予定で、私はもろもろ術後経過は順調で、火曜に入院して翌火曜に退院してました。あとは患部に溜まってくる水を抜くためと傷の経過チェックでちょこっと通院しているだけ。
それまでは、自覚はなくてもきっと体は頑張っていると思うので、ゆっくり休ませているところです。
手術を受けてみて
今回、私は右胸の全摘手術を受けました。
全摘なのか部分切除なのか、この判断も自分に託されたわけですが、率直な感想としては「胸って体の外側についてるのね」ということ(超冷静でモウシワケ💦)。
今はまだ手術の傷が完全にくっついてないし、腕の可動域に影響はあるけど、じっとしてる分にはほとんど支障がない…言い過ぎかもしれないけど、本当に一瞬忘れてしまうくらいなのです。なるほどー、と人の体の不思議を認識しています。
すっぱりなくなった右胸の見た目に関しては、もともとあまり抵抗ないと思っていた予想どおり、「おぉ‥本当にない!」と医療技術すごいな!と感心してしまったくらいです。今のところ見た目よりも早く傷がついて修復する日が待ち遠しい✨
で、術後は思った以上に元気。
もちろん切ってるので痛いけど想像してたほどではないし、翌日なんて「え?」っていうほど痛くない。動かせるようになる術後5日位とか、遮断された神経が修復されてくる1~2週間後のほうが痛みは感じてきます。
「痛くても固まっちゃうから、できるだけ動かしてくださいねー」という助言に従って、ひとり拷問(笑)。「うぉー」「よいしょー」とか言いながら、必死こいて手を上げたり、肩を回したり…。
日常生活的にはそこまで不自由してないので、運動面でいえばラジオ体操をできるようになるあたりが目先の目標ってところでしょうか。
乳がん治療の記録をつづること
すこーし落ち着いてきたので、これから今後のためにも少しずつ思い起こしながら&リアルタイムも兼ねて乳がんの治療記録を書いていこうと思ってます。
ほんの2か月前の私のように、ある日突然「乳がん」に向き合うことになった人、生検結果を待ってる人、もしかしたらこれから治療を受けることになる人…ちょっとでも有益で、気持ちがちょっと軽くなるような情報や経験を伝えられたら。
乳がんの性質も、物事の感じ方も、本当に人それぞれで、一人ひとりまったく変わってきます。だから、ひと言で「乳がん」といっても、タイプもステージも違う私の情報じゃ役に立たないし、参考にならないという人もたくさんいると思います。
でも、私も他の人の経験談を読んで気が楽になったり、元気をもらったりしたので、少しでもそんなものになったらいいなと思ってます。
次回からちょっとずつ、さかのぼっていきますね♪